予定

 デリダの『死を与える』を読んだので、特攻隊員が<死を与える>に至った思考過程を、デリダの考察とを照らし合わせて考えようと思いました。

・・・難しそうでくじけそうなので、予定だぞ、やるぞ、という決意表明をしておきます。

松下昇についてどこから語ることができるか?

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2887146*1

松下昇についてどこから語ることができるか?

まず遺書を引用する。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/11000101

として遺書を引用しました。

ですがちょっと思い直して削除しました。

どうも文体がぶっきらぼうで、読者に語りかける方向性が

はっきりしないからです。

どうしたらいいかな?

坂本さんの文章も、自閉的な他人に開かれていない難解な文章と

一般的には評されるだろうと思いますが、

Uさんはそれほど異和感はなかったですか?

どうもこのMIXIという場の性格もよく分からない。

今まではインターネットに繋ぐことさえ出来れば見れるサイトやブログを作ってきました。

インターネットは世界に広がっている、誰でも対等とかオプティミスティックに言う人がいますが、実際にはそこに前提されている文化を共有しないと入れないわけで、少なくとも最低限の知力と資力がないものは排除されています。おそらくそのような排除された者たちを目の前にいる者たちより重視する(しようとする)のが松下の方法論だった、とも言えるように思います。

そこでネット一般よりさらに限定された場で展開することの意味は何か?と考えるとすぐには答えが見つかりません。

・・・

どうも消極的ですみません。

*1:入会希望者はメールください。

概念集(2への序文の位相で)

概念集(2への序文の位相で)

 概念集・1を刊行してから、次のようなことが気になった。項目別に記すと、

一、このパンフに現れている項目群の集合の排反領域は何であり、排反領域の可能な限り広くを深く占拠していくにはどうすればよいか。

二、これまで人間は〈概念集〉にどこかで対応する試みをさまざまにおこなってきているが、これらの言語表現や表現総体の構造は、どこへ何かっているか。

三、私たちの発想や存在様式が変換する瞬間に最も力を及ぽすもの、そして私たちの発想や存在様式の中に最も長く残るものは、概念ではなく反概念としての像なのではないか。

 これらのヴィジョンが、項目とか言葉になる以前の場所でゆらめいていたのを主要因として、概念集・2~の可視的な作業の殆ど進行しない段階が持続した。

 いま、やっと、前記の三項目に(夢の中で模索したり、メモに記したりする水準を飛び越して)いきなりワープロに〈書く〉という作業によってたどりついているので、これを手掛かりにして、半歩でも先へ進んでみよう。この〈半歩〉性は、すぐに記述しうるものではないが、それと共に、常に渦まき、表象化しているものでもあるから、ここでは二月に打っておいた〈概念と像の振幅〉を、次ぺージに模索の開始点として掲げておく。

註一、〈概念〉の像よりは〈概念集〉の像に、〈私の〉よりは〈表現情況の〉重力が集中していると考えている。また、概念と像は、静止的に対応させて関連をとらえるよりも、時間(音を含む)を媒介する領域に入りこむ、ないし、その領域を突き動かそうとする過程で関連をとらえる方がよいのではないか。(〈瞬間〉の項目参照)

二、〈概念と像の振福〉で二月に予感していた…集(映像集)は、五月の〈神戸大学闘争史…年表と写真集〉としても現れており、また、これまでのパンフ群が帯びている放射性の時間から包囲性の時間を発見して、六月に批評集・α続篇を構想したのは、時間の像と概念を往還する試みの一つでもあった。

三、これまで刊行してきたパンフ群は、それぞれの位相で他の系列と相互に包括しあっている。(計論過程のレジュメ等は希望者に配布可能)このような関係を強いる力を逆用して、概念相互、像相互、全ての試み相互の関係の追求をしていきたい。

           ~一九八九年七月~        松下昇

(p1『松下昇 概念集・2』 ~1989・9~)

概念集・2   目  次

概念集(2への序文の位相で)    1

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051204#p1

概念と像の振幅           2

技術                3

無力感からの出立          5

自主講座              7

自主ゼミ              9

連続シンポジウム          11

http://members.at.infoseek.co.jp/noharra/itbe3.html#sympo

大衆団交              13

一票対〇票             14

参加                15

瞬間                17

表現手段(過程)          19

年周視差              21

生活手段(職業)          22

華蓋・花なきバラ          24

メニュー              25

訂正                27

六甲あるいは〈 〉空間の方法    29

中道右派 『>人を売国奴だの無知だのなんだのと罵っておいて、御自分に礼儀があると信じていらっしゃるところに心より憐れみを覚えます。

私もあなたに哀れみを覚えます。私のそのコメントの前に、『私はあなたから得るものは何もない』という、明らかな事実誤認ないし事実と違うことを知った上での印象操作または挑発(しかも覚えているだけで2回目以上)をしていたことが、私の上記発言を招いたことにお気づきにならないとは。

正直に言えば、あなたは私より歴史資料や歴史学説には精通されているようですが、それだけです。法的視点と政治的視点については、私の方が明らかに優れています。それは、ここの数少ないであろう読者には、明らかです。

>>喧嘩を買った?

バカを言いなさんな。あなたが勝手に野原氏を中傷したのが先でしょうが。私はそれを恥知らずの行為だと指摘したまでです。

それについては、ずーっと前に、野原氏にご容赦くださいと謝っております(1回目の誤謬)。あなたはそんな前のことを、しかも他人なのになぜか怒っているのですか?とても不思議です。しかも、私が最初に野原氏を誤解から批判した原因は、あの時は私の非が明らかだったので言いませんでしたが、野原氏が慇懃無礼に挑発してきたことにもあるんですよ。

そして、2回目の誤謬についても、私は自省の念を示したはずです。それでも蛇のように執念深く追及するなんて、やはり被害者ファッショの信奉者で、しかもそれは自分か自分がシンパシーを抱く者が被害者の場合にしか発揮されないという偏頗なものだったとしか思えません。

>それから「印象操作」という言葉が安売りなさっているようですが、それを立証したいなら陰謀論や「(歴史学の専門では全くない)『M2』もこう言ってるよ」みたいな「印象操作」は止めて御自分の力で積み残しを解決なさったらいかがですか?今のところ私の議論にあなたはまともに太刀打ちできていないことをお忘れなく。

また印象操作の繰り返しの天丼ですか。こういう断言って何回目ですかね?多すぎて数えられないかも。左翼系の方はこういうのが本当にお好きなようで、私もつい喧嘩を買ってしまうんですよ。未熟な限りです。

繰り返しますが、あなたが私に勝っているのは、歴史学的視点のみ。法的視点と政治学的視点では私が優勢なのは、ここの数少ない読者が、初めからあなたと私のやりとりを読み返せば分かるので、立証は容易です。

>このコメント欄はあなたの質問に答える為だけにあるのではありません。あなたが長文を貼り付けて容量をオーバーさせれば他の人は書き込めなくなるんですよ。そんなことも分かりませんか?

野原氏以外には、ほとんど私とあなたしか書き込んでいないブログで、他の方に遠慮する必要があるとも思えません。他の方からは、たまに短くて冷静な突っ込みが入る程度でしょ?

>「野原氏にアクセス禁止処分をされたもようです。今後全てのエントリにアク禁される可能性もあるかもしれないので、ここに最後になるかもしれない私の返事を書き込み、ウェブ魚拓もとっておきます。まさか、野原氏はあなたと同一人物で、自分で勝利宣言して直後にアク禁にして、私が逃げたと印象操作するつもりだったのではないでしょうね?」

>これが単なる質問?印象操作はそっちでしょうが(笑)

ん?適切な回答がなされれば不当な印象はすぐに払拭できるようにわざわざ質問し、その結果自分をさらに追い込んでしまったうかつなコメントを、印象操作ととる方がどうかしてますよ。印象操作ってのは、あなた方左翼が良く行うように、あたかも客観的事実であるかのように断言してこそ意味があります。こんなヘナヘナ質問コメントで野原氏やあなたに悪い印象なんか持ちませんよ。あなたが批判したように私の被害妄想と思われるのがオチです。

>ちなみに私は野原氏はアク禁にすべきだと思います。理由は大量のコメントを連日貼り付けてすぐに容量をオーバーさせ他の人がコメント出来ないから。

回答済みです。

>魚拓とりたいならとらせればいいんですよ。自分が勝ったと思っているなら自分でブログでも作って堂々と貼り付ければよろしい。出向きますよ、私は。

なぜあなたのブログをご紹介いただけないのでしょうか?

私は、アウェイで戦って勝つことが楽しいので、わざわざホームを作る気がしません。

>それからついでに。私へのコメントは私宛にして下さい。分かりにくいので。

そんな、野原氏宛てのコメントの内容まで熟読しないで下さいよ。しかも性格としては単なる独り言なのに、そんなところも読み落とさないとはw

その一方で、私がノーモア氏に直接宛てたコメントについては、誤解曲解が多いのはなぜなんだろう?

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070318#c1174804311

ノーモアはなぜ論点のすり替えを追及しないかですが。

(1)まずご自分が論点のすり替えを行ったと認めるんでしょうか(笑)

(2)で、吉見氏が論点のすり替えをやったということを実証してください。

これもまた「検索」でしょうか(笑)

(A1)認めませんよ。あなたが私による論点のすり替えが多いと指摘したこと自体は事実で、そのことを言っています。私はそれを認めませんが。

しかし、あなたがそう指摘したものは、全て私にはこの問題の最終かつ完全なる解決を果たすために必要なものばかりです。

そして、へイデン法訴訟濫発と類似した状況が生じ得る危険があることは、実は誤りではないのです。あなたはまだ気づかれていないようですが、実はヒントはあなたの回答コメント自体の中にもあります。

また、それ以外のあなたが論点のすり替えと指摘したいと思われるほとんどの論点は、実は、あなたのコメントに答えるために必要だから言及した論点にすぎません。これも、私とあなたのやりとりを初めから読み返せばすぐに分かることです。

(A2)それまで議論されていなかった広義の強制説が吉見氏の『資料集』で初めて登場したという事実(私の知る限り)。

これに対する反証は簡単です。上記著作刊行以前に広義の強制説を主張した学説の刊行物を呈示されればいい。でも、吉見氏自身が、自分が初提唱者みたいなこと言ってるからなあw』(2007/03/28 14:14)

* ノーモア 『>明らかな事実誤認ないし事実と違うことを知った上での印象操作または挑発(しかも覚えているだけで2回目以上)をしていたことが、私の上記発言を招いたことにお気づきにならないとは。

明らかな事実誤認?どこがでしょうか?それが誤っている事を実証して頂けませんか?私があなたから新しく得た知識は何もないので私からすればそれは事実としか言いようがないのですが。また検索しますか?(笑)

>法的視点と政治的視点については、私の方が明らかに優れています。それは、ここの数少ないであろう読者には、明らかです。

は?どこが?私がいつどこで論破されたのでしょうかw確かに私は法律家ではありませんが。で、法と政治的「視点」であなたがどこで優れているのでしょうか?

>あなた方左翼

私が左翼であることを実証してください。印象操作極まれりですね(笑)

>私は、アウェイで戦って勝つことが楽しいので

ホームで負けるのが耐えられない人ということですね。

>必要だから言及した論点にすぎません

え?なぜ私が売国奴だの被害者ファッショだのと罵られその為の釈明を求められなければならないのでしょうか?それが必要な論点?

>へイデン法訴訟濫発と類似した状況が生じ得る危険があることは、実は誤りではないのです。

実に興味があります。では法的「知識」に優れた海老さんの講釈をお聞きしましょうか。

>それまで議論されていなかった広義の強制説が吉見氏の『資料集』で初めて登場したという事実

不十分ですね。吉見氏が最初に「従軍慰安婦問題はまさに慰安婦の官憲による強制連行の問題こそが核心(本質)である」という趣旨のことを述べていなければ「すり替え」にはなりません。さあ、お得意の検索をどうぞ(笑)

あなたの積み残しの「検索」をまとめます。

・ホンダ議員の真の意図或いはそれを伺わせる発言

・事実ではない・認めるには不十分であったがバーターで仕方なく認めたという政治家(ちなみにあなたの論法を使うなら対外的に責任とるのは首相クラスでないといけないようですから宮沢氏、百歩譲って河野氏となります。また韓国から打診してきた人間がそのクラスであることもお示しください)

・横田氏の言及しているNGO中韓のロビーであるかどうか

・私が左翼であることの根拠

・吉見氏が論点のすり替えをしたことの根拠

大変ですねえ。宿題を溜め込んでしまうとw』(2007/03/29 08:20)

* ノーモア 『あなたが「野原氏を中傷したのが先」というのは認めてらっしゃると、で、こうなったのも相手にも原因があると言い訳がましく責任転嫁しようとして(左翼にウイルスメール送られたことがあるとか←知らんがな)、案の定その後すぐに同様のことをやらかしたと。いや、何ともはや素晴しい反省ぶりで。またやらかすんじゃないですか?あなた。

>私のコメントを誤解曲解して断言したり印象操作をされることが多いが

あなたの書き方がまずいのかもしれませんよ。何しろあなたは最初「政府や軍が主体的に関与していなかったら、それは朝鮮人が多かったという業者の責任です。」と言っておきながら私が主体的に関わっていたことを示すと「公安(←ここは大爆笑ポイント)と風俗業者の関係と何の違いもない」と言い出して、ではどこに「公安慰安所」があるのかと突っ込まれれば、「解釈の違い」だと逃げ、「ゆーき」さんからツッコミが再度入ったら、今度は問題は法的責任の問題だとすり替えた。しかもこだわっていた「公安」のくだりは単なるミスで最初から法的責任の問題を言っていたのだと。

こんな議論をする人の意図を全て酌める人なんていませんよw』(2007/03/29 08:50)

356 Re:春の弱酸

山尾悠子さんは幻想小説作家ですが短歌も作っているそうです。

http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/tanka20.html

よりコピペさせていただきました。

>>

角砂糖角(かど)ほろほろと悲しき日窓硝子唾(つ)もて濡らせしはいつ

腐食のことも慈雨に数へてあけぼのの寺院かほれる春の弱酸

http://replay.waybackmachine.org/20050131233356/http://otd9.jbbs.livedoor.jp/908725/bbs_reply?reply=356

派兵の根拠無し

小泉は「市評議会などの存在により治安は安定している」と衆議院本会議で述べた。が実際には、市評議会は24日に解散している。派兵は根拠を失ったので撤回すべきだ!!

恥ずかしながら

本に埋もれて暮らしていますなんていっても大層なことではなく、手に取る本に比べて読み終わる本が少ししかないというだけのこと。今日掃除(万年床を上げて掃除機を掛けるだけ)するといつものように二十数冊積み上がった。

 そこで六月からの読書計画*1

1.ルカーチ『若きヘーゲル下』

これは図書館から借りる。上は少し読んだだけだが下だけで良いことにする。

2.ヘーゲル『哲学史講義 下』今見るとアラビアの哲学からシェリングまで全部入っているから読んで損はなさそう。

3.本居宣長『古事記伝』 文庫本をそろえなければ…

4.『山崎闇斎学派』

5.漢文入門(いつまで言ってるのやら)

6.相良『伊藤仁斎』(図書館から何度借りても読めない)

7.ラシュディ『真夜中の子供たち 上・下』最近ブックオフで購入。(気が向けば読む)

他・上野千鶴子他『当事者主権』(買おう)

それ以前に読めそうなもの

・中山元『始めて読むフーコー』

・子安宣邦『日本近代思想批判』岩波現代文庫

・宋斗会『満州国遺民』isbn:4833105225

・松沢哲成『天皇帝国論批判』れんが書房新社(古本屋で購入)

・吉本隆明『「ならずもの国家」異論』

・仲能健児『インドにて』幻冬社文庫(マンガです、読むの忘れてた。傑作のはず。)

『デリダを読む』情況出版もせっかく持っているのだから少しは読もう。

本を読むなど愚かなことだ。ぼたん雪が舞っている。「 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。(三好達治)」みたな立派な雪だ。ここでは積もらず溶けていってますが。木の葉の上にだけ積もった。

*1:3/21までは、バタイユ/ヘーゲル/デリダを少し、それ以後は松下昇を読む予定

ファルージャ空爆

米軍によるファルージャへの攻撃をどう評価するのか、がおおきな論点です。死者は450人にも上るという、現地医師の証言もあるらしい。

http://nekokabu.blogtribe.org/entry-9d288b7761d6c12aa1dca8353ace1f1c.html

パレスチナ・ナビからほんの少し引用したい。

「ファルージャ空爆 ゲルニカを想って」

テレビで米軍のヘリや戦闘機がイラクにミサイルを落としている映像を見た。この4日間でイラクでは400人くらいの人が殺されているという。「テロリストを掃討する」って米軍は言っているが、ミサイルは「テロリスト」だけを選んで殺さない。こんなことが世界中からの非難を浴びずに──もちろん、非難している人もいるけれど、国連などで問題になっているわけではない──行われていることが異様だと思う。

4/10に「3人を救うために自衛隊撤退を」というスローガンは短絡的ではないか、という考察もある。

ちなみに「米軍によるファルージャ包囲で犠牲となった子供たちの遺体の写真がアルジャジーラのホームページにあります。」とのこと。(にゃにゃにゃにゃにゃさん発言より)

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/8CB7C17E-F69E-48A2-8034-DEA425192815.htm