金正日像を倒せ

今や情勢は決戦の日に向かっていっている。一寸先も予測することができない霧の中の状況ではあるが、正義は必ず勝利するというのは、明確な歴史的真理である。独裁の扉がどれほど高くみえても、一瞬に倒れる紙の帳であるだけだ。そのような日が遠くない将来訪れるだろう。万寿台丘陵に先を争って走って行き、金正日銅像の首に鋼をかけるようになる、その日はくるだろう。

2003年4月26日  北朝鮮民主化前進大会参加者一同(於 ソウル) p121『RENK』24号より

今日会った人からは、「金正日打倒を言うためには、バランス上、日本解体を先にしてから言うべきだ」と言われた。残念ながら余りピンとこなかったが、たかだか自民党政権すら打倒できずに「金正日打倒!」なんて言うのは、たしかにおかしいとは言いうる。ただ金正日の悪(自国民抑圧)は小泉の悪(アジア民衆抑圧の責任)とはレベルが違う、とやはり思ってしまいます。ブッシュは世界中で人々を殺している、なぜ打倒ブッシュを少なくとも同じ勢いでとなえないのか、と聞かれるとうまく答えられないです。北朝鮮問題にはサイードはおらず、言い返すのも困難ですがでもそんなことは大したことではない、とわたしは思っている。

中国はUNHCRと協力し脱北者を難民として処遇せよ!

http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/topics040113.htm から

(2)中国政府は長期拘束中の活動家を解放せよ!

北朝鮮難民救援基金は、難民の生命を助けようとして拘束され、実刑判決を受けた全てのNGOメンバーに解放の恩恵がもたらされることを期待する。9年の実刑判決を受けた韓国人牧師のチェボンイル氏、7年の実刑判決を受けた青年救援活動家のキムヒテ氏、山東省の煙台からボートで62人が脱出を試みて未遂に終わった事件に連座し5年の実刑判決の韓国人救援活動家・崔永勲氏、2年の実刑判決を受けたジャーナリストのソクジェヒョン氏の放免に世界の関心が集まっている。

(1)中国政府は野口氏と脱北者2名を解放せよ

 去年12月10日連絡を絶った北朝鮮難民救援基金の野口孝行さん及び、北朝鮮で生きることができず北朝鮮を脱出した40歳代の女性Aさんと50歳代の男性Bさんの二人は中国当局により拘留されていることが判明している。

彼ら3人を直ちに解放し、脱北者を希望する国へ出国させよ!

 今回のニュースで、アレッと思うところは、野口氏が拘束されたのが、12/10と1ヶ月以上前の日付であること。北朝鮮難民救援基金は活発な運動体でありすぐに事態を把握し普通なら広くアピールするはずだ。基金はあえて沈黙を守った。その理由は上記urlに少し書いてあります。第一のポイントは「当基金が事件発生以来30日間、記者発表をせず忍耐し沈黙を守ってきたのは、あくまでも救援しようとした元在日朝鮮人の脱北者2人の身柄の安全確保を最優先し、事態の把握に努めてきた来たためである。」とのこと。日本人活動家の拘束は加藤氏、山田氏に続いて3人目である。基金としては2度目ということで中国当局はより厳しい対応をしてくる可能性もある。とはいっても、日本人活動家よりずっと弱い立場に置かれているのが脱北者である。脱北者2名の安全をなんとしても獲得していかなければいけない。

 わたしたち(普通の日本人)は日本人の活動家である野口氏の解放をまず第一に願う。他の人のことはそれからだ。それはそうなのだが、同じような活動家で韓国人の場合、拘束が長期化しているひとがいます。その問題にも注目すべきなので、この文章では、順番をあえて逆にしてみました。

Release the two NK defectors!

北朝鮮難民救援基金掲示板に、野口さんと二人の脱北者の早期解放(脱北者については強制送還しないよう求める)中国当局への嘆願書文(英語)の案が載っていました。

無精なわたしですが、今回はメールしてみました。コピペしただけだから、体力の消費はゼロに近いはず。なのに、すこしは疲れた感じがするのは何故?

北朝鮮難民救援基金掲示板 http://538.teacup.com/koretune/bbs

問答有用 と横田めぐみ

問答有用掲示板という所にも下記の「中国は」云々という文章を貼りました。

http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=25165&range=1

関連表現(野原)

http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=25196&range=1

横田めぐみさんについてだが、彼女と彼女の両親の苦悩について真剣に考えるのはためになることだと思う。めぐみさんは拉致されたままでその点では変化がない。だが、この問題が国民の間に広く知られ同情されるようになった昨今と、それ以前のはっきり言って日本国家からも見捨てられていた長い長い日々あいだには大きな差異がある。めぐみさんに本当に連帯したいのなら前者ではなく後者に注目する必要があるのはいうまでもない。難民という立場に落ち込んだ者に対しては国家は冷たい。めぐみさんはどうすれば帰ってくるのだろうか。国家という立場ではなく難民という立場で考えた方が、実は効果的だ、という可能性もある。