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Kojii.net ココログ別館: ちょっとぶちまけてみたくなった
12/04/2006
ちょっとぶちまけてみたくなった
主張している内容が「平和主義」っぽいものであったとしても、「闘争」とか「たたかい」とかいう言葉を前面に押し出して活動しているような人のことは、私は金輪際信用しません。
…って、書いてみたくなったのさー (苦笑)
追記 (2006/12/12)
「週刊オブイェクト」で、ここでのやりとりについて取り上げていただきました。
12/04/2006 in 今日のひとこと | Permalink
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Tracked on Dec 18, 2006 12:06:36 AM
Comments
いつも思うことなのですが、何故彼らはひらがなで書くんでしょうか?
Posted by: flanker | Dec 4, 2006 10:08:21 PM
ひらがなで書いた方がソフトに見える、という理由じゃないでしょうか。口で発音すれば同じなのに (笑)
Posted by: 井上 | Dec 4, 2006 11:14:30 PM
きれいな闘争、きれいなたたかい、とかいうやつですね!><
Posted by: せっつ | Dec 4, 2006 11:19:10 PM
はじめまして
>ちょっとぶちまけてみたくなった
とはいえ、それに素直に脊髄反射しても、誰もほめてくれないんですよねー。
おとなってたいへん。
Posted by: ウェハ | Dec 4, 2006 11:51:19 PM
ここはどこだろう。たたかっているひとだらけだ。でも、かれらはみんな「はなせばわかる」としゅちょうしながらたたかっている。
「はなせばわかる」としゅちょうするこういに「たたかい」というかんばんをかかげる、あたらしいじだいのはじまりだ。こんなむじゅんしたげんせつがつうようしてしまうのだから、オトナとしていきていくのはたいへんなことだ。これから、ニッポンはどうなるのだろうか。
…某日の「天声人語」風にお送りしてみましたw
Posted by: 井上 | Dec 5, 2006 12:16:43 AM
こんにちわ。
>>わざわざ、意見を異にする人の日記に乗り込んできて対立意見のコメントを書き込むのなら、相手を説得できるような材料を持ってくるのが筋ってものなんじゃないのかなあ、と。
ブッシュドクトリンが破綻したからラムズフェルドは首斬られた。イラク派兵は悪への荷担でしかない。日本は直ちに派兵撤回せよ。という論理は充分説得的ですよ。
Posted by: 野原燐 | Dec 9, 2006 11:31:19 AM
私がいつ、「アメリカのイラク政策が正しかった」なんて書きましたか ? 私がいっているのは、「アメリカは間違いをやらかしたが、それをあげつらっているだけでは解決にならない」ということです。そして、別エントリのコメ欄では「長老方式」が現実的ではないか、ということも書いている。
中東の石油に依存している日本としては、中東がこれ以上戦乱でガタガタする事態は避けなければならないし、そのために手を差し伸べられることがあるならするべきです。たとえ、元の原因 (OIF) に問題があったとしても。
しかしあなたは、「アメリカが撤退しただけですべて解決する」ということはない、という私の見解については同意しつつも、その一方で具体的な解決策はなにも提示しておらず、「対案を出せ攻撃」などとクダを巻いているだけではありませんか。とどのつまり、あなたの主張は「日本はイラクから手を引いて “いい子” でいろ」といっているだけであり、それを私は一国平和主義だといったのです。
他国で起きている争乱に一切関わらなければ、日本が平和っぽい状態でいるように見えるでしょう。いわゆる平和主義者はそれで満足するかもしれない。しかし、日本が他国と交易する中で経済を成り立たせており、他国の騒擾が日本経済にも影響することが多い以上、江戸時代みたいに鎖国して、一人だけ知らぬ顔の半兵衛を決め込むことはできないのです。
理想主義は大いに結構。ですが、物事が常に理想通りに進むものではないし、ベストとはいえない「ややマシな選択肢」をとらなければならないことも多い。状況が理想通りではないからといって放り投げてしまったり、理想論の中に引きこもってしまったりするだけでは、世界政治は成り立ちません。
Posted by: 井上 | Dec 9, 2006 11:53:10 AM
もうひとつ。
あなたが、私の主張に対して説得力がある反論をしていると考えておられるのであれば、御自身の日記にせっつさんのところのやりとりをコピペした際に私の発言をオミットしているのは、どういうわけです ?
Posted by: 井上 | Dec 9, 2006 1:52:31 PM
メモ。
安全保障理事会決議 1511 (2003)
2003 年 10 月 16 日の安全保障理事会第 4844 回会合で採択
http://www.unic.or.jp/new/pr03-116.htm
【質問】
自衛隊のイラク派兵はすべきだったのでしょうか ?
http://mltr.e-city.tv/faq01j.html#02153
Posted by: 井上 | Dec 9, 2006 8:20:47 PM
井上さん
>>>「対案を出せ攻撃」などとクダを巻いているだけ
なんと。失礼ながらここまでトンチンカンな方だとはいうのは、私の理解の外でした。
イラク情勢について日本が「対案」を持っていって一体誰が取り上げてくれるのですか?まさに「対案を出せ」シンドロームに脳髄を犯されているのですね。
ある課題を解決しなければならないという共通了解が存在するとき、その課題を解決するために一定効果があると思えるAという対策に対し、対案Bを示さずにそれを否定するのは、賢いやり方ではないでしょう。しかしそれはAの主張者がその問題について権利と能力を持っている場合だけあてはまることです。その問題について権利と能力を持っていない場合、イラクにおける米国がまさにそれに当てはまります。
さてイラク問題について、最初に確認しておかなければならない問題は、誰の利益の為の誰の問題なのか? という点です。
イラク人の利益の為のイラク人の問題なのか? それとも、
アメリカ人の利益の為のアメリカ人の問題なのか?
前者でなければならないことは明白です。しかしアメリカは圧倒的な暴力でイラク国家を破壊してしまいました。したがって「イラク人の問題を解決すべき主体=イラク国家」が不在になってしまいました。ここでアメリカが何としてもしなければ成らなかったことは、“多少不満でもイラク人が自らの代表として認め” かつ親米的国家を成立させることです。二つの条件は背反することが多いので困難な課題でした。で2003年5月からの3年半この難問をアメリカが解決し得たのかというと答えは否です。2年前に比べても治安は悪化の一途を辿っておりイラク国内は悲惨そのものです。
国際問題は視点によって評価がまちまちになりがちなので、これほど「失敗」という評価が一致する事件はめずらしいですね。
アメリカ人の利益の為の国家を「イラク人の利益の為」とごまかすことにより成立させることを追求した米国の戦略が失敗したのです。したがって米国は敗北を自認しイラクから退却するべきでしょう。
それが米国の利害に反するなどというのは敗北者の寝言にすぎません。米国はもともとイラクを統治する権利など持っていなかったのであり、いわば泥棒が他人の嫁になろうとしていたにすぎないのですから。
で、日本の立場ですが、「これからどうするか?」もへちまもないのです。日本はいかなる意味でも当事者ではないのですから。いかなる正当性も獲得できなかった(アメリカにとってはそれだけで済んだがイラクは人民と国土をずたずたにされた)イラク占領への荷担を直ちに止めるだけのことです。
で、以上の主張は一国平和主義とも理想主義とも何の関係もありません。泥沼はすぐに抜け出さなければますます深くなり(60年前の日本のように)平和だった本土が焦土になることさえ起こるのです。これはリアリズムです。
Posted by: 野原燐 | Dec 9, 2006 9:58:11 PM
あなたが書いていることは、「自衛隊がイラクから引っ込むべきだ」という結論に都合がいいように、テキトーなストーリーを書いているに過ぎない。
>誰の利益の為の誰の問題なのか
全世界の問題です。当のイラク国民が「その気」にならなければならないのは事実であるにしても、イラク国民 *だけの* 問題でもない。
それは私が先に書いたように、昔のような鎖国時代と違って世界各国が経済的に互いに依存関係にあり、ある国で発生したイベントや事件が他国に波及して影響をもたらすからです。江戸時代とは訳が違います。
アメリカがイラクで失敗したのは事実。しかし、失敗したから出て行け ? 出ていった後に何が起こるかは知ったことじゃないとでも ? それはまた能天気な。そもそも、アメリカが撤退すればすべて片付くわけではない、という点に同意しておきながらそれをいいますか ?
はっきりいいましょう。現時点で国際社会が「これはイラク人の利益の問題ですから、自分でどうにかしてください」といっていきなり放り出せば、第二のアフガニスタンができて、それこそ平和な世界がテロでグダグダになるでしょうね。それを防ぐには、尻拭いといわれようが何をしようが、国際社会が力を合わせて、現状をいくらかでもマシにするための手を打たなければならない。これこそが本物のリアリズムです。
それとも、アメリカには撤退してもらって、代わりにロシア・中国・イランあたりにどうにかしてもらえとでも ? いやしかし、「イラク人の問題だ」と断言しているのに、それはないでしょうね。
なにもイラクやアフガニスタンに限らない。介入が失敗に終わり、国際社会が見捨てた後のソマリアがどんなことになったか、知らないわけではないでしょう。同じことをイラクでも繰り返せと ?
あるいは、国際社会の介入を当事者が拒んでいるスーダンのダルフールが震源地になって、隣国のチャドや中央アフリカにまで火の粉が降りかかっている例もある。それも「当事者の問題だから、権利がないやつは手を出さずに放置しろ」と ?
ついでだから、日本がイラクに関わると焦土になる過程について、筋道立てて説明していただきたい。焦土になると断言しているのだから、どうしてそうなるか、論拠があってのことでしょう。太平洋戦争で日本の主要都市を焦土にするには 16 万トンの焼夷弾を必要としましたけれど、それだけの攻撃力がどこからどう沸いて出てくるか訊いてみたいですね。
Posted by: 井上 | Dec 9, 2006 11:28:57 PM
ああそれから。
>日本が「対案」を持っていって一体誰が取り上げてくれるのですか?
「泥沼から抜け出したい」といって、一人とっとと逃げ出すような国のいうことなら、それこそ誰も取り上げてくれないでしょうなあ。国際社会で発言力があるのは、自分で実際にアクションを起こしている国だけです。
日本以上にイラクやアフガニスタンと縁がなさそうな東欧諸国から、わざわざ MNF-I や ISAF に部隊を派遣している国があるのはなぜか。そうすることで国際社会におけるプレゼンスを高めて、発言力を高めて、下世話ないい方をすれば「貸し」を作るためです。
>脳髄を犯されて
× : 犯されて
○ : 冒されて
Posted by: 井上 | Dec 9, 2006 11:35:59 PM
もうひとつ。
>権利と能力を持っていない場合、イラクにおける米国が
>まさにそれに当てはまります。
と書いておきながら、
>米国は敗北を自認しイラクから退却するべきでしょう
とはこれいかに。つまり、権力と能力を持っている奴に出て行けと。そしたら誰が事態を収拾するんですか。それとも、「やっぱり、アメリカが出ていけば全部解決します」とでもしますか ?
Posted by: 井上 | Dec 10, 2006 12:20:22 AM
読解力にはそこそこ自信がありましたがそれにしても難解な文章と言うか…
できる限り解釈してみたのですが(いちいち頭が勝手にツッコミを図るので大変でしたが)、どうもアメリカは既に占領統治に失敗しており、失敗したからイラクに対してすべての権利を失っている。よって出て行けと仰っているのではないでしょうか。
でもこう解釈するとテロさえ鎮圧できるならアメリカがどんなえげつない占領統治してもOKということになってしまうし…
それにしてもどれだけ読んでも問題の解決を思考されているようには読めないのですが。
Posted by: flanker | Dec 10, 2006 12:56:17 PM
いや、井上さんちょっとオーバードライブ気味ではないかと。
>権利と能力を持っていない場合、イラクにおける米国が
>まさにそれに当てはまります。
つまり、ここ「だけ」素直に読めば、米国は問題に対応する権利と能力を持っていないと、彼的には主張して居るんじゃないかと、だから井上さんの非難はそこだけは当てはまらないです、ちょっと暴走気味。
だからと言って野原氏が人の事をトンチンカン呼ばわりできるほどわかりやすい文章を書いてるようには思えません。
アメリカはイラクの現状にコミットする権利と能力を持っていないと野原氏は主張(ハイ、ここ読み取り間違えてたらごめんなさいね)しますが、現状、イラクの治安に幾ばくなりと影響力を持つのはアメリカでしょう、能力的にはあるわけで、そのあたりに目を瞑っていらっしゃるのでしょうか、アメリカはすべてを放り出して出て行け、そうすれば自然に収まる、そう主張していらっしゃるとしか思えません、世の中、そんなシンプルかつ気楽に片付けばいいのでしょうが、それで問題が解決するのでしょうか。
で、そう言う問いかけを「対案を出せ攻撃」だの「議論の本質から逃げている」何だの言う(世間一般では非難と言いますが)のは勝手ですが、人はそれを無責任な人だと見る場合があるでしょう。
また、世の中、あなたと同じ事を判断基準にしている訳じゃないんですね、あなたの知らない事何かがその基準になっている可能性は高いですし、あなたがこれは正しいと思っている事をこちらは別の筋から得ている情報で同じような判断は下さないかも知れない、そこが理解出来ない限り、多分、同じ庭にいる事は出来ないんじゃないかな。
Posted by: ooi | Dec 10, 2006 3:31:32 PM
僭越ながら、一言。
野原燐氏の説明によりますと、アメリカは自ら望んでイラクにずっと兵を留めているかのようです。しかし、アメリカとしてはむしろ、イラクなどさっさと放り出してしまいたい、というのが本心ではないでしょうか?イラクが忠義高い親米国家になる見込みも薄いし、米軍の駐留費用はかさむし、米軍兵士の死者は増える一方だし、国内世論は道義的な観点からもイラク駐留を非難し始めている。要するに、ベトナム戦争と同じ状況です。「名誉ある撤退」が可能なら、それに越したことはありません。
問題なのは、イラクにはベトナムで言うところの北ベトナム政府にあたるアクターが存在しない、ということです。イラクに新たな政府が育つ前にアメリカが出て行ってしまったら、イラクを責任を持って統治しようというアクターがいなくなってしまう。テロ組織は、残念ながら国家の統治能力までは持ち合わせていない。独裁者を倒したはいいが、新たに「破綻国家」を作ってしまっては元も子もない。
そこで困ったアメリカとしては、早急にイラク政府とイラク軍を育て、イラク全土の統治と治安維持を任せようとしているわけです。「とりあえず任せた。後はよろしく」ということにしてしまえば、その後イラクで混乱が起きようと、それは「イラク政府のせい」と言い訳ができますからね。
アメリカに「さっさとイラクから出て行け」といえば、確かに出て行くでしょう。しかし、今すぐにアメリカがイラクから出て行くことは、アメリカが無責任にもイラクを放置していくことになります。それは、果たして道義的に許されることでしょうか。かえって、アメリカの無責任を助長することにはなりませんか。
アメリカのイラク侵攻に関する責任を追及するならば、むしろアメリカには、イラクのために尽くさせるべきであると、私は考えます。
Posted by: NISSHA | Dec 11, 2006 12:42:05 AM
>米国は問題に対応する権利と能力を持っていないと、
>彼的には主張して居るんじゃないかと
ところがですねえ。野原氏御本人の日記には、
>>でそのためにはどうすれば良いか。2年前に書いたように、
>>イラク人ライードさんの判断によれば、答えは簡単だ。
>>>事態の解決は,ブッシュ政権とイラク人に任せてください。
(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#p1)
とあるんですよ。その発言が正しいと思ったから引用したんでしょうに、その一方で「アメリカは失敗したんだから撤退しろ」とやったら大矛盾です。
Posted by: 井上 | Dec 11, 2006 9:02:09 AM
ああ、やっぱそこまで辿って突っ込んだんですか、多分自分の書き込み中の整合性ぐらいしか取ってねえだろうと思ったのが先のツッコミだったんですが(ナニゲに酷いこと書いてるな、自分。)
まー、たぶん
>>でそのためにはどうすれば良いか。2年前に書いたように、
>>イラク人ライードさんの判断によれば、答えは簡単だ。
>>>事態の解決は,ブッシュ政権とイラク人に任せてください。
(http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#p1)
のウチ、「イラク人がイラク人に任せろと言った」とまあ、ブッシュ政権の下りをオミットして脳内変換しているんじゃないかと思量。>人の思考を勝手に推測するのはよくないですね?
ま、あの人の中では整合性は取れているのかも知れませんよ、「反米・反権力」というポリシーにさえ沿えば、と言う但し書きが付きますが・・・まさかその中の矛盾は「記述のブレ」とか言って片づけられるのかッ!
すいません、すべりますた。
>余談。
先の発言の内、だから、以降の後半部分をカットしてコピーしてたら私、笑いますけどね、全く持ってお里が知れると。
Posted by: ooi | Dec 11, 2006 9:57:40 AM
お気になさらないでください。私がいちいちソースをちゃんと書かなかったのもいけないので。
野原氏、トラバを頂戴した「孤高」さんにも戦線を広げてしまいました (しかも誤爆してるし)。攻勢終末点を無視してドンドン戦線を広げていくさまは、まるで 60 年前の日本を想起させます。御自身の日記が炎上して「焼け○○」になっちゃっても知りませんよ ?
Posted by: 井上 | Dec 11, 2006 11:26:45 AM
× : 60 年前
○ : 太平洋戦争当時
Posted by: 井上 | Dec 11, 2006 12:32:38 PM
応答がいつも遅れるわりに、語調が高飛車ですみません。
お返事が、日曜日以降になります。すみません。
Posted by: 野原燐 | Dec 14, 2006 7:18:05 AM
「アメリカがイラクに関わる資格はない」「自衛隊を撤収しろ」と繰り返すだけなら、私がすでに書いたことの繰り返しになって無限ループするだけだから、意味ないですよ ? そこのところをしっかり御理解いただいた上でどうぞ。
Posted by: 井上 | Dec 16, 2006 7:00:32 PM
「アメリカがイラクに関わる権利がある」という主張をまだいただいておりません。よろしくお願いします。
井上さん
>脳髄を犯されて
× : 犯されて
○ : 冒されて
指摘いただきありがとう。
さて。
>誰の利益の為の誰の問題なのか
全世界の問題です。
全世界などという主体は存在しません。あなたは何が言いたいのですか?
>>イラク国民だけの問題でもない。
周辺国も困っていますね。
>>はっきりいいましょう。現時点で国際社会が「これはイラク人の利益の問題ですから、自分でどうにかしてください」といっていきなり放り出せば、
「国際社会」とは何ですか? 文脈では、米国とその同調者のことですね。はっきりしてください。
>>それこそ平和な世界がテロでグダグダになるでしょうね。
すでに一定程度そうなっています。「米国がイラクから撤退しなかった」からです。
>>なにもイラクやアフガニスタンに限らない。介入が失敗に終わり、国際社会が見捨てた後のソマリアがどんなことになったか、知らないわけではないでしょう。同じことをイラクでも繰り返せと ?
「同じことをイラクでも繰り返せ」とわたしは主張してないですよ。
「同じことをイラクでも繰り返すな(あるいは)繰り返せ」と叫ぶ権利をわたしは誰から与えられているのか。与えられてない。あなたもそうです。
「その問題について権利と能力を持っていない場合、イラクにおける米国がまさにそれに当てはまります。(野原)」
米軍(及び米国の組織)はいかなる権利を持ってイラクに存在し続けているのですか?
米軍(及び米国の組織)の存在は、いままで*1イラクの治安をより悪化させる事しかできなかった。であるのに、今後の1年間について逆のことをあなたは期待している。その根拠も示さずに。
なぜそんなことができるのか。
それはあなたの脳髄の中で「国際社会」「全世界」というものがアプリオリな善に位置づけられ、イラクという地域は決して主体になりえず、「国際社会」「全世界」が配慮してやるべき客体として位置づけられているからです。
さて、イラクで米国が何が出来るか/できないかについて、私が語る必要があるとは思いません。わたしたちがしなければならないことは、自衛隊によるイラクの米軍支援が
「イラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする」に該当するのかどうかである。
イラクでの米軍が失敗しようがしまいが、自衛隊の支援対象は「国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力」であり、米軍ではない。
あなたのしなければならないことは、まず、観念的な世界平和論を振り回すのではなく、条文からの逸脱という疑問に答えることである。
>日本が「対案」を持っていって一体誰が取り上げてくれるのですか?
の答えは、誰も取り上げてくれない。でよろしいね。
Posted by: 野原燐 | Dec 18, 2006 9:51:34 AM
やれやれ、相変わらずですね。グダグダと御託を並べているけれども、要するに「自衛隊のイラク派遣が気に入らないから引き上げろ」という以上のものではない。主体がどうとか、国際社会の定義だとか、言葉尻に難癖をつけることしかできていない。
あなたは自衛隊ならびに MNF-I の撤収しか叫ばないけれども、それで問題を解決できると考えているのかどうか、私はそれを問い続けている。ところが、それに対するあなたの回答は「語る必要はない」という *逃避* でしかない。そう書くしかないんですよ。あなたは「MNF-I と自衛隊を引き上げろ」という以上のことは何も考えていないのですから。
私の問に答えられるだけの識見も情報も持ち合わせておらず、MNF-I や自衛隊派遣に批判的な言説を集めることにばかり汲々としているのでは、真正面から議論できないから「書く必要がない」と切り捨てるしかないでしょうね。
根拠云々についてはとりあえず、国連安保理決議 1511 を 100 万回読み直してからどうぞ。この決議では、経緯はともかくとして CPA の立場を確認した上で、国連加盟国 (私がいうところの国際社会と同義と考えてよろしい) に対して、イラク再建のための支援を行うよう求めている。
イラクが主体的に自国を統治できるようにするには、単に「おまえが主体だから自力でやれ」と放り出すのではなく、さしのべられる手を持っている人が手をさしのべなければならない。治安維持部隊の育成に関して直接の関与ができない国でも、後方支援などの形でそれを支えることはできる。空自のイラク派遣はそれです。
それに、以前にも書いたように、世界のどこかで問題が発生した際に平和維持部隊などを出す国があるのは、国際社会に対する発言力やプレゼンスの確保、そして「貸し」を作るためという事情がある。それは日本についても同様にあてはまる。それに対してあなたは何も反論しない。できないでしょうからね。
MNF-I の政策失敗で治安を悪化させる結果になったことと、法的な権利の有無をリンケージさせているのは屁理屈もいいところです。それは、「日本で犯罪が増えて治安が悪化しているから、日本の警察に犯罪を取り締まる資格はない」といっているのと同じです。現状がいかにダメダメだろうが、イラクが自前の治安維持能力を持たなければ、最終的な解決は実現しない。あなたも「イラク人の手で解決」といっているではありませんか。そこに至るまでの道筋については、だいぶ見方が違うようですがね。
私は「イラク自身の治安部隊の育成が必要だ」と言い続けている。組織だけ作れば治安維持ができるわけではなくて、しかるべきノウハウを持った誰かが、しかるべき訓練を施さなければ治安維持組織はできない。現状、それができるのは MNF-I しかないからこそ、MNF-I の手でイラク治安部隊の育成を進めて、しかる後に手を引くのが最善だということです。
それとも、他の誰かがやってくれますか ? やってくれると主張するなら、それが誰かを明示していただきたい。あるいは、MNF-I がイラクから即時撤収した時点でイラク治安部隊がマトモに機能すると主張するなら、その根拠について。きっと「その必要はない、とにかく出て行け、根拠がない」と書くしかないでしょうがね。
そして、もしもイラクが自前の治安部隊確保に失敗すれば、無政府状態と化す可能性が出てくる。かつてのアフガニスタンのように、テロ組織は往々にしてそういう場所を聖域にするものであり、それこそが私が書いた「平和な世界がテロでグダグダに」ということ。あなたは MNF-I の存在そのものが世界にテロを生んでいるかのような言説を垂れ流しているけれども、実際問題、イラク以外の場所で MNF-I の存在と確実にリンクして発生したテロ事件がどれぐらいありましたか ?
イラク以外でも、それぞれの国家が自力でテロ対策を講じられるようにということで、たとえば TSCTI みたいな構想が進められている。そんなニュースは御存じないでしょうけれど。
>の答えは、誰も取り上げてくれない。でよろしいね。
私は「(あなたが主張するように) とっとと逃げ出すような国のいうことなら、誰も聞かないだろう」と書きましたが、何か ? カナダの先生並みに読解力が怪しいですね。
あと、こちらにも目を通しておいた方がよろしいかと思いますよ。コメントすることまでは求めませんが。
http://d.hatena.ne.jp/settu/20061217
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 10:37:26 AM
ああそれから。
自分が気に入らない行為を支持する人のことを「ばか」呼ばわりするような御仁は、多数の支持は得られないと思いますよ。老婆心ながら。
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 10:42:32 AM
おおっと、大事な話をひとつ忘れていた。
「自衛隊がイラクから撤収しないと日本が焦土になる」のはなぜですか。私はずいぶんと考えたけれど分かりませんでした。ここはひとつ、言い出しっぺにきちんと説明していただきたく。
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 10:51:26 AM
>Posted by: 野原燐 | Dec 18, 2006 9:51:34 AM
野原さん、『リアリズム』とやらについて何らかの釈明を求めます。
http://obiekt.seesaa.net/article/29501363.html
野原さんの言うリアリズムとは、現実を無視しています。
Posted by: JSF | Dec 18, 2006 6:55:14 PM
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061129#p2
>イラク人は誰も陸自の復興支援に感謝していない。
>「大多数の住民が陸自の復興支援に感謝している」
>というのはソースのない、産経新聞がそうであって
>欲しいと望んでいる虚像にすぎない。
野原さん、ちょっとその認識は問題外です。・・・それではソースを差し上げますね。
■陸自のサマワ駐留、住民の7割が評価 現地世論調査
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200608300426.html
ソース元は朝日新聞です。
Posted by: JSF | Dec 18, 2006 7:07:17 PM
それじゃ私も。
(12/2)イラク外相、日本に協力継続を要請
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt57/20061202AT2M0103702122006.html
ソースは *産経じゃなくて* 日経です。
そもそも、繰り返しになりますけれど。
・12/9 付の御自身の日記では、イラク人の「事態の解決は,ブッシュ政権とイラク人に任せてください」という発言を引用 (ウェブ魚拓は確保済み)
・さらに、せっつさんのところでは「『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』であらざるをえない」と発言
その一方で、「根拠がないからアメリカは出て行け」という時点で支離滅裂ですよ ?
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 7:42:17 PM
一点だけ。
・さらに、せっつさんのところでは「『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』であらざるをえない」と発言
その一方で、「根拠がないからアメリカは出て行け」という時点で支離滅裂ですよ ?(井上)
やれやれ。これが支離滅裂とはどういう頭脳だろう!
『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』。
あたりまえでしょう。アメリカが撤退したってすでに死んだ人が帰ってくるわけじゃなしすべてが解決することなどあるわけがない。
井上さんの場合も『アメリカが撤退しなければすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』。じゃないの?
議論をするなら論理的にお願いします。
Posted by: 野原燐 | Dec 18, 2006 8:31:00 PM
待ってくれ、治安を悪化させているのはテロリストではないのか?
Posted by: 遊び人(ネタ係 | Dec 18, 2006 8:37:06 PM
あなたは現に、「ブッシュ政権とイラク人に任せてください」という発言を御自身の日記に引用している。この発言に反対だという意味で引用しているようには見えませんが ?
あなたがこの発言に反対だというのであれば、件のイラク人は日本まで来て余計な発言をしやがって、とあなたが考えていることになりますが、それで正しいですか ?
後者についていえば、「撤退による解決 = 否」であれば、解決のためには撤退はまかりならぬ、ちゃんとケツを拭けということになる。仮にすべて解決できないのだとしても、部分的にでも解決できるのなら、いた方がいいということになる。
ところがあなたは、アメリカがイラクに関与する根拠がないと主張する。アメリカが撤退しても解決しないけれども、アメリカはイラクにいてはならないといっているのですよ ? どこが論理的ですか。
それから、焦土の件はどうなんですか。説明できずに逃げますか ?
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 8:42:36 PM
>遊び人 さん
少なくとも私は、テロリストが自由に活動できる環境を作ってしまう方が、よほど「悪への加担」だと思うのですけれどねぇ。テロリストに、自由に活動できる聖域なんぞ与えてはならんのです。
もっとも、野原氏にかかると「MNF-I がいるからテロリストを呼び込んだんだ、MNF-I の存在が災厄を呼んでいる」とかなんとか主張しそうですが。でも、アメリカがいないのにテロリストが陣取ってしまっている国は幾つもありますよ。
とりあえず野原氏は、Jane’s Defence Weekly と Jane’s Intelligence Review を、過去 10 年分ぐらい読んだ方がいいんじゃないかと。
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 9:12:02 PM
ちょっと支援射撃をば。
>『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ?
>『アメリカが撤退しなければすべては解決する』のかどうか ?
答えは両方とも『否』でしょうけれども、このような極論の提示は論理的ではないと思いますよ。白か黒かで語れることはオセロくらいなものです。
ご本人も『あたりまえか』と仰っていますので、建設的ではないとはお判りなんでしょうけれども(つまり皮肉なんでしょうね)。
野原氏へ、ごくごく抽象的な質問ですが、今すぐ米軍が撤退してイラクの内戦状態を放置することと、駐留を続けることで米軍主導の準安定状態を維持させることと、どちらがイラクの人々の物的、人的損耗が少ないと思いますか?
井上氏が丁寧に軍事ニュース欄でイラク事情をまとめてくださっていますので、ご参考にご覧ください。
ああ、JDW、JIRも読んで頂けると尚いいですね^^
また、イラク戦争を引き起こしたのは米国であり、混乱を招いたのも米国であるとして、当事者たる米国にはイラク関与への『権利』ではなくて『責任』があるとは思いませんか?
あぁ、少し大胆になってしまいました。申し訳ありません(笑)>井上氏
Posted by: トンデモ騎士 | Dec 18, 2006 9:19:54 PM
どうも話が通じませんね。
>>>『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』。
という命題を井上氏は、あたりまえだとは思わず、撤退についての何らかの思想の表明と受け取った。どういう頭脳だろう!さて
続き(1)
>>>全世界の問題です。(井上)
○○ 全世界などという主体は存在しません。あなたは何が言いたいのですか?(野原)
>>言葉尻に難癖をつけることしかできていない。(井上)
真面目に議論してください。
「全世界の問題です。」という断言がどういう意味なのかあなたは説明する義務があります。
(2)
>>ところが、それに対するあなたの回答は「語る必要はない」という *逃避* でしかない。そ
それが「逃避」に見えるのは、全世界なんていうばかげた主体の存在するあなたの脳髄の中に過ぎない。
(3)
>>「日本で犯罪が増えて治安が悪化しているから、日本の警察に犯罪を取り締まる資格はない」といっているのと同じです。
統治主体は不変だという前提の上での判断ですね。撤退という選択肢は井上氏の脳髄の中にはないのですね?
(4)
>>私は「イラク自身の治安部隊の育成が必要だ」と言い続けている。
なぜいままで成功しなかったのかも検証は一切せずにね。
(5)
>>の答えは、誰も取り上げてくれない。でよろしいね。
井上さんの応答は答えになっていないですよ。
わたしはあなたの議論が成立する前提がどういうものなのかについてだけ、議論したいのです。
Posted by: 野原燐 | Dec 18, 2006 9:51:05 PM
全世界 (the whole world という意味ですけど) 云々については、画面を上の方にスクロールすればちゃんと書いてありますが、あなたの Web ブラウザ画面にはスクロールバーがついていませんか ?
イラク治安部隊の育成がうまくいっていないのなら、その原因を調べて対策をとるのが正しい対応策。「イラク自身の治安部隊育成が必要」という私の主張については否定的なようですけれど、それなら、イラクの治安を他の誰かに任せろというのですか ? 具体的には誰に ? 何もしないのが解決だとかいわないでしょうな ?
最後に (5) については、答えになっていないという答えが答えになっていないですよ。私の見解は明快であり、「自分だけとっととイラク問題から逃げ出すような国のいうことは誰も聞かない」。いいかえれば、この件にコミットすることで日本のプレゼンスや発言力が増すということ。世界政治の力学ってのは、そういうものです。
なんて書くと、今度は「世界政治とは云々」とやられそうですけれどね。
そもそも一連のやりとりは、「アメリカがイラクでやらかしたしくじりをどう解決するか」という件に言及した「摂津堂」のエントリから始まっている。だから、このことこそが議論の前提なのに、「どう解決するか」については言及しないで「アメリカの駐留根拠」だの「悪への荷担」だのといった台詞を壊れたレコードのように繰り返し、さらには「自衛隊を撤収しないと日本が焦土になる」なんて珍説を唱えているあなたこそ、議論が成立する前提を破壊しています。 over。
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 10:12:12 PM
1>>>『アメリカが撤退すればすべては解決する』のかどうか ? という問いに対する答えは『否』。
???その前に「自衛隊は米国の後方支援を辞めるべきだ」ってやってなかった?
2>>ところが、それに対するあなたの回答は「語る必要はない」という *逃避* でしかない。
俺は超能力者じゃないので語らなかったことに対しては推量までしかできません。
3>>(略)
日本の警察がどこに撤退するのか。米軍がイラクからただで撤退させて貰えるのか。そこの所をよろしく。
4>>私は「イラク自身の治安部隊の育成が必要だ」と言い続けている。
こら何年も育成を続けなきゃどうにもならんよな。ガンスリの福祉公社じゃあるまいし、イラクの治安部隊が街で見かけたテロリストを片っ端から殺して回るってわけにはいくまいよ。(そして街のテロリストを殺して回って治安が良くなるって言えるのかはビミョー)
5>>の答えは、誰も取り上げてくれない。でよろしいね。
ヒズボラとイスラエルが争う直前辺りに小泉首相(当時)が「平和と繁栄の回廊」構想を出してた気がするが、誰も取り上げないなんて事があったのか?(確かに俺もうるおぼえだ)
場当たり的なやりとりで遊びたいんだったら、相手選ばなきゃ遊べないにょ。
Posted by: 遊び人(ネタ係 | Dec 18, 2006 10:32:08 PM
素早い訂正ありがとうございます、野原さん。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061129#p3
付きましては貴方の仰る『リアリズム』についてこちらで語って欲しいのですが。
http://obiekt.seesaa.net/article/29501363.html
>日本本土を焦土と化す為には核攻撃くらいしか手段がありません。
>今の時代だと通常兵器ではまず不可能です。
Posted by: JSF | Dec 18, 2006 10:40:23 PM
んー、野原さんの言いたいことはこういうことじゃないですかね?どうも筋道立てて説明してくださらないので、彼の意見に対する僕の理解。「米軍が撤退してもイラク国内の宗派対立は収まらぬ、内戦状態になるのも確かだろう、しかし米軍が駐留を続けた場合も内戦状態であるのに違いはない。イラク人による治安維持組織の育成も事実上失敗に終わっており、ようするに何をしても手遅れだ」「米軍に自分のケツを拭かせる為に駐留させたとしても、それによって得られる治安維持機能や治安維持組織の育成機能よりも米軍の駐留によって生産される不正と災厄のほうがデカいんだ」と。で、「そういうイラクに自衛隊を送り込んでもイラク人の役には立たん、歴史に汚点を残さんうちにはよ撤退させぃ」ということかと。かなり推測で補いましたが、これでよろしいですか、野原さん?
あと摂津堂さんのところで最初に書かれていた「不正と災厄」について具体的に説明お願いします。よく分からなかったもので。米軍が撤退したらイラクは分裂さえ起こしそうなものですが、それに伴う混乱を考えたらそれを超える「不正と災厄」とは一体なんでしょうかね?あぁ分かった!野原さんが恐れているのは米軍がイラクを平定することだ!でもってあめりかがじしんをとりもどしてあめりかていこくしゅぎとやらにはしって、せかいじゅうにしんりゃくせんそうをしかけはじめるんだ!それでぼうえきまさつでめをつけられたにほんがしょうどになるんだよ!やった!ようやくろじっくがつながったよ!
失礼、最後の最後で取り乱しました。確信犯的に。
Posted by: 出雲 | Dec 18, 2006 11:19:41 PM
そもそも、私は当初に、*野原氏個人に対して*「イラク問題の解決についてどう考えるか」と問うていたのに、それを野原氏が途中から「*日本が* イラク問題について発言しても誰も聞いてくれない」という話にすり変えちゃったんですよねぇ。一応、念のために指摘しときますけど。
Posted by: 井上 | Dec 18, 2006 11:47:21 PM
あ、間違ってました。摂津堂さんのところで
(1A)アメリカ軍の駐留なしのイラクはより多くの不正と災厄にみまわれることになろう。
を明確に否定されていますね。勘違いすみません
Posted by: 出雲 | Dec 19, 2006 7:17:20 AM
とはいえ、野原氏が「アメリカ引っ込め」「自衛隊派遣反対」と叫ぶことで「俺って正義の味方 !」と自己満足しているだけなのは、ほぼ間違いのないところでしょう。これまでのやりとりからして、御自身がこの件の解決について、何か具体的な考えがおありというわけではなさそうですし (出し惜しみするようなもんじゃなし、あれば聞かせてもらえているはず)。
で、私がそれに噛みついたもんですから「井上憎し」とばかりに突っ込めそうなポイントを探しては場当たり式に噛みついて、勝ったつもりになっているのではないかと (だから、毎回のように発言のポイントがコロコロ変わる)。他人の意見にケチを付けるだけでは、ガキの喧嘩と同じです。
で、どうして自衛隊の派遣を続けると日本が焦土になるんでしょうか。わかりません ! ><
Posted by: 井上 | Dec 19, 2006 9:53:15 AM
>で、どうして自衛隊の派遣を続けると日本が焦土になるんでしょうか。わかりません ! ><
少なくとも野原氏のBlogは炎上しますかね?(ヲ
それはともかく、「表現方法に明らかな問題がある」とストレートに摂津堂他で指摘されたのに、それに対する回答をスルーしてひたすら自分の意見を主張するのはどうかと思いました。>野原氏(なるほど、それでコメント欄を焦土と化す作戦だなッ!
Posted by: ooi | Dec 19, 2006 1:09:22 PM
すでに、御本人自ら「野原燐炎上中 ?」と書いておられます。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061218/
Posted by: 井上 | Dec 19, 2006 2:20:16 PM
改めて、野原さんの言いたいことを推測。だって野原さん意見を順序だてて纏めて下さらないから。
まずは今後のイラク情勢:「米軍が撤退してもイラク国内の宗派対立は収まらぬ、内戦状態も継続するだろう、しかし米軍が駐留を続けた場合事態は更に悪化の一途を辿るが、米軍が撤退すれば「全てが解決される」ことはなくても、事態は好転少なくとも現状維持はされるだろう」
これは摂津堂さんの所で
>>(1A)アメリカ軍の駐留なしのイラクはより多くの不正と災厄にみまわれることになろう。
という意見を否定されていること、及び、撤退による全解決を否定されていることから。
米軍が育成を進めるイラク人による治安維持組織については「悪化の一途を辿る情勢を見る限り、イラク人による治安維持組織も治安回復に有効な手段ではない。」で、野原さんはイラク人治安維持組織は役立たずで、米軍は役立たずの上に「不正と害悪」をイラクにもたらす、とバッサリ切り捨てた上で治安回復の為に役立つ代案を提示しないことから推測するに、イラクはもう「何をしても手遅れだ」という認識なのかも。だから米軍が出ていって「害悪」をこれ以上垂れ流さなくなれば、イラクは主体的に復興を遂げられると。(ホンマかい?)
で、自衛隊については「イラクに害悪をもたらす存在である米軍をサポートさせる為に自衛隊を送り込んでもイラク人の役には立たないのだから早く撤退させろ」ということかと。手直しを加えてみましたが、これでよろしいですか、野原さん?
あと摂津堂さんのところで最初に書かれていた「不正と災厄」について具体的に説明を重ねてお願いします。ここを明らかにしておかないと、そもそも議論が成り立ちませんから。
私が思うに、米軍はイラクに「不正と害悪」をもたらす存在かどうか、そしてその「不正と害悪」とやらが米軍駐留のメリット(治安維持機能、治安維持組織育成機能)に勝つのかどうかを明らかにする必要があると思うのですが、どうでしょう?
Posted by: 出雲 | Dec 19, 2006 4:49:32 PM
申し訳ございません、訂正します。野原さんの主張を纏めた上のエントリにおいて「イラク人による治安維持組織も治安回復に有効な手段ではない。」と野原さんは判断していると書きましたが、私の事実誤認でした。確かに見た気がするのですが、ソースとして掲げられるページが無い以上、私の勘違いだったのだと思います。
恐らく、
>>米軍(及び米国の組織)の存在は、いままで*2イラクの治安をより悪化させる事しかできなかった。
の「米国の組織」のくだりを読み違えたものと思います。
野原さんの主張を歪曲して他人に伝播させる結果となってしまったことを改めてお詫び申し上げます。
Posted by: 出雲 | Dec 20, 2006 2:35:36 PM
Kojii.net ココログ別館 12/24
http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_a53f.html
Kojii.net ココログ別館: 野原氏の支離滅裂
12/24/2006
野原氏の支離滅裂
野原氏が、ここのコメ欄で散々にやられたのに対抗するために、何やら書いているようです。
■醜悪な、そして血塗られた何か
これで、私の反論に対抗できたと思っておられるのかも知れませんが、目を通してみたところ、決定的な破綻がありますね。それがこれ。
米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減るでしょうか ?
おそらく減るでしょう。
イラク国民を対象にした調査では、回答者のほぼ 66% が、もし米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減ると考えていた。
38% は、マリキ首相にイラクの現状を改善する能力を「信じない」と回答し、ほぼ 90% が政府の約束と実行力はひじょうにお粗末だと述べた。
政府系の治安部隊では国をコントロールできないと感じている者は 36.5% に昇った。
よくよく読んでみると、ここにあるのは現状批判でしかないのに、なぜか「減るでしょう」という結論に結びつけられています。「現状の治安部隊に問題がある」。ふむ、それで、スポンサーの米軍は撤退しろと。
で、その後の治安維持体制はどうするんです ? それに対して、この論では「減ると考えている」と述べているだけで、具体的にどうやって減るのかには一切言及していません。
おそらく、「米軍が撤退すれば、武装闘争は終結するはずだ」という辺りが氏の考えかと思われます。ところがぎっちょんちょん、同じエントリの中には、こんな記述も。
内紛をかき立てているのはイスラエルなのかもしれない。イラクが永遠に不安定で有り続けることはイスラエルの利益であろうから。
断定はできない。
m9(^Д^)プギャー
一応、「断定はできない」と逃げを打ってますが、それにしても支離滅裂。何でも「ユダヤ陰謀論」で解決すると思ってるんでしょうか。
今のイスラエルにとって、最大の戦略的脅威はどこか ? それはイラクではありません。イランとシリアです。イランは「イスラエルを滅ぼしてやる」と公言して、弾道ミサイルや核兵器の開発、その他の軍備増強に血道を上げています。そして、シリアとつるんで Hizbullah を支援しています。また、イランとシリアは「やばいことになったら助け合おうぜ」と協定を結んでいる仲でもあります。シリア国内には、イランも関与して運用している SIGINT 施設が複数あります。(イスラエルとトルコが仲良しなのは、そのシリアを背後から牽制する狙いがあるわけでして)
では、イラクはどうか ? かつてのイラクは、確かにイスラエルにとっての脅威でした。中東戦争でイラクがアラブ側に加勢、派兵した事実もあります。ところが現在ではどうかというと、イラクはイスラエルにとっての軍事的脅威にはなっていません。意思も能力もありません。そして、そもそもイラクとイスラエルは国境を接していないし、それを解消するための飛び道具たる、弾道ミサイルも空軍力もありません。
野原氏みたいな人は、とりあえずイスラエルを悪者にすれば納得するのでしょう。だから、
米軍が去るとき、そしてイスラエルが傀儡勢力を築くとき、レジスタンスを根こそぎにしておくことにある。アメリカはスンニ派を権力から追放し、警察を指揮する内務省をシーア派に担当させた。彼らはスンニ派の寺院を爆破してはシーア派のせいにし、そして今度はシーア派の警察署を自動車爆弾で襲う。双方が互いに非難しあうようになれば、それが基盤となって内戦が近づく。
なんて陰謀論に飛びつくわけですが、シーア派といったらイランと同じですよ ? アメリカとイスラエルがつるんでイラクのシーア派の力を増したら、それは結果として、イスラエルにとって最大の戦略的脅威であるイランがイラクに浸透するのに手を貸すことになる。そんなストーリーは支離滅裂もいいところです。
さらにいえば、武装勢力とかテロリストとか、言い方はいろいろありますが、この手の反米武装闘争を目的とする組織が、イラクから米軍が撤退しただけで「ハイそうですか」と闘争を止めるでしょうか ? 私はそうは思いませんが。(「イラクでの騒擾が「反米闘争」でなければ、「レジスタンス」という言葉を使っている野原氏の主張が成立しない点に注意)
そして、テロ組織が活動するために必要な三大要素「庇護者」「スポンサー」「聖域」のうち、「聖域」としてイラクを利用する可能性は大いにあります。なぜなら、テロリストにとって最良の聖域とは、政府がまともに治安維持機能を発揮できない「失敗国家」であって、宗派間対立でグタグダになっているイラクには、そうなる資格が十分にあるからです。そして、「庇護者」「スポンサー」についても、同じ「反米」という旗印を掲げるイランが加わらないという保証はないですから。
とまあそんな訳で、この答案は私に対する回答としては「0 点」です。自らの主張に合うお仲間の言説ばかりをかき集めて、陰謀論で味付けする手法の限界でしょうか。
ところで、「自衛隊のイラク派遣を続けると日本が焦土になる」のは何故です ?
築城じゃなくて追記 (2006/12/24 13:06)
なんか、当該エントリで私の過去の発言を引っ張り出してこき下ろしているようですけれど、よく分かってないようですからいっておきましょう。
後から結果だけ見て非難するだけなら、誰でもできます。成功するかどうか分からなくても、とにかく何かを考えて提言する、実行に移す人こそが尊敬されるべきで、後知恵で揚げ足をとり、失敗をあげつらうだけの人には、えらそうに御託を並べる資格はありませんね。氏が私に対抗して何か提言することを全くしないのは、「何も考えていない」か「自分の提言がスカに終わって非難されるのが怖いヘタレ」なのかの、どちらかでしょう。
12/24/2006 in 今日のひとこと | Permalink
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» テロリストを擁護する野原燐 from ファイア ラウンジ☆すこぶる丁重
http://d.hatena.ne.jp/settu/20061217/p1 のコメ欄より 今ここにいる話し相手を誹謗中傷することは、私の感覚ではそれほど悪い事とは思えません。今ここにいる話し相手なら直ちに言い返すことができるのですから。それよりも「ここ」から空間的にも文化的心理的にも…… [Read More]
Tracked on Jan 3, 2007 1:00:24 AM
Comments
野原氏の当該エントリ中
■陸上自衛隊は、サマワで何をしたのか
(ソースのJANJANというのは初めて存在を知ったので実情はともかく、市民メディアと謳ってるあたり微妙?)
>膨大な金を掛けた割に、ちょっとした民間ボランティア程度(あるいはそれより劣る)の「支援」しかできていない。
って、それを専門に行ってるわけじゃないから能力に差があるのは当然じゃないかと思うわけですが・・・
>フランスのNGO、ACTEDが日本の外務省の無償資金協力約4000万円を受け、給水車両35台を借りて
だからこそNGOに日本政府(=イラク復興支援の一部)から資金提供したと考えられるんですが・・・
そう読めるのは私の見方が偏ってるからなんでしょうか?(笑)
衆議院質問答弁書136号をざっと読むかぎりでは、現地住民の雇用、現地医師への技術支援や医療器具提供など、私が思っていたよりも重視されていて逆に好感もてました。
というか野原氏は多くのサマワ住民が自衛隊に感謝しているという実情は嫌なんでしょうかね?(笑)
Posted by: Asuha | Dec 24, 2006 1:32:39 PM
自衛隊がイラクで成果を挙げたという話を認めてしまうと、野原氏自身の主張が木っ端微塵になりかねませんからw
ちなみに私は軍だけでも NGO だけでもダメで、両者が協力するべきだと本館で書いたことがあります。それぞれ得意分野があるのですから、どちらか一方だけで解決すべきだとか、両者の成果を単純に数字だけで比較するとかいうゼロサム・ゲームな思考こそ、もっとも忌避すべきものです。
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 1:39:03 PM
ttp://d.hatena.ne.jp/noharra/20061220#p4
への応答ありがとうございます。野原燐です。
1 アメリカは約束しましたか?
約束しました。
2 イラクの情況はどうですか?
とてもひどいです。
3 米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減るでしょうか?
おそらく減るでしょう。
4 米軍は虐殺しましたか?
虐殺はあったと思われます。
5 米軍増派に効果はあるか?
ないと思われます。
6 米軍はイラクを安定化できるか?
できないと思われます。
7 なぜ暗殺が続いているのか?
内紛をかき立てているのはイスラエルなのかもしれない。イラクが永遠に不安定で有り続けることはイスラエルの利益であろうから。
断定はできない。
8 アメリカはなぜ撤退しないのですか?
なんら影響力も権益も残さない撤退をアメリカがしたくないからです。
9 レジスタンスは勝利しつつあるのですか?
そういう見方もあります。
で、
3 米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減るでしょうか?
7 なぜ暗殺が続いているのか?
以外の項目については反論できない。でいいのですね。
Posted by: 野原燐 | Dec 24, 2006 1:45:04 PM
だいたい、私に「手当たり次第に噛みついては、勝った気になっている」と書かれているのに、さらにその通りの行動を積み重ねますかねぇ、普通…
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 1:45:44 PM
思われますだのかもしれないだの、推定語句のオンパレードで反論と呼ぶのは恥ずかしくないのだろうか。
俺には理解できない。
Posted by: CHF | Dec 24, 2006 1:53:12 PM
どうやら、私が「反論できない」と書くことを期待しているようですね。そうすれば、あなたは「勝った気」になって自尊心を満足させられると。
だいたい、私がいつ、「アメリカがイラクで成功をおさめている」「何の事件も起きていない」なんてことを主張しましたっけ ? 主張していない点に突っ込んでも意味はありません。以前から繰り返し書いているように、「アメリカは失敗した。その現状からいかに建て直すか」というのが話の発端です。
ところがあなたは、そこから話を引きはがして「アメリカの失敗をあげつらう」という方向に持って行こうとばかりしている。私が一連のやりとりで一貫して指摘しているのは、あなたのそういった「後知恵で非難するだけのド三流評論家的体質」なのです。
現状がどうだろうが、イラク国民が自前の治安維持組織を持ち、自分たちの手で自分の国の安定を図ることができなければ、問題の解決はないでしょう。国防と治安維持は国家が国家として成立するための根幹だからです。一時的には他国の支援が必要だとしても、最終的には自立の方向に持って行かなければならない。では、それに必要な資産を持っているのは誰か、どうすれば自立させられるのか、という話です。
ところがあなたは、それに対して「アメリカ怪しからん」「失敗しやがって、やーいやーい」というだけで、「誰それならアメリカに取って代わることができる」と示すことができず、「解決するだろう」という希望的観測にのみ拠っている。いや、酔っている。そして、アメリカの非難をするだけで自分が正義の味方になった気でいる。
要するに、あなたは揚げ足とりしかできないということを、自らの身を持って証明し続けているのです。まずはそのことを自覚しましょう。
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 1:57:07 PM
正直、野犬程度の精神状態と見なされても仕方のない方ですから、ある意味普通だとは言えますね。
どの様に言われようと悪口雑言を撒き散らすと見なされる言動を止めない方ですし、他所の話を持ち込むようでアレですが、摂津堂の教訓を生かす意志すら感じられませんな。
Posted by: ooi | Dec 24, 2006 1:58:54 PM
いやまったく。
少なくとも私は、野原氏にこき下ろされるような「何か」を提言しているわけです。そこが、氏と決定的に違うのです。思うに野原氏、自分が批判されるということに対して、決定的に耐性を欠いているのでしょう。これ、本館 Opinion のネタに使えるかも。
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 2:06:43 PM
「野犬程度の精神状態」が分からない方のために、メモ。
http://d.hatena.ne.jp/settu/20061217/p1#c1166693212
- 引用はじめ
ただし、今ここにいる話し相手を誹謗中傷することは、私の感覚ではそれほど悪い事とは思えません。今ここにいる話し相手なら直ちに言い返すことができるのですから。
それよりも「ここ」から空間的にも文化的心理的にも離れた場所にいる人をテロリストと決めつけることは、それが間違っていた場合決定的な「悪」であると思います。テロリストと呼ばれた人は言い返すことができないのですから。
- 引用終わり
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 5:30:42 PM
田中宇氏の毒電波と同クラスですな。
Posted by: 通行人 | Dec 24, 2006 8:20:18 PM
上でリンクした「摂津堂」のコメ欄はなかなか壮烈なことになっているので、一見の価値ありです。これを御覧になれば、ooi さんから頂戴したコメントの意味がお分かりいただけるかと > ALL
Posted by: 井上 | Dec 24, 2006 10:08:23 PM
なにやらすさまじいことになってますね。
私は今までkojii.netへはパソコンの話やらうめ吉やらを見に訪問していた一訪問者の身分です。
恥ずかしながら、成人してる身ですが国際社会がどうこうとか、イラクの行く先とか、難しいことはわかりません。そんな私ですが、いろいろと一連の話をかみ砕いてみました。
野原氏の主張は「とにかく米軍は撤退せよ」と言うのが一つ、もう一つは「日本はこの件に関わる権利も義務無い。だから口出しするな」この二つだと読み取れます。とはいえ、イラクの崩壊を望んでいるわけではないようです。
つまり、この件については外野は出てくるなと。しかるべき人間がしかるべき対策を考えよと。
ならば、イラク民の立場で考えてみます。イラクにだって何千何万と人はいると思います。決して考えは一つではないでしょう。それらの人は何を考えるでしょうか。・・・日々の暮らしを送るのが精一杯の気がします。米軍がどうのとか、テロがどうのというのを考える余裕のある人がどれだけいるのでしょうか?
つまり、現状のイラクは、自分の行く先を決めることもできません。イラクの行く先はその周囲にゆだねられているともいえます。
今、米軍が撤退したら、救世主のような人物が降臨してイラクを導いて行くのでもない限り、おおよその予想通りさらに悲惨な状況になるでしょう。それを野原氏は「我々の考える問題じゃない」と切って捨てます。彼は救世主が誕生すると信じているのでしょうか?それとも井上氏他が言うとおり、日本よければすべてよし、イラクはイラク人が何とかするからほっとけというのでしょうか?
イラクは今、自分の行く先を決めることもできません。つまり、今後のイラクは外野の、「国際社会」によって命運が握られてるんです。自立した国家として生まれ変わるのか、それともテロ国家となるのか。
・・・まとめてみたところ、野原氏は「手段」をよしとせず、その「結果」については言及していません。確かに世の中「手段」を問う時代にはなっています。「結果」がよければ何をしてもいいわけではありません。しかし、それも表面的な話です。
「手段」問うのは、それが明らかに問題のある「結果」を残すからです。法律等で「手段」を縛るのはある「結果」があり、その「結果」を起こさないように「手段」を縛るのです。
つまり、「結果」が重要なのです。なのに野原氏はその「結果」を見ようとしない。ここが原因のように思えます。
・・・あるいは「米軍撤退」が「結果」なので、その先には何も存在しない、なのでしょうか。
長文失礼しました。が、最後に一つだけ。
口調が汚くて申し訳ありません。
日本がイラクに関与する権利がないなら、野原さん、あんたにもこの問題にあれこれ口出しする権利なんてねーよwwwww
Posted by: airwing | Dec 25, 2006 4:05:40 AM
「手段」と「結果」という話についていえば、本来であれば重視すべき「結果」の話をそっちのけにして、「手段」にばかり拘泥した議論を繰り広げている事例がありますねぇ。しまいには、その「手段」を絶対不可触の聖典扱いにしてしまうのだから、わけがわかりません。
イラクの治安問題についていえば、とにもかくにもイラクの国民が自分達の力で、自国の治安を維持して悪い奴らを追い出すのが、目指すべき「結果」なわけです。治安の安定がなければ、海外からの投資は呼び込めないし、せっかく石油があっても安定して輸出するのが難しくなるし、その他いろいろ支障が出ます。ところが野原氏曰く。
>イラクの軍と警察、それとまともな政権を(3年半にわたって
>失敗し続けてきたのと同じ方法で) 育成すると。それが井上
>さんの言う「代案」なわけですね。
>すばらしい! としか申し上げようがありません。
じゃあ、イラクに自前の政権と治安部隊を持たせない選択肢を推すのかと。そりゃすばらしすぎます。現状がうまくいっていなかろうがなんだろうが、それ以外の選択肢なんてないんですよ。自分で自分の国を治めることができないのでは、話が始まりません。
で、「じゃあ、どうやって政権を育成するのか、誰が治安を維持するのか」といって私が対案を求めると野原氏は (以下略)
Posted by: 井上 | Dec 25, 2006 9:41:14 AM
3年で結果が出るような問題だったらだれも苦労はしないと思いますが、楽天(not某グループ(ヲ)的だったり、悲観的だったり、ご苦労な方だと思います、ハイ。>野原氏
ぶっちゃけ、「米軍がイラクから手を引く」よりはまだ「米軍がイラク自身の手による治安組織の育成を援助する」方がよっぽど素晴らしい案ではないかと思いますが、良きにつけ悪しきにつつけ、今のイラクの現状を招いた一因はアメリカ「にも」(ハイ、ここ重要ね)ある訳です、その責任をきっちり取って貰う方がよっぽど理にかなってますなあ。
あ、なんで「にも」なのか、そりゃあんた、国際情勢を読み違えて国民に塗炭の苦しみを強いた責任は、イラクの旧指導部にもあったからですよ、全部をアメリカの責任にするのはそりゃ無邪気すぎますな。
Posted by: ooi | Dec 25, 2006 11:37:06 AM
初めまして。ストックオプションのころから
いつも楽しく拝見させていただいております。
さて、すでに多くの方も思われている事かもしれませんが、
野原氏が再三求めておられる
『井上氏の対案』
とはいったい何なのでしょう?
すでに井上氏をはじめ多くの方々は
「アメリカを主とする有志連合が、イラクの治安組織と
政府組織を確立するため、(これまでと同様に)活動を続ける事が
『ベスト』ではないにせよ『ベター』なのでは。」
とご自分の意見を述べられています。
(おおまかにこのような感じでよろしいでしょうか?>皆様方)
もうすでにご自分の意見を述べられている方に対して『対案』とは?
私にはおかしなことをおっしゃっているとしか思えないのですが?
(いまさらこの程度で何を・・・、という話は置いておきます)
どうしても気になってしまい、初めて書き込みさせていただきました。
本来、こちらではなく先方に書き込むべきなのでしょうが(苦笑)
面白い話に膨らませていただけるようでしたら幸いです。
Posted by: 美並 | Dec 25, 2006 7:25:47 PM
えーと。
私としてはそのつもりですし、以前からそれこそ何度も何度も何度も何度も書いてきたことなのですが、野原氏としては「それは失敗したのだから、別の対案を出しやがれこの野郎」というところなのではないでしょうか。まあ、米国の失敗には厳しく、自分の失言には甘い人ですから。
どうしても何か出せということなら、答えはひとつです。「失敗の原因を追及・改善して、イラク独自の治安部隊育成を進める」。上の方で書いているように、イラクが自身の問題を自身で解決できるようにする、という以外の選択肢はないのですから。
で、自衛隊のイラク派遣を続けると日本が焦土になるのはなぜなんでしょうか。依然として理解不可能です。
Posted by: 井上 | Dec 25, 2006 7:47:38 PM
野原氏は一度撤退した孤高さんの所に再び転進
しかもネタエントリでマジレス、主張はいつも通り…
もう何がしたいのかサッパリ分かんないよ( ´Д⊂ヽ
Posted by: BWS | Dec 27, 2006 2:01:00 AM
うわあ…
ネタをネタと見抜けない人は (ry ですね、まさに。
Posted by: 井上 | Dec 27, 2006 7:19:45 AM
野原です。
>>>・・・日々の暮らしを送るのが精一杯の気がします。米軍がどうのとか、テロがどうのというのを考える余裕のある人がどれだけいるのでしょうか?つまり、現状のイラクは、自分の行く先を決めることもできません。
というairwing氏の発言に対し、
ふーん。イラク人には余裕がないから、「米軍がどうのとか、テロがどうのというのを考える」ことができないと、airwing氏は主張する。
反論の余地がないほどばかげた発言だ。 と思ったので、うちのブログにそう書きました。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061229#p2
Posted by: 野原燐 | Dec 31, 2006 9:22:53 AM
>>>(井上)さらにいえば、武装勢力とかテロリストとか、言い方はいろいろありますが、この手の反米武装闘争を目的とする組織が、イラクから米軍が撤退しただけで「ハイそうですか」と闘争を止めるでしょうか ? 私はそうは思いませんが。
(「イラクでの騒擾が「反米闘争」でなければ、「レジスタンス」という言葉を使っている野原氏の主張が成立しない点に注意)
そして、テロ組織が活動するために必要な三大要素「庇護者」「スポンサー」「聖域」のうち、「聖域」としてイラクを利用する可能性は大いにあります。なぜなら、テロリストにとって最良の聖域とは、政府がまともに治安維持機能を発揮できない「失敗国家」であって、宗派間対立でグタグダになっているイラクには、そうなる資格が十分にあるからです。そして、「庇護者」「スポンサー」についても、同じ「反米」という旗印を掲げるイランが加わらないという保証はないですから。<<<
井上氏は米軍を攻撃するイラク人をテロリストと呼ぶのか、呼ばないのか、はっきりしてほしい。
“米軍が統治に失敗したままイラクに居座り続ける権利”を明示できない井上氏は、米軍を攻撃するイラク人をテロリストと呼ぶ権利もないはずだ。
井上氏はごまかす。「武装勢力とかテロリストとか、言い方はいろいろありますが、」
「この手の反米武装闘争を目的とする組織」いきなり差別意識丸出しの用語法。米軍の占領という状況の有無にかかわらず「この手の反米武装闘争を目的とする組織」は反米武装闘争を目的とする。
「米軍が撤退しただけで闘争を止めるでしょうか ? 私はそうは思いませんが。」それは「この手の反米武装闘争を目的とする組織」というカテゴリーを必要とする井上氏の脳内事情によることは明白だ。
「テロとの戦い」の為には占領が必要である。え、「テロの蔓延」のためには、占領すなわち「失敗国家」が必要である、の間違いじゃないの?
Posted by: 野原燐 | Dec 31, 2006 9:24:48 AM
>“米軍が統治に失敗したままイラクに居座り続ける権利”
ここまで来てしまったよ・・・。
選挙で選ばれたイラク政府の内閣が米軍の駐留を認めているなら、
それは、イラクに居座り続ける権利が与えられたことには、ならない?
>米軍を攻撃するイラク人をテロリストと呼ぶ権利もないはずだ。
何時から、言論の自由が保障されないようになったのだろうか、この国は?
Posted by: 通行人 | Dec 31, 2006 10:04:46 AM
日常ではしばしば見かけることですが「人の善意が不幸を生み出す瞬間」がリアルタイムで展開していく様を観察するのは実に不幸な事でありますよ。
・・・ハイ、井上さんの事だと思った人、センセイ怒らないから手を上げなさい、。
Posted by: ooi | Dec 31, 2006 2:07:22 PM
年末なのに、頭から湯気を立ててこんなところで暴れて、おヒマですねえ。
国連安保理決議 1511 号を 100 万回読み返してください、と以前に書きましたが、お忘れですか ? 明示云々については、それで FA です。それに、決議 1511 には「失敗したら出ていけ」なんて記述はなかったかと思いますが、ちゃんと 100 万回読み返しましたか ?
それから、「言い返すことができない相手をテロリストと呼んではならない」という野原氏の脳内定義については、私は一切認めませんから、そのつもりで。第一、「テロリスト」という言葉の定義と米軍の駐留根拠は別問題です。もしも野原氏が、米軍に対する攻撃を「きれいな戦い」だとお考えなら、噛みつきたくなるのかも知れませんけれどねぇ。
ところで、「自衛隊の派遣を続けると日本が焦土になる」については、そろそろ辻褄の合う説明を考えつきましたか ? (笑)
Posted by: 井上 | Dec 31, 2006 4:55:04 PM
我ながらヒマだと思いますがいくつか指摘を。
米軍を攻撃するテロリスト=イラク人とは限らない混沌とした情勢を考えるならば、井上さんが反米闘争を目的とした武装組織をテロリストであるとした所で、イラク人を誹謗するとは必ずしもあたらないですし。
しかし、真っ当な反米闘争ならば他にもデモでも国際世論に訴えかける報道でも幾らでも選択肢はあるだろうに、よりにも寄って武力闘争(しかもその場合、一般市民を巻き込むことすら有る)を選択し、テロ行為に走る勢力をテロ組織と呼んではならないってのは、何処のお花畑か焼き畑の決まりなのか、私にはよくわかりませんが、抵抗勢力とでも呼べば彼らの正当性でも高まるって言うんでしょうか、面白いご意見ですね。
米軍が一般市民を犠牲にしていない、等とは言いませんが、そりゃ貴方の擁護する武装勢力も似たようなモンでしょうに、何故彼らのやることは正義なのでしょうか、ああ、そんなことは言ってない?まあ、そう言い抜けるのはご自由ですが、貴方の表現はこういう印象を回りに与えている事をお忘れ無く、これから貴方が何を言おうと言い訳にしか聞こえないですしね。
Posted by: ooi | Dec 31, 2006 8:41:55 PM
テロリストの定義の話が出ていますが、どうやらこの発端が前のエントリーの以下の俺の書き込みにあるようなので、あまり意味がないでしょうけども俺のテロリストの定義を書いておきます。
>待ってくれ、治安を悪化させているのはテロリストではないのか?
このテロリストというのは、テロル――すなわちなんらかの政治目的の達成のために恐怖や暴力を使うこと――を企図し準備し実行する人を指します。
それがイラク人であるとかイラク外の人であるとかは関係ありません。
現状、米軍などを追い出したいなら、イラク自身がすんなりと自治を確立して治安を維持できるようになるのが一番早いので、この手のテロルをする連中の目的はもしかしたら米軍を追い出したくないのかな?などと思ってしまったりします。
そう考えるとまた別の物が見えたり見えなかったり。これはミリタリーというより政治ですな。
Posted by: 遊び人(ネタ係 | Dec 31, 2006 11:58:14 PM
テロについて・・・
「テロ」の由来はフランスで(語源はラテン語で「恐怖」を意味)、
どちらかといえば「白色テロ」が連想されていたかも知れません。
最近は「テロ」と聞けば、「赤色テロ」に近いイメージが
一般的に連想されていることだと思います。
「赤色テロ」と違い、
イスラム過激派による行為は、
共産主義ではなく、宗教の価値観が背景にあるわけですが。
国連で「テロ」の定義について議論されていましたが、
アラブ諸国はイスラエルによるパレスチナ人への攻撃をテロ行為、
即ち「白色テロ」を「テロ」行為と認知しており、
欧米は、イスラム過激派による民間人を巻き込む攻撃をテロ行為、
ある種の「赤色テロ」を「テロ」行為と受け止めており、
「テロ」の定義について双方の意見の違いから結論が出ませんでした。
しかし、「近代テロ(仮)」のイメージとしては、
体制への国民の信頼性を低下させ、
国家への打撃と混乱(国家の機能を低下、もしくは麻痺)を
目的とした反抗で市民を標的、
又は市民を巻き込むことを厭わない殺傷を伴う攻撃ですね。
欧米のメディアには、
「テロ」と「レジスタンス」という言葉を避ける傾向にあり、
米軍がInsurgentsという言葉を使用してからは、
一部を除き欧米のメディアもInsurgentsと総称するようになりました。
意味は「反乱分子」や「暴徒」。
余談ですが、昔、ニュースステーションで久米宏氏が
イラクの武装闘争を「レジスタンスです」と真面目そうに言ったことは
笑えました。
アカヒテレビだから仕方ないけど。
Posted by: 通行人 | Jan 1, 2007 4:19:40 PM
単に「暴力による恐怖」だけだと、国家が始める戦争行為との区別がつかなくなるので、「国家とは無関係に動いている個人、あるいは組織による、何らかの政治的意志をごり押しするための、民間人などを対象として武力攻撃による恐怖に訴える手法」をテロ行為と定義すると、だいぶ現実に近づくかなと思いました。「民間人 *など*」としたのは、法執行機関などを対象とする攻撃はテロに入れていいと思ったためです。
ちなみに MNF-I の報道発表を見ていると、アルカイダ関連らしい相手だと terrorist、それ以外は insurgent と使い分けているように見受けられます。うちの本館で日本語サマリーをまとめるときにも、この分類を使っています。
もっとも、私が「テロリスト」といっている対象は、もう少し広いのです。それは、かつてアフガニスタンにテロ組織が入り込んで、聖域化したような状況を想定しているためです。
Posted by: 井上 | Jan 2, 2007 11:53:12 PM
× : もう少し広い
○ : イラクで暴れている連中だけではなく、もう少し広い
端折ると、意味がまったく変わってしまう…
Posted by: 井上 | Jan 4, 2007 4:11:06 PM
傍から観察していて感じたのですが、今の野原氏は議論をする気が無い、いや、むしろ議論を積極的に壊すことを目的として発言を重ねているのではないかと感じられます。彼の今やっていることは、井上さんが使われた言葉の定義にいちゃもんを付け、主語を明らかにしろと噛み付き、更には前に井上さんが明確に反論し否定された話までもを再び持ち出してきて、「井上氏は~に反論出来ない、でよろしいですね」、と勝手に決め付けて形式的に勝ったことにしようとする、それの繰り返しです。
彼が論理の破綻を歯牙にもかけず無謀な行動を繰り返す目的は何か?大胆に想像を働かせますと、「井上さんの消耗」ではないかと。
無茶苦茶な発言を繰り返すことで議論を不毛なものに感じさせ、井上氏の議論しようという意欲を失わせることを目的としているのだと思われます。
つまり、彼は論争に判定負けが無いことをいいことに、「オレはまだ負けてない、負けてない」と喚き続けることで井上さんが呆れてリングを降りるのを期待しているんでしょう。で、井上さんが降りたら、settuさんのトコでやったように捨て台詞を吐き、勝ったことにして遁走、これが彼の勝利の方程式。
もし私の推測が当たっているとすると、こりゃ面倒な話ですよ。真面目に議論しても成果は上がらないが、さりとてこちらから打ち切ったら後味悪いことこの上ない。なんか対テロ戦みたいだw
井上さんも野原氏相手の不毛な議論の泥沼からの出口戦略を錬るべきだと思います。このまま続けても得るものは何も無いと思われます、僣越ながら。
リアリズム改変ネタ:
野原という名の不毛な泥沼はすぐに抜け出さなければますます深くなり(60年前の日本のように)平和だった本土が焦土になることさえ起こるのです。これはリアリズムです。
奴は野原に非ず、泥沼なり。
議論ののちに、ペンペン草も生えやしない。
Posted by: sano | Jan 5, 2007 10:19:53 PM
多分、御指摘の通りだろうと思います。
なんていうやりとりをしていると、本人が降臨して「そうじゃない」と言い出しそうではありますが、口先だけなら何とでもいえます。口先よりも実際の行動がすべてを表しています。
実際のところ、今までの調子で続けていても、「野原氏はこの程度のことしかできない人間なのだ」という事実を全世界に向けて広告するだけなのです。ですから、それを今後も続けるようであれば、自分で自分の評判を落とすだけです。それは、ここにコメントしてくださった皆さんの反応からも明白でしょう。
おまけに、サポーターが一人もいない状態で away の試合を続けているのですから、なにをかいわんや。
このままフェードアウトして野原氏がそっと撤退※ したとしても、私としては殊更に「勝利宣言」なんて真似をするつもりはないですし、いわんや、氏の日記に突撃して引っかき回すつもりもないのですけれど。単に、今後も平常運行で能天気ブログを続けるだけのことです。
※ : ここでいう撤退とは、ここでのコメントだけでなく、自身の日記で私の件に言及する行為も含めての話です。自身の日記で言及を続けていれば、それはここにコメントするのとほとんど等価みたいなもんですから。
とはいえ、氏がどう出るか分かりませんから、私としても最悪の事態に備えた策は練っておく必要がありますね。御指摘、ありがとうございます。
Posted by: 井上 | Jan 6, 2007 7:36:23 PM
ここは、ごみばこ というか、訂正前文書の保管庫です。
「*p4*醜悪な、そして血塗られた何か」初稿
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061220#p4
「*p4*醜悪な、そして血塗られた何か」初稿
1 アメリカは約束しましたか?
約束しました。
われわれは以下のことを行う
* 人間の尊厳という妥協の余地のない要求の侵害に対しては、国際機関における発言権と投票権を行使して率直に発言し、自由を促進する。
* 自由を促進し、自由を求めて非暴力的に闘う人々を支援するために我々の対外援助を用いる。そして、民主主義の実現に向かおうとする国家は、その段階に応じて報われることを保証する。
* 二国間関係においては、自由と民主的機構の発展を主要なテーマとする。人間の権利を否定するような政府に対し、よりよい未来へ向けて変革するように圧力を加え、同時に、他の民主主義国家からの連帯と協力を求める。
* 宗教と良心の自由を促進し、抑圧的な政府による侵害からその自由を守るために、特に努力をする
われわれは、人間の尊厳という大義を擁護し、これに敵対するものに対抗する。
http://www.itoh.org/kagurazaka/bushdoc/bush2.html
ブッシュドクトリンII
2 イラクの情況はどうですか?
とてもひどいです。
この数十年、イラクの状況が今ほど悪いことはなかった。占領は失敗だ。親米、親イランのイラク政府はどれもこれも失敗した。新しいイラク軍は救いがたい冗談となっている。2006年11月5日 日曜日
http://www.geocities.jp/riverbendblog/
Baghdad Burning
アルジャジーラが入手した新たな調査情報によると、イラク国民の90%以上が今のイラクは2003年の開戦前より悪くなったと確信している。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061215/1166188887
3 米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減るでしょうか?
おそらく減るでしょう。
イラク国民を対象にした調査では、回答者のほぼ66%が、もし米軍が撤退するなら暴力・武力事件は減ると考えていた。
38%は、マリキ首相にイラクの現状を改善する能力を「信じない」と回答し、ほぼ90%が政府の約束と実行力はひじょうにお粗末だと述べた。
政府系の治安部隊では国をコントロールできないと感じている者は36・5%に昇った。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061215/1166188887
4 米軍は虐殺しましたか?
虐殺はあったと思われます。
昨年11月、アメリカの海兵隊によるハディッサ攻撃で家族7人が殺された。生き延びた家族の1人イマン・ワリドさん(10歳の少女)がビデオで証言する。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061223/1166840373
Yahoo!ジオシティーズ – <イラク情勢ニュース URUK NEWS> 速報&コメント 2006.10~
ロイター通信(12月8日、ティクリート発)によると、イラク警察と地元住民は子ども6人、女性8人を含む32人の市民が8日の米軍空襲で殺害された。だが米軍は、女性2人を含むアルカイダ戦士20人を殺害したと発表し、子どもの死亡については否定した。 Iraqis say US raid killed 32, including 6 children
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/comment/20061209/1165640397
Yahoo!ジオシティーズ – <イラク情勢ニュース URUK NEWS> 速報&コメント 2006.10~
5 米軍増派に効果はあるか?
ないと思われます。
だが米軍が過去にアンバル州で実行した掃討作戦の経験では、掃討作戦によって一時的にその場所ではレジスタンスの姿が消えても、米軍の大部隊が去るとまた戻って来るという繰り返しであり、掃討作戦の効果を疑う現実論も軍内部に強くある。そのうえ、米軍全体の兵力にその余力はもはやないとみる司令官もいる。
ベーカー委員会でも勧告をまとめる過程でこの「増強後に撤退」を選択肢として検討したが、結局は同じような議論を繰り返したのち選択肢から排除された。浮上しては消え、消えてはまた再浮上する背景には、それでも何らかの軍事的対策が必要であるという米軍上層部とイラク戦争・侵略を強硬に主張したタカ派勢力のアセリが見え隠れしている。それはまさしく、ブッシュ政権が軍事的攻勢もとれず、かといって駐留米軍の大規模な削減もできないまま現地情勢を泥沼化させてきた過程と重なる。
http://www.geocities.jp/tomesannew/uruknews-shiro_yamamoto_1217-2006.html
第12回 2006年12月17日
6 米軍はイラクを安定化できるか?
できないと思われます。
他方、CBSのテレビ番組に登場したパウエル元国務長官は17日、イラクにおいてアメリカは敗北しつつあり、米軍の増強では情勢は転換できないと述べた。そして来年2007年半ばまでに米軍撤退を開始すべきだと主張した。 Powell Says U.S. Losing in Iraq, Calls for Drawdown by Mid-2007
彼はさらに、バグダッドを安定させるため夏に米軍を増強したが失敗しており、これ以上はどんな試みも成功しそうにない、と述べた。「もし誰かが追加派兵を提案ししたとして、仮に私がまだ統合参謀本部議長だったら、私が最初に質問するのはこうだ・・・その部隊が達成すべき任務は何なのか? それは本当に達成できるのか? そしてそれを達成するのに十分な兵力がわが国にあるのか?」。
彼は軍に関わった自分の経験から判断して、陸軍が既に破綻寸前にあると指摘し、イラク以外でも陸軍と海兵隊を増やさなければならないと説明した。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061219/1166508021
Yahoo!ジオシティーズ – <イラク情勢ニュース URUK NEWS> 速報&コメント 2006.10~
7 なぜ暗殺が続いているのか?
内紛をかき立てているのはイスラエルなのかもしれない。イラクが永遠に不安定で有り続けることはイスラエルの利益であろうから。
断定はできない。
暗殺チームの目的は、イラクの潜在的な指導者を抹殺することにあり、米軍が去るとき、そしてイスラエルが傀儡勢力を築くとき、レジスタンスを根こそぎにしておくことにある。アメリカはスンニ派を権力から追放し、警察を指揮する内務省をシーア派に担当させた。彼らはスンニ派の寺院を爆破してはシーア派のせいにし、そして今度はシーア派の警察署を自動車爆弾で襲う。双方が互いに非難しあうようになれば、それが基盤となって内戦が近づく。
そして内務省の本当の指揮権は(イスラエルの)モサドにあり、その主要な上層部はイスラエルとその傭兵に握られている。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060929/1159538505
Yahoo!ジオシティーズ – <イラク情勢ニュース URUK NEWS> 速報&コメント 2006年2~9月
8 アメリカはなぜ撤退しないのですか?
なんら影響力も権益も残さない撤退をアメリカがしたくないからです。
他方、アメリカがレジスタンス組織と接触・交渉を持とうとしていることは事実であるが、これまでのところ主要なレジスタンス組織の対応は一貫している(※)。それは交渉を拒否しないが、交渉の前提として米軍が無条件かつ全面的にイラクから撤退をすること、レジスタンスを前政権を継承するものとして正統性を認めこと等である。
この場合、アメリカは撤退後のイラクになんら影響力も権益も保持できないことは明らか。つまり、いずれにしても米軍が追いだされないかぎり、アメリカの模索する撤退戦略はイラクへの権益確保の策略でしかありえず、イラク国民が満足できるものではない。
http://www.geocities.jp/tomesannew/uruknews_Shiro_Yamamoto.html
解放のゆくえ--イラクは今
9 レジスタンスは勝利しつつあるのですか?
そういう見方もあります。
防御段階の側面から見るとさらにこの傾向ははっきりしていて、ファルージャとナジャフの戦いは典型的な住民による都市防衛戦として行われたことです。
この戦いの意義はゲリラ戦士と住民の結合した抵抗が、大兵力を擁する米軍に十分対抗しうることを証明し、占領軍はこのふたつの攻勢によって一気に抵抗を鎮圧し、イラク人民を屈服させると言う目的に失敗したことです。
さらに占領軍にとって重大なことは、この戦いによってそれまで何らかの期待や好意をもっていた住民の中の一定の層を一挙に失い政治的に敗北したことであろうと思います。(12/2 NK)
http://6528.teacup.com/uruknews/bbs
放電盤 <<<< イラク情勢ニュース
削除記事(2009.10.11)
負けるケンカはしない方がよかったのでは。(訂正前)
youtubeのビデオでは9割以上の支持を(おそらく)獲得しながら、わざわざ対抗デモを企画し、1/10程度しか動員できなかった。動員数について下のブロガーの認識が正しいなら、企画としては失敗だったということになるだろう。権力を相手にしたたたかいなら少数でも意思表示することに意味がある、と言える。しかし、民間対民間で、わざわざ相手に満足を与えるような企画をしてしまったのは愚かと評価される。問題はそうであってもどうしても行うべき他の要因があったかどうかだが、そんなものはなかったと思う。
6.左翼の反対派、可哀想なくらい参加者が少ない。
たぶん、在特会(300人くらい?)の10分の一程度(30名程度?)。
左翼の反対派より警備していた警官の方が多かったかも知れない。
それに、正直、何を主張したいのか分かり難い感じ。
あれでは歩行者に何も伝わらなかっただろうな。
7.左翼団体の参加者、全共闘崩れというか…運動家の成れの果て?みたいな50-60代のオジサンばかり。
服装も、ちょっとヤバそう。
正直、あれじゃ、逆効果だろう…
拡声器で言ってる内容は、在特会の方が酷いが、見た目では、左翼団体より在特会の方が相当マシ。
心は錦、ってことなのかも知れないけど、あれじゃ駄目だろうなぁ…
何か伝えたいなら、服装も含めて戦略を練ったほうが良いのでは?という印象。
うーん、服装についてですが世間の人はこういう風にみているのか。私も服でも買おうか。
(10/11記)
削除報告
id:mujigeと言う人が、へんなところで何かいってきました。
http://teri.2ch.net/korea/kako/986/986434444.html HANBoardについて考える PART12 投稿日: 2001/04/05(木) ~2001/05/21(月)からの
興味深いところをいくつもコピペしてtwitter発言しましたが、そのうちの二つをとりあえず削除してみました。
以下は資料です。
noharra 野原燐
413なんで「米津篤八」氏の名前が伏字なんですか?あの人が日本人一般の感覚からして異常な意見の持ち主であることは疑いのない事実なのだし、彼に対する皆さんの意見はまっとうなもの(彼が基地外じみた反論をするかは別として)なのだから、伏字にすることなく、堂々としていればよいのでは?
4 Dec
noharra 野原燐
435 むかし、ハンボードでキム・ググンさんが初登場して北朝鮮関連で重要な提言をしたことがありました。そのとき、米吉が本筋じゃないところで揚げ足を取って、議論を逸らし、ググンさんを消耗させましたね。ああいう奴を野放しにしておいて良いはずがない。
4 Dec
http://twitter.com/#!/noharra/status/10855611243692033
野原燐
追記
> id:mujigeと言う人が、へんなところで何かいってきました。
「へんなところ」ってどこかはっきり言ってみろよ、と言いたいですね。(bogus-simotukare)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101204/2346518907#c1291511747
です。(12月6日 7.58追記)
id:mujige発言続き
mujige 2010/12/06 09:00 id:noharra 氏、指摘されて「まずい」と思ったからツイートを削除したんでしょうが(名誉毀損が成立しておかしくないレベルですから)、それをわざわざ自分のブログに転載って、やってることが理解不能です。ブログが公的な表現物だということが分からないのでしょうか。
mujigeさんへ。
http://teri.2ch.net/korea/kako/986/986434444.html HANBoardについて考える PART12 投稿日: 2001/04/05(木) ~2001/05/21(月)
には、上記以外にも、米津篤八さん? に対する言及がたくさんあります。
ここのコメント欄あるいはどこかのブログで反論されたら如何でしょうか?
メモ:ストライサンド効果
ストライサンド効果:インターネットでは、理由なく情報が消されると余計広がること。(バーブラ・ストライサンドが痛い目を見たことに由来)
17 minutes ago
ストレイサンドかと思ってた。
id:mujigeさんへの質問
@mujigedari あらためてお聞きしますが、あなたは何がしたいの? 私にブログから削除せよ、との明示的要請がまだないのはなぜ?
posted at 12/7 20:30:02