松下さんへ
おかわりありませんか?今こうべしの方は
不幸こう人が沢山いますね,本当に可哀相で
気の毒だと思っていますがその時そとにいるなら
お握りくらい貧しい人達にもっていってあげたいと
思っていますが今の私には祈る事しかできません。
本当にごめんなさい。
そして突然お手紙とバプレットが来てびっくりしました
ので私は読んで見ましたが ところを理解する事が
できませんでしたが 青木さんにしらせて聞きました。
へんじがおそくなり申し分けありません。 なぜなら私の
日本語はまだまだ勉強ぶそくできちんとした日本語
をつかう事ができませんが 松下さんは一生懸命
又 タイの女性のもんだいをめっしんに考えて下さって
いる事にとても感動し嬉しく と思っていました。
今の私にはまだまだ勉強ぶそくでわからない
ところもありましたがもっともっと勉強 いつの日か
お手紙のないようをすべて理解する事ができると
思います。
それから 私の子供達のことですが私思うのは
うそおはいつかはばれると思いますが本当の事を
子供達に言いたいけれども 今子供達はまだ
小さいすぎるので今の事を言ってもわからない
と思います。ですから 子供達に大きくなってから
必ず自分の口で子供達に話します。
私は悪い事をしてしまい 申し分けなかった事
と思っています。リサさんの事とリサさんのお子
さんの事を私の心の中に一生忘れません
がこれから子供達の為にと貧しい人達の
為につよくいきて行きたいと思っています。
又 辛く淋しい生活の中で松下さんと
ボランティアの皆様の温かな
励まし 私が一番愛する子供達連れて
面会に来て下さったり勇気つけられました。
松下さんと皆様の応援が会った
からこそ私は頑張ってこれました。
心から感謝をしています。
誠にありがとうございました。まだ寒い
日がつづきますが風邪などひかないように
お体にお気をつけて下さい。日本語はとても
むずかしいので字のまちがいや言葉のあやまりは
ゆるしてください。又80円切手どうもありがとうござい
ました。
ナータシャ・サミッタマーン 1995.2.22
原本は、ここ。
【G12-15】
p15 『概念集・12』~1995・3~
問題
誰の文でしょう?
子を生むの一事は人も鼠も異なることなし。
大正解
newmemo さん、正解です!
# newmemo 『どうもはじめまして。
福沢諭吉『文明論之概略』ですね。
答え
福沢諭吉 p243『文明論之概略』岩波文庫 でした。(「の」の字が違っていた。)
全然面白くなかった?
と書いたのと同時に11時20分、newmemoさんから正解をいただきました。
さて、諭吉とは我が国最大の啓蒙家とかいわれているので、偏見を持ち読んでませんでしたが、読んでみると文章は分かりやすく迫力があり面白い。例えば、彼は西欧の歴史を概観し、宗教改革に言及する。ルター(ルーザ氏となっているが)と羅馬法王との争いは結局「唯人心の自由を許すと許さざるとを争うものなり」。結論的には「文明進歩の徴候」と評価できる。だがその争いとは「欧州各国これがために人を殺したこと殆どその数を知らず。」であり、「殺人の禍を計れば此の新教の値は廉なりと云う可らず。」という点もちゃんと注目した。p177 西洋と東洋どころか、鼠と人においても同じ基準で論じうるととするある種唯物論的な思想の強さは、やはり感心すべきものがある。
帝国主義国を警戒せよ
国民たる者は毎朝相戒めて、外国交際に油断す可からずと云て、然る後に朝飯を喫するも可ならん。
福沢諭吉 p256『文明論の概略』岩波文庫
なぜ、アメリカとかを警戒しなければいけないのでしょうか?
今の亜米利加とは元誰の国なるや。其国の主人たる「インヂヤン」は、白人のために逐われて、主客処を異にしたに非ずや。(p252、同上)
事実は諭吉の言うとおりなのに、わたしたちはなぜアメリカのことをそういうふうには絶対考えないのでしょうか?
2月3月といえば、
非正社員・有期契約ではたらく殆どの労働者にとって、契約切り替え・契約更新・あるいは雇止め(契約終了)の時期を迎えます。
「アルバイト・派遣・パート関西労働組合」の友人から送ってきたパンフの冒頭にそうあった。わたしは幸い有期契約ではないが妻はそうなので他人事ではない。3日間労働相談ホットラインを行うとのこと。わたしは何もできないので、urlを書いておきます。
http://www.ahp-union.or.jp/ アルバイト・派遣・パート関西労働組合
ビルマ国軍による性暴力
ビルマ(ミャンマー)のシャン州というのがどこら辺なのかまるで分かりませんが、下記に「ビルマ軍政によるシャン州における戦時下性暴力の行使」というレポート(日本語仮訳版)がありました。
http://www.ajwrc.org/doc/LtoR/LtoR_01.html License to Rape (日本語仮訳版)
「強かんの許可証」では、ビルマ国軍部隊がシャン州で起こした強かんなどの性暴力事件173件について詳細な報告がなされている。大部分は1996年から2001年の事件で、被害者は幼い少女も含む625人の女性だ。
シャン州の少数民族を威嚇し従属させる目的で、ビルマ軍政が組織的かつ広範囲にわたり部隊に不処罰で強かんを行わせていたことがこの報告で明るみに出た。
日露戦争
丁度百年前の日露戦争がどのような色合いで回顧されているのか知らないのだが、体験者の櫻井忠温の回顧などよりずっと口当たりのよい物語ばかりが反復されているのではないかな。
JMM最新号に山本芳幸氏の「 ■ 戦争と人道支援 番外編「Fallujah 3」」にも、日露戦争の話が載っている。日露戦争は「有色人種が初めて白人と戦って勝った」話として、世界中の非白人の間に有名だ。有名なのは事実だし、日本人としてはそのことに誇りを抱いてしまう。
でも本当にそうなのか。それが事実であるならそれと同じくらい下記も事実なのではないのか。日本人は英国の遠大な外交政策の道具の一つとして使われただけだ。
日本は国家の生死をかけてロシアと戦った。ちょうど、オスマン・トルコの圧制から脱して自分達の国を作るために懸命に戦ったアラブ人のように。しかし、アラビアのロレンスは本気でアラブ人の解放を信じて戦ったかもしれないが、ロレンスもアラブ人もイギリスの道具に過ぎなかったのだ。ロシアと戦う日本がイギリスの道具に過ぎなかったように。
ロレンス、アラブ、日本は、ロシアの南下政策を阻む強固な防衛線を築くための金太郎飴政策の道具であったということ、かつそれが主観的には国家の独立のための戦いであったという点で、20世紀前半における歴史の運命を共有していたと言えるだろう。
日本はアメリカと戦争して負けた。60年経って日本人はアジア人アイデンティティを喪失し疑似白人意識のまま、イラク占領に加担している。それでいて東京裁判史観粉砕とかまじめに唱えているつもりの馬鹿もいるから可笑しい。
山本氏のサイトとブログ。
トラフィッキングとは
最近トラフィッキングという言葉があるみたいです。
トラフィッキングとは
「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約 (以下「国際組織犯罪条約」という )の「人の密輸に関する議定書 (以下「人の密輸議定書」という )において」
「trafficking in persons (人の密輸)とは 「搾取を目的として、暴行・脅迫その他の態様の威迫、略取、欺もう、権限または弱い地位の濫用、又は他人に支配力を有する者の同意を得るために支払い若しくは利益を提供し、若しくは、受領するという手段によって、人を募集、移送、蔵匿又は収受することをいう。搾取は、少なくとも、売春その他の性的搾取、強制労働、奴隷又はこれに類する行為、隷属又は臓器摘出を含む 」。と定義されている。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/siryo/bo14-1.pdf
平 成 1 4 年 7 月 1 7 日 内閣府男女共同参画局 のbo14-1.pdf(application/pdf オブジェクト)によれば。
役所の文章にはめずらしく分かりやすい流れ図がついている。
【送り出し国(タイ、フィリピン、コロンビア等)】
勧誘者 :メイドやウエイトレスなど、虚偽の仕事内容を説明し、言葉巧みに日本へ行く女性を集め、運び屋に1人約50万円で売り渡す。
↓
運び屋 :旅券(パスポート)や査証(ビザ)を用意(偽造、変造を含む )し、女性を日本へ入国させ、日本の受入者に1人約150万円で売り渡す。
↓
【日本】
受入者(暴力団関係):マンションの一室等の拠点に一旦女性を監禁し、様々な手段で脅しをかけた上、風俗店経営者等に約250万円で売り渡す。
↓
風俗店経営者等:買取り代金に約100万円を上乗せし、女性に約350万円の借金を課し、その返済のため強制的に売春をさせる。一定期間後、女性を転売することもある。
日本は条約は承認したが議定書の方はまだなのかな。
こうしたことは少なくとも1980年代からあることで、1986年には日本キリスト教婦人矯風会の人たちがはじめての民間シェルター「HELP」を作って活動を開始した。支援者が「正規の在留資格がないために日本に来て搾取される女性たちの救援活動をしている」と法務省で自己紹介すると、「日本にはそういう人たちはいないことになっています。」と言われたとのことである。
http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/pdf/2003tr_hayashi.pdf 2003tr_hayashi.pdf(application/pdf オブジェクト)
まさに窮極のサバルタンである。わたしたち市民も彼らにあまり関心を持たず、日本は「東南アジア、南米、東欧からの女性の人身取引の目的地国」になっていったわけである。
入国の段階で、もしかしたら自分は日本で性的搾取に合うかもしれないという未必の故意を持ち、ブローカーにお金を払って不正入国したとしても、そのことによって、その人の人権が全て奪われていいということではありません。
http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/pdf/2003tr_hayashi.pdf
被害者の人権回復を中心にすえて行政は動いて行くべきだと、
上記の文章で、林陽子弁護士は論じているが、同感である。
立法が必要
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20050221/1108980401 経由で。
日弁連が、2005年3月19日(土)被害者保護支援の法制を考えるシンポジウムを開催するとのこと。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/genderlaw/shimpo200503.htm
シンポジウムのお知らせ
『人身売買受入大国ニッポンの責任』
~被害者保護支援の施策と被害者保護~
日本には多くの人身売買被害者が送り込まれています。しかし、加害者処罰が不十分であるだけでなく、被害者の保護支援の施策はほとんど皆無の状態でした。そのため、各国政府・国際機関・内外のNGOは繰り返し日本の対策の不足を指摘し、これらの批判を受けて、日本政府はようやく対策に乗り出し、2004年12月に「人身取引対策行動計画」を策定しました。しかし、その内容は、加害者処罰の強化については刑法等の改正を予定するものの、被害者の保護支援については現行法の弾力的適用で対処するというもので、防止対策も不十分です。