noharra

フォーラムへの返信

15件の投稿を表示中 - 1 - 15件目 (全18件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #1849 返信
    noharra
    キーマスター

    パレスチナ連帯ソウル女性デモ

    ガザで殺される危機にある人々(特に子どもと女性)に対して、全世界の人々が声を上げている。世界を少し変えないとこの殺戮は終わらない。
    連帯を確認し、声をあげよう。

    #1848 返信
    noharra
    キーマスター

    長周新聞というのを送ってくれる人がいる。

    下記の記事が気に入ったのでシェアする。

    #1836 返信
    noharra
    キーマスター

    尹錫悦 (ユン・ソンニョル 2022.5-)政権などについて勉強不足なので何も分からない のですが。
    徐台教(ソ・テギョ, 서대교)さんの発言をメモしておく。
    「https://twitter.com/DaegyoSeo/status/1768098690185793972
    冗談抜きで書くけど、韓国のニュースを毎日あれこれ見ていると、本当にもう、社会が良くなる可能性がほとんど無いことが分かる。「韓国人は危機に強い」と楽観的な視点を持つ人はまだ多いけど、それは単なる現実逃避でしかないと思う。選挙で野党が勝てば済む問題ではとうに無くなっている。

    「進歩派政権がもう一期続いていたら違ったかもしれない」という反論も可能だろう。あまり同意するものではないが、もしそうだとしても、そうならないのを含めた総体としての韓国社会があるのが現実。2024年3月14日」

    わたしたちの読書会はセウォル号事件(2014年4月)から始まったので。(野原)

    #1833 返信
    noharra
    キーマスター

    ・・昨日はありがとうございました。
    キム・エランはもっと丁寧に読むべきだなと分かりました。○○さんのお話も聞きながら。人がどんな壁紙の下で暮らしているのかは、ふつう人が意識しないことです。そういうことを含めて書いているキム・エランはやはりすごい。(野原)

    #1832 返信
    noharra
    キーマスター

    メモ (野原による)
    沈黙の未来、読みにくいですね。 小説でもないようだ。
    少数言語の消滅についての感想を、SF的に拡大し小説みたいな形にしたものだろう。だから、SFとしての構造、トリックとかを求めるとかえって混乱してしまう。
    これは言語の死についての話。それは語りえない。無理に語ろうとするとこのような形になる。

    外は夏 というフレーズは、p162とp189にでてきます。「風景の使い道」に。 
    内部では雪が降っているのに/ 外は夏
    父は山間の僻村に育った /高度消費社会
    タイ/韓国
    四角い湿布を貼ったおばさん/ ビキニ

    人は二つの相容れない世界を同時に生きている、ものなのかもしれない。
     それは無理なことなので、例えば、主人公の父親に対する拒否のように、悲劇的なことも起こる。
     そして、犯罪を犯されたり、犯したりしても、人は生きていくしかない。
     良いことはあっという間に過ぎる。だから、ちゃんと記憶して、決まった場所にしっかり刻んでおかなければいけない。 155

    以上、メモでした。

    #1831 返信
    noharra
    キーマスター

    田坂さま
    お手紙ありがとう。
    2回読まれたのですね。
    私は吉川訳に続いて、1,金素雲訳 冬樹社・現代韓国文学選集1 を借りたのですが、借りただけで呼んでません。

    崔仁勲(チェ・イヌン)『広場』について
    (1)「中立国」
    分断文学というものがあるという。北と南という分断状況を描く。

    この小説は、北と南の両体制とそれを支える思想を全否定してしまった、稀有な作品と言える。
    北と南の両方を否定することはできない。今でも多くの人がそう信じている。そんなことはない。「中立国」という選択肢は実際に存在してる。これを言うためにこの小説は書かれた。
    朝鮮戦争で国連軍に捕らえられた北朝鮮と中国の捕虜は約17万人。そのうち、北朝鮮と中国に帰りたくないという捕虜が約5万人居た。捕虜の行く先については国際的な激論が続いた。その中で「北にも南にも行きたくない」という選択肢も設けられることになった。
    A:「スターリン主義におけるマルチンルターは、まだ現れない。クレムリンに反抗する人は、異端審問所で火あぶりにされた。権威は今も健在だ。p223」2024年になっても。
    B:南では:「政治の広場ではいがみあっていた人たちが、裏道にたくさん造られた屋根つきの小さな広場、すなわちバーやキャバレーでは共犯者のように酒を酌み交わします。不正に得た金がばらまかれ、戸口でバイオリンを弾く卑屈な芸術家の顔に札束が投げられます。p64」
    そんな闇市みたいなのはずっとむかしの話だと思っていた。しかし今年の自民党のパーティー券問題では2千万円現金を机に突っ込んでましたみたいな話が平然と語られる。
    Bを聞いた以上、そしてそのような情況から日本が抜け出せない以上、私たちは日本を拒否し、できれば出ていく。そのように生きるのが普通ではないか。(ガザの惨状からもそう言える。)
    「トンムはどちらに行きたいですか」
    「中立国」p226

    「中立国」とは何か、実際にそこで生きていくことができるのか?それは問題ではない。それが存在するならば、そこにたどりつくことができるし、生きることもできる。作者はこう言い切っている。
    ファンソギョンや金時鐘が何十年も悩み、ついに「北」を全否定しないという途を選んでいるとき、崔仁君は高校生の時にたどり着いた「北の全否定」を撤回しなかった。

    私はこの明俊の「中立国」という選択は正しいと思う。選択としてというよりもむしろ思想の方向性として。
    人はしばしば、北か南か、左か右かといった1次元的にものごとを考えてしまう。しかし、共産主義と資本主義は全く違った種類の思想であるのだから、X軸とY軸というように2次元的に考えるべきだ。であるとすれば、Z軸方向というものにも存在の権利がある。それがここでいう「中立国」である。

    日本では1960年安保闘争の時に〈反帝反スタ〉を掲げて新左翼が誕生した。〈反スタ〉とはまさに、上記Aのような問題意識である。具体的には北朝鮮と中国、それにソ連という国家が掲げる理想をまったく信じないという態度である。北朝鮮と中国の国家に人権侵害が多いということを認めつつも、それを否定することは米帝などを利することになる、そうした思考法が捨てられない人がほとんどであるが、そのいきつく先が現在の悲惨である。
    私たちは、崔仁勲(チェ・イヌン)『広場』で「中立国」という思想を学ぶことは容易にできる。なぜならそれはわたしたちが昔から知っていたものだったのだから。しかし自分の身体でそれをはっきりつかみたい。それがかなりの危機を招き寄せる可能性があろうとも、それは少し怖いことではあるが。
    私が〈反帝反スタ〉と呼んでいたもの、それには一定の普遍性があると思う。(この項終わり)

    私が大学生のときから(ある意味で)信じている〈反帝反スタ〉という思想を、この「中立国」にどうしても重ね合わせたいと思ってしまいます。
    結末に希望がない、と田坂さんは言われますが、たしかに「別の次元への跳躍」は「こちらの次元」からは死去(あるいは脱落)にみえることもあります。しかし本人から見ると、どうかはそれほど明らかではないと思います。例えば会社で一生窓際族として生きるなど、ぬるい例ではそのような生き方もありえましょう。
    これだけは言いたいと思ったので、書いてみました。
    ありがとう、ございました。
    野原燐

    #1830 返信
    noharra
    キーマスター

    田坂さま
    お手紙、ありがとうございます。

    「科学・技術」と「社会的なものごと」の分離という注目点は興味深いですね。
    理科系と文化系に社会・人材が分けられていて、領域横断的判断ができないので、問題が起こっていることは多い(気もします)(日本では特に)。原発問題、気候危機問題、などなど。

    20世紀文明の印象的場面としては、でかい工場で流れ作業で自動車を作ったりするシーンがある。その裏側には、「こびと・ボール」にある過酷な労働がある場合も多い。

    p206「作業をしているときの自動旋盤はまたとなく美しい。僕が見た旋盤はそのとき、タイヤのエアバルブのねじを削っていた。工具台が主軸の回転をリードスクリューに伝え、バイトが工作面にらせんを描いて小さい可愛いねじを削り出す。」
    「バイト」という言葉が分からなかったですが、ググるとありました。
    https://sakusakuec.com/shop/pg/1sbite01/

    魔法のように感動を与え、美しいだけでなく、世の中の役にたっている。素晴らしいですね。

    科学技術は本来、ひとに感動を与えるはずのものなのに、そうなっていないのはなぜか?
    科学技術は本来誰でも触ることができるはずのものなのに、逆になっている。進歩が進むほど少数の人しか接近できないようになる。それはまちがっているので、そうじゃない社会を作っていくべきだ。
    「自動旋盤、工具旋盤、ねじ切削旋盤、ねじ研磨機、ドリルマシン、フライス盤、そして小さな溶解炉が設備のすべてだ。」という表現の背後には、そういう思いがあるのかもしれません。

    コンピューターの発展のおかげで、だれでも無料でプログラミング言語にアクセスできるようになった。また、SNS、youtubeなどでの自己発信も容易にできるようになった。
    ただ、みながうまく使っている社会にはなっていません。

    科学・技術というテーマを、この本を読んで見つけ出す人も少ないでしょう。
    とても刺激を受けました。ありがとうございます。

    メールでの返信で、申し訳ないが許してください。
    野原燐

    #1829 返信
    noharra
    キーマスター

    パク・ソルメ「じゃあ、何を歌うんだ」 メモ   野原燐 2023.9.1

    1,サンフランシスコでヘナに会う。
    韓国語が堪能じゃない韓国系アメリカ人:韓国について無知だが、韓国アイデンティティを求めている

    日本について無知だが、日本アイデンティティを求めている:ネトウヨと同じ

    ヘナの父はアメリカ人で、韓国人だった母親は10年前に死んだ
    ヘナの韓国人アイデンティティは不確か。
    私には説明することが何もない。:韓国人アイデンティティは確実、という差異。

    (ユギオ、1953.6.25 と同じく韓国人なら誰でも知っている日付)
    518、オ・イルバル、May eighteenth=1980年5月18日から27日にかけて大韓民国の全羅南道の道庁所在地だった光州市を中心に起きた市民による軍事政権に対する民主化要求の蜂起。
    (815は日本人にとっては終戦記念日、韓国では光復節)

    2,memo
    「そこ、私の故郷だよ」
    なぜ驚くのか? (ヒロシマとの類似)

    「アイルランドの血の日曜日、チリのピノチェット」「(どっちかっていうと)疑問の余地がないこと」
    カリフォルニア大学バークレー校:人権や反虐殺の価値が大声で唱えられるべき場所

    ・ニューヨーク・タイムズに載った記事を編集したもの
    ・字がぎっしり詰まったA4用紙が3,4枚だったが、意外とすぐに全部読めた。
    私も類似の会合をやっているが、うまく発表できない。語られること(人権や反虐殺)とそれを学び糾弾する主体の距離が適切に取れていれば「理解」は簡単だ。
    (韓国・中国を日本人が論じる場合、その「距離」がうまく取れない。)

    ・その話は間違ってはいなかったが、いくつかのカーテンがあった。p65
    ・massacre 残忍な方法でたくさんの人を殺すこと p66

    ・中年の白人男性に誘われる
    「なるようになっちゃったらと」のささやき
    光州の事実を背負うことの重さ、逃げたい p67
    ・「虐殺2」外国の人の詩 のようだった
    夜の路地で誰かが殴られる詩だった

    ・大きな鍋でニホンシュを熱して飲んでいた 68
    ・「光州city」
    ・済州島でも人がいっぱい死んだでしょ?
    と何でもないことのように言った。

    ・やせて洗練された服装の中年男 京都のインテリ

    ・キスしている男女の男
    「あの歌、かけてよ」 2009年斉唱取りやめ(1997年から)(2017年 文大統領により復活)
    ・「あの歌聞いてどうするんだ」
    「聞くのが嫌だから。ほんとに聞きたくないから」(アディダスのTシャツ) 76

    ・何を? 「光州で人々が死んだこと。そこに人々がいたってことです。」
    ・わたしたちは年を取った人間だから。 と日本人が p81
    「説明するように言う」
    男にとってそれは知識の対象でしかない。しかし人が生きる/死ぬことは知識の問題ではなく存在の問題だ。

    ・とにかく私はそこに立つ人ではなかったし、そこに立つのは誰か言える人でもなく、(略)ただ手のひらを空中に差し出す人だった。 p81

    ・光州のあの夜に、特別に大声で何ごとかを語る人々はいなかった。84
    ・君も光州の人でしょ・・・反応もせず 85
    ・ただ、私の前には何枚ものカーテンがかかっていて、私にはその先へまっすぐに歩みでることができないということ、それだけは確かだということだ。

    (・金 正煥(キム・ジョンファン、김정환、1954年 – )は韓国の詩人である。ソウル特別市出身。.
    関係: 大韓民国、ネイバー、ソウル大学校、ソウル特別市、創作と批評、韓国作家会議、詩、詩人、朝鮮語

    ・我ら、貧しさの共同体よ。
     第三世界よ、共同体よ。)

    #1827 返信
    noharra
    キーマスター

    ハン・ガンの『少年が来る』について はブログ書いてます。

    ハン・ガンの『少年が来る』について

    『光州 五月の記憶』尹祥源(ユンサンウォン)評伝について

    『光州 五月の記憶』尹祥源(ユンサンウォン)評伝について


    有名な『ニムのための行進曲」は、光州事件の犠牲者で市民軍の指導者ユン・サンウォンと1978年に不慮の事故で亡くなった労働活動家パク・ギスンの追悼(霊魂結婚式)のために制作された。そのユン・サンウォンの評伝。読みやすく良い本だと思う。なぜ人々が立ち上がり、死を恐れず抵抗し続けたのかが、少しは分かる。
    野原

    #1826 返信
    noharra
    キーマスター

    田坂さま
    いつも長い手紙をありがとうございます。(2023.7.10)

    昭和34年(1959).4.10〔19歳が皇太子夫妻に投石〕
     東京都皇居前で御成婚パレードの皇太子夫妻が乗った馬車に、長野県の浪人生(19)が投石し、さらに馬車に駆け寄ってよじ登ろうとしたが、警官隊に逮捕された。「天皇制には反対だ。こんな人を集めて道を開けさせるなどけしからん。引きずり落として訊いてみようと思ってやった。ふたりが結婚するだけで2億3千万円もつかっている。税金は福祉事業につかうべきだ。こんな馬鹿げた行事は今後いっさいぶちこわしてやる」
     https://remmikki.livedoor.blog/archives/5199808.html という事件があったのですね。私はまったく知りませんでした。
     
    「中山建設」という奇妙なお名前の青年。

    三島由紀夫も深く感動したとのことですね。
    《そこではまぎれもなく、人間と人間とが向い合ったのだ。馬車の装飾や従者の制服の金モールなどよりも、この瞬間のほうが、はるかに燦然たる瞬間だった》――。また、こうも述べている。
    《それにしても人間が人間を見るということの怖しさは、あらゆる種類のエロティシズムの怖しさであると同時に、あらゆる種類の政治権力にまつわる怖しさである》(三島由紀夫著『裸体と衣裳』より引用)

    田坂さんは幼くして非常に鋭い感受性をお持ちだったんですね。

    2014.6.29日の新宿での焼身自殺事件のことを思い出しました。
    「安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認に反対したものといわれるが、なぜ新聞やテレビではあまり報道されなかった」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/fd609fa665e22b8f44200a4b0261dc771bd7c43d
    とされます。
    https://www.facebook.com/watch/?v=1502845223267301
    衝撃的動画がありました。
    政治的なメッセージを衝撃的な手段で訴えたものであり、権力に都合が悪いのでむりやり報道を少なくしたものだと思われます。

    「中山建設」事件も非常に明確な政治的メッセージのためのものだったのに、そのようには報じさせないとする強い意志が働いた。むりやり「精神異常」にしてしまった。
    今回の、山上の勾留の場合も、非常に長期間の精神鑑定を行いました。マスコミなどの市民との交流を閉ざし、なんとか本人が発言することを抑圧するという強い意志がありました。

    「優しい暴力」というにはちょっと強すぎる気もします。
    投石し、さらに馬車に駆け寄ってよじ登ろうとしただけなら、障害でもないし、大きな罪ではありません。しかしこの人はたぶん一生村八分にされたのではないでしょうか。

    というように思いました。

    (今回もちょっと、手紙を分けます。後半はまたいずれ。)
    野原燐

    #1820 返信
    noharra
    キーマスター
    #1812 返信
    noharra
    キーマスター

    以上、4・ファン・ジョンウン 年年歳歳のp162にある「洋(ヤン)セクシ」という言葉、からいろいろ思いついたこと、でした。

    #1734 返信
    noharra
    キーマスター
    #1671 返信
    noharra
    キーマスター

    10/29、ソウルのイテウォンという繁華街で、大変な雑踏事故が起こりました。
    あってはならない事故で大勢の若者がなくなったので、セウォル号事件を思い出した方は多かったようです。

    —————
    https://mainichi.jp/articles/20221030/k00/00m/030/309000c
    「ここで転んだら…」 ソウル雑踏事故直前の現場 腹部圧迫声も出ず

    「少なくとも前日の夜も同じ状況だったはず。」
    事実だとしたら、2014年のセウォル号事件から何も学んでいないことになってしまう。

    斎藤真理子著『韓国文学の中心にあるもの』でキム・エランの文章(「傾く春、私たちが見たもの」『目の眩んだ者たちの国家』矢島暁子訳、新泉社)が紹介されていた。その一部

    関係者たちが責任逃れをし、利害の算段をしている間に、一部だけ顔を出していた船体が海の中に完全に沈んでいくのを「見た」


    ——————-
    twitterである方が、この本を引用していた。キム・エランp14

    #1663 返信
    noharra
    キーマスター

    田坂から野原宛手紙(ホン・チョルギ論文感想など)1〜3 10.23日
    田坂手紙01
    田坂手紙02
    田坂手紙03

15件の投稿を表示中 - 1 - 15件目 (全18件中)