図書館にネトウヨ本問題(2)

続き。http://666999.info/noharra/2022/12/28/toshokan/ に対して
1月25日付で 返事が来ました。

図書館からの返事(1)

2月7日付けで 再質問しました。

□□市産業文化局 生涯学習部
読書振興課 担当課長 様
2022.2.7
□□図書館の選書について(2)(質問)

回答ありがとうございます。

1.□□市立図書館資料収集に関わる基準に基づいて、購入されているとのことですね。
「市民の文化的生活の向上に役立つ蔵書構成を構築するため、計画的・系統的に収集する。」とあります。
私の質問した124点の図書は、「市民の文化的生活の向上に役立つ」とはかならずしも言えないと思います。

2.日本には長い歴史と豊かな文化があり、それを学び愛するのは大事なことです。しかし、だいたい1935年の国体明徴声明以降の日本では、天壌無窮の天皇崇拝思想が極まり、八紘一宇「全世界を一つの家にすること」が強調され、アジア太平洋戦争に至りました。
このような体制下では、思想の自由がなく、また図書館の自由もありませんでした。
そこで、戦後教育勅語の排除にともない昭和25年に図書館法が成立しました。したがってそこで謳われた「健全な発達」「国民の教育と文化」とは、そのような歴史の反省の上に立ったものだと理解できます。まずもって「多様な対立する意見がある主題」であると理解するのは間違っていると思います。
どのような諸意見が対立しているのだ、と認識されているのでしょうか?

3.その前提の上で、私の質問した124点の図書は不適切なのか?そうでもないのか?が問われます。
それぞれの観点の資料をバランスよく収集した結果だと、書かれていますが、具体的にどのような本(百冊以上)とつりあっていると思われているのですか?

4.私の質問した124点の図書は、選書委員会によって自主的に選ばれたものでしょうか?それとも市民からの購入希望によって購入したものでしょうか?一冊づつ示してください。数人の市民の希望により、偏った選書になってしまったということはないのでしょうか?

5.傷んでいない本は無償譲渡するとの回答ですね。市民の教養を高めることができる値打ちのある本だと理解しているということですね?

6.「概要」のp15では、寄贈の本が、3744冊もある。これはどのような本ですか?
私の質問した本のうちに寄贈の本はありますか? もしこのような偏った思想の本の寄贈を受け取って使用しているなら大きな問題です。

7.「外国人に対する偏見や差別は、異なる民族・国・地域・文化等について正しい理解がなされていないことなどが要因となっている」と、第2次□□市人権教育・啓発に関する基本計画にはあります。
わたしの提示した本には他国についての正しい理解を妨げる記述が存在するのではないでしょうか?


返事がないので、2023年11月に担当者に会いにいきました。

http://666999.info/noharra/2022/12/28/toshokan/
http://666999.info/noharra/2023/02/18/toshokan2/
前に書いた問題に、つまり2/7に私が再質問してから、一度電話催促しただけで返事がないので、どうなっているのか?聞きに行ったのです。

中央図書館のMさんという女性、資料チームのチーム長に、11/28に会いました。
相手はもう一人のひとと2人でこちらは一人で会いました。

124冊のうち、図書館が選書会議で自主的に選んだものが32冊、残り92冊は市民の希望によるもの、だとのこと。(これは確か前に電話で聞いていた。)ただし希望といっても、選書会議には掛けるとのこと。

市民の希望に対して、「この本は偏っているから入れない」という回答はできない、ということでした。

これらは「ある思想傾向」というよりも、20年ほどまえから始まった特定の運動であり、インターネットで嫌韓など中国・韓国に対する差別的発言を流行らせ、雑誌でネトウヨ的文章が主の雑誌を出し、本を出し、また政治家もそういう傾向の発言をするなど、一部の人たちがぐるぐる回る運動体を作り上げているものに過ぎないのだ、私としては、指摘しました。
市民には違いないとしても、特殊な人々にすぎません。そして、これらの本は内容がほとんどおなじようなものが繰り返し出されるので、本屋に並ぶのは数ヶ月だけです(たいていの本がそうなのですが)。ところが図書館に買われると、一般の図書と並んで何年も開架式本棚に並ぶことになる。これは市役所が特定の人たちのために、何年間も本を権威つけ宣伝してあげていることになる。極めて不当だ。
と力説したのですが、全然とりあってもらえませんでした。
希望をした本はほとんど買ってもらえることが多いようです。

ということで、まったく成果がなかったという報告でした。

図書館は私が日々親しんでいる最も身近な施設なので、今後のために少しでも手がかりを作りたいと思ったのですが、ダメでした。

なお、4月に電話催促したとき、Mさんは慌てたような感じで、返事出しますと言ったのです。だから待っていたのです。ところが、今回会うと、電話で了解してもらったので返事は不要と理解していたというのです。虚偽です。中年女性ですが司書の仕事とかにもさほど見識のない、今どきの忖度公務員なのでしょう。

とりあえず、報告まで。