従軍慰安婦をめぐる6枚の紙片・・・

                2006.5.19  野原燐

1.それを見たと人には言えない。 --朝鮮人慰安婦【初めての検査】

「従軍慰安婦」本の定番のひとつ、千田夏光本*1から、著者が慰安婦の実態が「ぐっと浮かびあがってきた」のを初めて感じたと記している麻生軍医へのインタビュー記事*2をここに掲載する。*3

1938年早春、上海で、陸軍慰安婦第一号の検診をしたという証言。

麻生徹男軍医:九大医学部卒産婦人科医師

昭和12年日中戦争開始とともに召集されて、第11軍兵站病院に配属されていた。上海~南京間で負傷し後送されてくる患者将兵の外科的手術をしていた。

 

ある日、彼は次の命令を受ける

「麻生軍医は近く開設せらるる陸軍娯楽所の為目下、其美路沙涇小学校に待機中の婦女子百余名の身体検査を行うべし。」*4 発令者は兵站司令部であった。

千田「その時、すぐそれと分かりましたか?」

麻生「いえ、はじめ陸軍娯楽所という文字を見て、演芸か何かをやる場所だと思いました。それが当然でしょう。(6行略)」

千田「すると陸軍娯楽所というのが、表現しにくいけど売春所というか慰安婦の商売するところであることは、まだ知らされていなかった」

麻生「そうです、当時の陸軍は皇軍と称していた。杭州湾上陸の際には相手を威圧する意味もこめ、上陸寸前に“皇軍百万上陸”というアドバルーンをあげたこともあるくらい皇軍意識に燃えていました。その皇軍である日本兵、この戦争を聖戦と考えていた日本兵に、何故こうした種類の女性が必要なのか、しかも、それは文書から判断すると軍自体が管理するように思える。理解に苦しみました」p43

(27行略)

 

「検査を行うべし」と言われても何の検査か分からない。

麻生「問い合わせてみるとそちらの方の検査だというので、やっと、ははあ、と思った訳です」

千田「検査された日時は記憶されていますか?」

麻生「その点がメモにないのです。記憶の方もうすれてしまいました。もう三十五年も前のことですから。早春というかまだ肌寒い季節だったことは確かです。私はオーバーを着ていましたから。場所は沙涇小学校の医務室だったと思います。検査器材は前日に衛生兵が運び込んでいました。彼女らの方も慣れていまして、万事スムーズに行ったことは覚えています。“検審台にあがって”というとケロリとあがりますし、素人の女性は恥ずかしがってようあがれないものです。それを眺めベテランだなと思ったのです。ただ、申し上げにくいが朝鮮人女性が一割か二割近くか、はっきりした数字は失念しましたがとにかくいまして、その彼女らは慣れていないらしく、この種の検査の経験に当たってもじもじしていたのを記憶しています」

千田「素人の女性だったのですね、朝鮮人女性の方は?」

麻生「言葉を交わした訳でないのではっきりした事は言えませんが、無垢の女性、つまり処女が多数その中にいました。年齢も若い女性が多かったように思います。日本人女性は若いのから中年まで、やや年増が多いようでした。それに方言からすぐ北九州で集められた女性と分かりましたが彼女らの殆ど全部が客商売の経験者であることは、一見して分かりました。それにしても中に鼠蹊部に大きな切開瘢痕を持つ者、つまり重度の花柳病既往症のある者もまじっていたのには驚きました。体も酷使しすぎている女性がいたり、考えさせられました」

千田「失礼ですが、どんなことを考えられたのですか」

麻生「いやしくも皇軍慰問使として派遣させられて来た女性ではないか。ところが私には彼女らが内地を食いつめ戦地へ鞍換えさせられたような者にうつったのです。これでは皇軍将兵にとっても甚だもって迷惑である、そんな風に感じたのです」

千田「もっともそれは日本人女性だけで朝鮮人女性は無垢だった、ということはさておき、検査の結果不合格者はいたのでしょうか?」

麻生「いなかたっと思います。内地を出発する前に一定の検査があったのではないかと思います。それにしてもそれら日本人女性は、慰安婦としての質はよくなかったことだけは深く脳裡に残っています。このために私は後に意見書を書いたりしました。」

 

2.蔓延する歴史修正主義(2007年)

内容は、下記のとおり。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070310#p2

3.吉見義明さんたちの意見 2007年2月23日

上記のような日本政府・与党の動きを憂慮し、私たちは、すでに明らかになっている以下の事実を改めて確認し、日本政府および関係者が適切な行動をとるよう要請する。

 

① 日本軍「慰安婦」制度に関する旧陸海軍や政府関係資料は、すでに数多く開示されている。これら資料によればこの制度は、旧日本陸海軍が自らの必要のために創設したものであり、慰安所の開設、建物の提供、使用規則・料金などを軍が決定・施行し、運営においても軍が監督・統制した。個々の「慰安婦」について、軍はその状況をよく把握していた。

 

② 「従軍慰安婦」という言葉が当時なかったという理由で、「慰安婦」の存在自体を否定しようとする議論がなされている。しかし当時の軍の文書においても「慰安婦」「軍慰安所従業婦」「軍慰安所」などの言葉が使われていた。従って、日本軍部隊のために設置された慰安所に拘束された女性を、「従軍慰安婦」あるいは日本軍「慰安婦」という言葉で表すことは、「慰安婦」という用語自体のもつ問題性を別にすれば、何ら問題ではない。

 

③ 日本軍「慰安婦」とされた女性たちのうち、当時日本の植民地であった朝鮮・台湾の女性たちは、売買され、だまされたりなどして国外へ連れていかれ、慰安所で本人の意思に反して使役された。これは、人身売買や誘拐罪、また当時の刑法でも国外誘拐罪・国外移送罪と呼ばれる犯罪に該当した。その実行は、主として植民地の総督府または軍の選定した業者などが直接行なったが、占領地で慰安所を設置した軍も、人身売買や誘拐などの事実を知っていたと考えられる。

 

④ 日本軍「慰安婦」とされた女性たちのうち、中国・東南アジア・太平洋地域の女性たち(インドネシアで抑留されたオランダ人女性を含む)は、人身売買だけでなく、地域の有力者から人身御供として提供され、あるいは日本軍や日本軍支配下の官憲によって拉致されて慰安所に入れられるケースもあり、本人の意思に反して強制使役された。慰安所を設置した占領地の軍が、これらの事実を知らなかったとは考えられない。

 

⑤日本軍「慰安婦」とされた女性たちの中には、相当高い比率で未成年の少女たちがいた。未成年の少女の場合、慰安所での使役は強制でなく本人の自由意志による、と主張することは、当時日本が加盟していた婦人・児童の売買禁止に関する国際諸条約に照らしても、困難である。

 

⑥ 戦前の日本にあった公娼制度が、人身売買と自由拘束を内容とする性奴隷制であったことは、研究上広く認識されている。公娼とされた女性たちに居住の自由はなかった。廃業の自由と外出の自由は法令上認められていたが、その事実は当人に知らされず、また行使しようとしても妨害を受けた。裁判を起すことができた場合も、前借金を返さなければならないという判決を受けて廃業できず、その苦界から脱出することができなかった。

 

⑦ 日本軍「慰安婦」制度は、居住の自由はもちろん、廃業の自由や外出の自由すら女性たちに認めておらず、慰安所での使役を拒否する自由をまったく認めていなかった。故郷から遠く離れた占領地に連れて行かれたケースでは、交通路はすべて軍が管理しており、逃亡することは不可能だった。公娼制度を事実上の性奴隷制度とすれば、日本軍「慰安婦」制度は、より徹底した、露骨な性奴隷制度であった。

 

⑧ 被害女性たちへの「強制」の問題を、官憲による暴力的「拉致」のみに限定し、強制はなかったという主張もみられるが、これは人身売買や「だまし」による国外誘拐罪、国外移送罪など刑法上の犯罪を不問に付し、業者の行為や女性たちの移送が軍あるいは警察の統制下にあったという事実を見ようとしない、視野狭窄の議論である。なお、慰安所でのいたましい生活の中で、自殺に追い込まれたり、心中を強要されたり、病気に罹患したり、戦火に巻き込まれるなどして死亡した女性たちが少なくなかったことも指摘しておきたい。

 

⑨⑩省略

私たちは、上記の事項が正しく認識され、日本軍「慰安婦」問題が根本的に解決されることを強く願うものである。

 

2007年2月23日

日本の戦争責任資料センター

荒井信一(茨城大学名誉教授)吉見義明(中央大学教授)藍谷邦雄(弁護士)川田文子(文筆家)上杉 聰(関西大学講師)吉田 裕 (一橋大学教授)林 博史(関東学院大学教授)

http://space.geocities.jp/japanwarres/center/hodo/hodo37.htm  慰安婦問題声明20070223

 

4.ただのセクハラとしての慰安婦

 三年半ほど前、慰安婦について私が多少知っているという話を伝え聞いて、新左翼系女子学生がたずねて来た。C大学に在籍し、C派閥に属すると語っていたが、

「新左翼系の男子学生幹部は“カアちゃん”と呼ぶ女子学生を持っている。これを持たないと派閥の中で大きな顔ができないのです。そのカアちゃんは言ってみれば慰安婦なのです。中には三回も四回も妊娠中絶させられた者もいます。それでいて男子幹部は彼女らがそれに甘んじるのが革命的行為であり、カアちゃんたちもそれを信じているのです。間違っているとは思いませんか」

まるで私がその男子学生であるかのように迫ってくるのであった。彼女が言いたいのは“慰安婦”は死語ではなく新左翼の中に生きているというのであった。彼女は派閥の全学連大会でそれを告発の意味をこめて熱っぽく訴え、私に応援してくれと言うのであった。

ここで私は考えた。もし彼女の言うとおりなら、かって自分もそのカアちゃんの一人だったとまで告白する彼女の言葉に間違いがないのなら、旧軍と新左翼に共通するものがあるのだろうか。彼女によるとカアちゃんたちは連日のように慰安をもとめられていたと言い、七〇年安保の激しいデモ戦の前後にはそれもまた激しかった、と具体的な状態を口にしつつ語るのだったが、それは体験者が語る戦場の兵隊と慰安婦のそれとあまりにも似ていた。だが、さらに耳を傾けていくと、カアちゃんの慰安するのは特定多数、もしくは多数ではなく、相手は個人に限られているところが違っていた。

これは慰安婦ではないのではないか。警察用語でいう情婦ではないか。これに対して彼女は言うのだった。

「精神において同じです。男の女に対する蔑視、差別、これが女を単なる慰安の対象にして来たのです。軍隊の慰安婦もまたそれから生まれたのです」

或る意味でこれは当たっているが、慰安婦の発生はすでに読まれたように単に戦力の問題と治安の問題から出発していた。過程において発想において彼女の言う思考があったが、軍は蔑視や差別以前の問題として、戦力低下を考え、治安の問題を考えていたのである。差別蔑視があったとしたらそれはそこから出て来たものであった。いや、そんなことは爪のあかほどにも考えていなかったと言っていい。彼らにとってそんなもの*1は当然の常識であったからである。

悲劇はその当然の常識だけではなかった。蔑視差別はまだ相手を人間と見ているからであったが、軍の考えは、彼らを単なる道具と考えていたのであった。初めての慰安婦を輸送船に乗せるとき軍需物資としたと書いた、が、その時それは一種の便宜であった。しかし、このとっさの思いつきに軍人の彼女らに対する思考の姿勢がはっきりと出ている。酒を飲んだとき、思わず本音を口走る人間のあれと似ている。

したがって彼女の言うカアちゃんと慰安婦と似ているようだが、慰安婦はもっと悲惨であったと思えるのであった。

千田夏光『従軍慰安婦』 講談社文庫p262-264

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070325  彎曲していく日常

 

5. 1枚の写真  拉孟の慰安婦たち

f:id:noharra:20070414141047j:image

http://f.hatena.ne.jp/noharra/20070414141047

上に掲げたのは、拉孟近郊の松山陣地で中国第8軍の兵士によって捕虜にされた4人の女性、の写真。有名な写真である。

*1:原著1973年刊行

*2:講談社文庫版p42-47 isbn:406183374X

*3:全文ではないが、大事だと思った後半部は省略していない 読みやすくするため発言者「千田、麻生」を文頭に追加した。

*4:原文は漢字カタカナ混り文

6.沈んでいる死者もあり、浮かんでいる死者もいた

 筑紫峠も、辰平は忘れることができず、フーコンという言葉を聞けば思い出すのであった。サモウの野戦病院というのか、患者収容所というのか、あれもひどいものであった。患者が多くて、とてもあの瀬降り病棟に全部を収容しきれず、土の上に、何人もの患者が横たわっていた。雨が降ると、そこでそのまま打たれて、ずぶ濡れに濡れていた。そのような患者が次々に死んだ。死体は、共同の死体壕に投げ込まれた。死体壕に雨水が流入してできたプールに、沈んでいる死者もあり、浮かんでいる死者もいた。禿鷲が降下して死者の肉を爪にかけて、飛び去った。

 あの死体壕に投下されるまで、死者は泥土に顔を突っ込んでいた。あるいは、仰向けになって、眼と口をあけていた。

 あれは確かにあったことであり、実際に見たことなのだ。辰平にはしかし、幻のようにも思えるのであった。あんなに多くの人が、あんな姿で死んでいる光景を、俺は本当に見たのか。もしかしたら、幻想ではないのか。そんな気がするのである。死者の光景だけではない。あの戦場のすべてが夢の中の光景のように思えるのであった。

(p12-13『フーコン戦記』isbn:4167291037

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070414#p4

昨日(5/19)、あるところで、「従軍慰安婦をめぐる6枚の紙片…」と題して話しました。

その時に使った6枚の紙片です。

メア日本部長発言録全文(日本語)

 アメリカン大の学生らが作成したメア日本部長発言録全文は次の通り。

   ×   ×   

 私は2009年まで駐沖縄総領事だった。在日米軍基地の半分が沖縄にあるといわれているが、この統計は米軍専用基地だけ勘定している。もし、米軍基地と米軍と自衛隊が共用している基地のすべてを考慮に入れれば、沖縄の基地の割合はもっと小さくなる。沖縄で問題になっている基地はもともと水田地帯にあったが、沖縄が米施設を囲むように都市化と人口増を許したために今は市街地の中にある。

 沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されても日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の人々と財産を保護する。

 集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。

 1万8千人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を必要とする理由は二つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵たん上の中心に位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。

 沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。

 沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプを持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。

 3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、そんな人たちと話し合うのは不可能だ。

 09年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわらず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)の声明を(昨年)5月に発表することができた。

 〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉

 米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。

 (米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍のための場所はない。

 日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。

 しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。

 沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。

 沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。

 日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。

 沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。

 日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。

 米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。

 日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。

 私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するために日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。米国は日本で非常に得な取り引きをしている。(共同)

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-08_15192/

摂津堂テクスト 11/22

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061122/p1#c

摂津堂テクスト/日記のような、何か – イラク問題のこの頃/マブダチということ

2006-11-22

■[メモ][軍事][政治]イラク問題のこの頃/マブダチということ

 つい一週間ほど前でしたか、読売新聞に岡崎久彦氏の論文が載っていました。ざっとしか見ていなかったので、明確に覚えてはいないのですが、その内容をうろおぼえでザッと要約して思いっきり乱暴に意訳すると、ある一節に大体次のような話があったかと思います。

 

<意訳>

「ぶっちゃけ、アメリカはイラクでやらかしてしまった。それは事実。だから、その部分はちゃんと指摘して、アメリカには十分に反省して貰わないといけない。

 でも、今日本が、俺等がやるべきことは、そんなアメリカのやらかしを嬉々としてあげつらって糾弾することだろうか?

 日本が、アメリカの友達、マブダチなら、それは違うんじゃないか。

 友達がやらかしちゃって、失敗して、困ってるんだから、そんな今こそ、全力で味方になってやって、支えてやるのも努めなんじゃないか?

 

 それが友達、マブダチってことなんじゃないかね?」

 

</意訳>

 重要な指摘かと。

 

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# noharra 『日本にイラク情勢を好転させる力量はありません。

アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。したがってそれに荷担することは誤りです。』 (2006/11/23 21:27)

# 名無し 『>noharra氏

で、だから撤退しろとでも?何が言いたいんだかはっきりして欲しいんだが』 (2006/11/24 04:28)

# 名無し 『noharra さん

ここ読んで

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/cat6627214/index.html

>「アメリカが撤退すればすべては解決する」なんて幻想を振りまくのは、もはや犯罪的

この意見に私は同意します。』 (2006/11/24 20:00)

# settu 『>noharraさん

 その見方には同意できません。

 さらに言えば、二人目の名無しさんが言及して引用なさっているように、

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/cat6627214/index.html

で、指摘されている通りの現実があると思います。

>名無しさん

 つまり、これからどうするか、という話なのですよね。

>名無しさん(二人目の方)

 私も同意します。』 (2006/11/24 23:40)

# noharra 『settuさんは書いた 『>noharraさん その見方には同意できません。」

根拠は?

 これからどうするか、という話など私はしていません。

私の端的な主張に端的に反論できないのですね?』 (2006/11/28 06:51)

# 井上@Kojii.net 『つまり、「アメリカ怪しからん」とあげつらっているだけで、それをどうすれば解決できるかについては言及できないということですね。』 (2006/11/28 15:37)

# settu 『>nohharaさん

 そもそも、貴方の主張も根拠が示されておりませんね。

 そして、確認しておいて頂きたいのですが、そもそもこの記事で主題になっているのは「これからどうするか」という点です。つまり、私はここでは「これからどうするか」という話をしているのです。その点において、何が正しいのか、ということです。他の名無しさんの方々や井上@Kojii.netさんも述べておられる様に、要はその点です。そこをスルーされましても、困ります。

 

 名無しさんの方が指摘されたように、その点において、貴方は何をおっしゃりたいのでしょうか、ということです。

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/cat6627214/index.html

はもうご覧になられましたでしょうか。

<引用>

ましてや、「アメリカが撤退すればすべては解決する」なんて幻想を振りまくのは、もはや犯罪的。今の状態でいきなり手を引いたら、第二のアフガニスタンができて、後でもっと多くの血を流すことになるのは間違いないと思うのですけれど。(まあ、アメリカのイラク政策を批判している人の多くは「アメリカの悪口が言えればよかった。理由は何でもよかった」てことなのかもしれませんが)

理想を持つことは大いに結構。でも、それはそれとして、目の前の現実に対して、いかにして (夢想的にならずに) 現実的に取り組んでいくかが重要なんじゃないですかネ。現実が理想と異なるからといって、そこでヒステリーを起こしても事態は改善しませんって。

</引用>

 ということなのです。

 

 今ある現実に、どう対処するか? というお話なのです。

 

 そして、今の最良の策は、イラクの米軍の駐留を継続させることかと思われます。そういうことです。

>井上@Kojii.netさん

 どうもです。結局、そこなのですよね。』 (2006/11/28 21:51)

# noharra 『(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

(2N)したがってそれに荷担することは誤りです。

settuさんの応答はよく分からない。

(3S)私はここでは「これからどうするか」という話をしているのです。

(4S)「アメリカが撤退すればすべては解決する」のかどうか?

(5S) そして、今の最良の策は、イラクの米軍の駐留を継続させることかと思われます。

settuさんは(1)(2)にも明示的には反論しない。

その代わりに持ってくるのは

(4S)「アメリカが撤退すればすべては解決する」のかどうか?

という修辞的な問いである。だいたいこれが詐欺師の文章であるかどうかはレトリックだけ見ても判断できる。これだけの混乱に対し「すべては解決する」万能の解決策など有るわけがない。したがって「アメリカが撤退すればすべては解決する」のかどうか?という問いに対する答えは「否」であらざるをえない。

その否を聞くやいなや「イラクの米軍の駐留」やむを得ないという結論が強力にやってくるわけである。そのために日本の戦後体制に革命的変更を加え、自衛隊をどんどん海外派兵できるように、する。

すばらしい論理展開!

それでも、

(1S)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けている、というのは事実に反する。と主張しないのはsettuさんが誠実だからなのか?』 (2006/11/30 08:26)

# 井上@Kojii.net 『あなたが、イラクのことを単なる名目として、自己満足的な一国平和主義のために「自衛隊の海外派遣反対」と主張したいだけだというのはよく分かりました。アメリカの撤退で解決することはないといっておきながら、代案は出せない、そしてすぐさま自衛隊の海外派遣反対という結論が強力にやってくるところからして、それこそ詐欺師的なのでは。』 (2006/11/30 12:04)

# settu 『>noharraさん

 井上@Kojii.netさんがばっさりとまとめて下さったので、それ以上の回答は必要無い気もする訳ですが……。

 私は、貴方の主張にはそもそも根拠が無い、と指摘しました。

 それが全てです。

 それとも、ただの感情的なご意見でしょうか?

 それなら、やはり同意は出来ませんね。

 そして、繰り返すように、そこはここの記事の主題ではありません。

 そもそも、貴方は当初から「どうするか?」という問いに対してひたすらスルーをし、また名無しさんの方々や井上@Kojii.netさんの問いかけに対しても答えようともせず、ご自分の主張を述べられることだけに終始しておられるようですが、何をなさりたいのでしょうか?

 井上@Kojii.netさんが述べられたように、

 『あなたが、イラクのことを単なる名目として、自己満足的な一国平和主義のために「自衛隊の海外派遣反対」と主張したいだけだというのはよく分かりました。』

 で正解、ということなのでしょうか。

 繰り返しますが、この記事は「これからどうするか?」が主題です。対案を論じるからこそ、ここの議論にも意味が出来ようというものです。

 そして、貴方はそれに関して、何も示しておられません。

 ここの、論点はただ一つです。何度も繰り返しますが、これからどうするか、ですよ?

 結局、貴方は反論に耐え得るようなちゃんとした代案を提示出来ない、というお話で宜しいのでしょうか。

 井上@Kojii.netさんが、『アメリカの撤退で解決することはないといっておきながら、代案は出せない、そしてすぐさま自衛隊の海外派遣反対という結論が強力にやってくるところからして、それこそ詐欺師的なのでは。』と仰られた通りなのでは、と。

>井上@Kojii.netさん

 適切なまとめ、有難う御座います。』 (2006/11/30 23:48)

# settu 『尚、これからサイトは休眠モードとなり、記事の更新も控えめとなる予定ですが、コメント欄は生きているので今後も書き込めますし、議論も普通に出来ます。ここの欄への書き込みも、今後もどなたでもご自由にどうぞ。私も必要に応じて書き込みます。』 (2006/12/01 03:19)

# noharra 『「代案は出せ!」とは何か?が、分かって発言しているとは思えないですね。

「これからどうするか?」?主語が抜けていますが?

日本は何を根拠にイラクに関与する権利を得たのか? 日本はイラクに関与する権利など最初から持っていなかったし、今ももっていないだけのことです。

これのどこが一国平和主義ですか。チャチなレトリックでごまかすのはやめてください。』 (2006/12/04 06:42)

# 井上@Kojii.net 『あなたが、イラクの現状をどうすれば解決できると考えているのか。それが私が言うところの代案ということです。それを説明できないからといって、”レトリック” なんていう言葉で誤魔化すのは止めていただきたい。

どうすれば問題を解決できると考えているのか、その説明すらできないで「日本はイラクから手を引け」とだけ連呼するのは、「日本さえ平和っぽい状態でいられれば、後は知らん」ということであり、それこそが一国平和主義です。』 (2006/12/04 11:28)

# 井上@Kojii.net 『もうひとつ。おなた御自身の見解を出せないからといって、「代案を出せ攻撃」「大笑い」などとクダを巻くぐらいなら、わざわざ他人の日記に乱入するのはお止めになった方がよろしいかと。』 (2006/12/04 21:58)

# settu 『>noharraさん

 つまりは、井上@Kojii.netさんの書き込みにある通りなのですが。

>「代案は出せ!」とは何か?が、分かって発言しているとは思えないですね。

>「これからどうするか?」?主語が抜けていますが?

 貴方こそ、恣意的に、ご自分の都合が良いように主語を読み違えておられませんか。

 

 そもそも、貴方が

>アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

 という反米論を主張なさったのが議論の始まりです。

 だからこそ、井上@Kojii.netさんが仰った通り、『あなたが、イラクの現状をどうすれば解決できると考えているのか。』ということが貴方に問われるのであり、「これからどうするのか?」という問いが来るのです。

 

 ゆえに、『それを説明できないからといって、”レトリック” なんていう言葉で誤魔化すのは止めていただきたい。』となる訳です。

 結局のところ、『つまり、「アメリカ怪しからん」とあげつらっているだけで、それをどうすれば解決できるかについては言及できないということですね。』ということが、貴方に問われているのです。

 それらの質問に対する回答も、対案の提示も何も無い以上、あなたの仰っていること、書き込んでいる内容は、文字通りの一国平和主義でしか無いかと思われます。いや、ある意味もっとたちの悪いものかと。

 繰り返しますが、結局、貴方は反論に耐え得るようなちゃんとした代案を提示出来ない、というお話で宜しいのですね。

 そして、井上@Kojii.netさんが仰った通り、貴方は「日本さえ平和っぽい状態でいられれば、後は知らん」と考えている、ということで宜しいのでしょうか。

>井上@Kojii.netさん

 適切なご指摘、有難う御座います。』 (2006/12/04 22:14)

# # 井上@Kojii.net 『noharra 氏が自分の日記に、ここでのやりとりをコピペしているのだけれど、私の前回の発言×2 だけスルーしているのにワロタ。』 (2006/12/06 16:08)

# 通行人 『善悪は別として、少なからずイラクの石油は日本としては無視できない要素。例えば、仮にイラクから米軍が撤退して独裁政権が再び誕生するとして、それが世界として有益であるかどうか。ロシアの例を述べるなら石油外交でヨーロッパから警戒されているわけだし、イラクが独裁政権に支配されることは、日本の外交、及び経済に足かせとなりうるかも知れない。外交的にやりやすいのは民主主義・市場主義の国々ではないだろうか。

例えば、ここで米軍がイラクから撤退した時、それでイラクの混乱は収拾されるのか。否。イラクは「内戦状態」と言う人々の視点からすれば、民族間・宗派間の対立は米軍という第三者の介在とは無関係で継続するという結論に至らなければおかしいと思う。即ち、米軍が撤退したとしても問題は解決されないということになる。ならば、有志連合という外部の力が抑止力として必要なものになるはず。質問、米軍が撤退するとなれば、誰がイラク軍や治安部隊を育成するのか?NATOも、アラブ諸国も、国連もイラクへの部隊の派遣には消極的である。そもそも国連についていえば、ソマリアで失敗しているし、国連がすべてを解決するという考えは妄想でしかないと思う。』 (2006/12/08 14:16)

# noharra 『応答が遅れて失礼しました。

settuさんへ。

議論を継続したいなら、まず現状認識

(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

をどう評価するのかを聞かせてください。

私の主張に「反米」というレッテルを貼って解決ですか。あなたはブログで議論する意思も能力もない! で良いのですね。

>>> だからこそ、井上@Kojii.netさんが仰った通り、『あなたが、イラクの現状をどうすれば解決できると考えているのか。』ということが貴方に問われるのであり、「これからどうするのか?」という問いが来るのです。<<<

日本は何を根拠にイラクに関与する権利を得たのか? という問いに先に答えてください。』 (2006/12/09 08:01)

# noharra 『追加:

日本航空自衛隊のイラク派兵は「イラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする」に反するので、イラク特別措置法違反である。に反論してください。』 (2006/12/09 08:49)

# 井上@Kojii.net 『簡単なことです。上で「通行人」さんが書かれているように、ここでいきなり放り出して撤退したら、違った種類の不幸と災厄を世界中にばらまく結果になります。それを阻止するには、イラクの軍と警察、それとまともな政権を育成するしかないわけで、それを支援する活動の一環として空自のイラク派遣は違法でもなんでもありません。

まあ、私の突っ込みを華麗にスルーして、どうすればこの件が解決するかについては触れようとせずに「アメリカのイラク駐留の不当性」「自衛隊のイラク派遣への反対」にばかり拘泥しているあなたは、他人のことをどうこういえた義理ではないということですよ♪』 (2006/12/09 09:49)

# 井上@Kojii.net 『あーそれから。壊れたレコードみたいに自説を連呼するだけなら、ここよりもオルタナや AML に投稿する方が、賛同のコメントをいっぱいもらえて楽しいんじゃありませんか ?』 (2006/12/09 09:56)

# settu 『>noharraさん

 色々と、異なことを仰いますね。

 

>議論を継続したいなら、

 この表現もイマイチよく分かりませんね。

 そもそも、議論を持ちかけられたのは貴方だった気がしたのですが……。

 

 議論というか、ご自分の主張をお繰り返しになられること、ですか。

 いずれにせよ、私は、貴方がご自分の世界にお帰りになられる分には、一向に引き止める気は御座いません。いや本気で。

 まぁ、それはともかく。

 

>(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

>をどう評価するのかを聞かせてください。

 出来れば、まずは落ち着いて、最初からの話の流れを読み直して頂ければ、と思います。

 私は、「その見方には同意できません。」とはっきり見解を申し上げた訳ですね。一番最初に。

 現状ではイラク駐留は最善の選択と思われます。

 これではご不満なのでしょうか。

 そもそも、貴方は一体何をなさりたいのでしょうか。よく分かりません。

 貴方は、何故かここにやってきて、いきなり(根拠不明の)ご自分の主張を述べられた。それに対して、私は(ぶっちゃけ、付き合う必要も無いのだけれども)私の見解を述べた。

 それだけですよ?

 それとも、何か別の答えをお求めになるのでしょうか。

 そして、貴方はそのような主張をわざわざここでぶちまけるぐらいなのだから、勿論米軍駐留に代わる対案を持っておられるのですね、という問いが来る訳です。ここに書き込んでいる皆様もそうお感じになられているようですね。だからこそ、皆が貴方にその答えを求めているのです。

 なんと言いますか、このままでは、「あなたはブログで議論する意思も能力もない! で良いのですね。」という言葉は、そのまま貴方に跳ね返ってしまうのではないかな、とも思っております。あんまり過激な言葉をお使いになられるのはどうかなー、と。

 先ほど、貴方のブログをちらっと拝見させて頂きましたが、

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#1165619206

>悪への荷担を自覚できないばか?

 とは、なかなか上品なお言葉をお使いになるのですね。念のためお伺いしますが、どういう意味なのでしょうかw

 ちょっと説明をお願いしたい所ですね。

 そして、その他の問いに関しては、井上さんがまた見事に纏めて下さいました。有難う御座います。

『簡単なことです。上で「通行人」さんが書かれているように、ここでいきなり放り出して撤退したら、違った種類の不幸と災厄を世界中にばらまく結果になります。それを阻止するには、イラクの軍と警察、それとまともな政権を育成するしかないわけで、それを支援する活動の一環として空自のイラク派遣は違法でもなんでもありません。』

 その通りだなぁ、と。

 

 これがそのまま答えになるかと思われます。

 貴方は、ひたすらイラクから手を引くことだけを述べておられます。

 それは、今以上の混乱をイラクに望む、それも積極的に望む、ということでもある。(対案が無い以上、そういうことになります。)

 

 それは一国平和主義というよりも、それ以上に醜悪な何かではないか、と。

 醜悪な、そして血塗られた何か、かと。

 さて、こちらは貴方の問いに一応答えてみた訳ですが、貴方は、私の問いに答えて頂けるのでしょうか。

 

 繰り返しますが、結局、貴方は反論に耐え得るようなちゃんとした代案を提示出来ない、というお話で宜しいのですね。

 そして、井上@Kojii.netさんが仰った通り、貴方は「日本さえ平和っぽい状態でいられれば、後は知らん」と考えている、ということで宜しいのでしょうか。

 

 それと、もう一つ疑問があります。

 

 貴方は、どうして私以外の方々、名無しさん、井上@Kojii.netさん、通行人さんからの問いかけを無視なさるのですか。……いや、そもそも私からの問いかけも無視なさっておられますが(苦笑 

 

 通行人さんもこう述べておられます。

『質問、米軍が撤退するとなれば、誰がイラク軍や治安部隊を育成するのか?NATOも、アラブ諸国も、国連もイラクへの部隊の派遣には消極的である。そもそも国連についていえば、ソマリアで失敗しているし、国連がすべてを解決するという考えは妄想でしかないと思う。』

 これも、貴方への問いかけです。

 そもそも、ここは、皆さんで議論する場です。

 他の方の意見を見ないふりなさるのは、あまりカッコ良いやり方では無いかと思われます。

 それが正義と貴方が信じておられるのなら、それ以上は申しませんが。

 貴方の言葉をお借りするなら、「議論を継続したいなら、」この辺りにお答え頂ければなぁ、と思います。

 まぁ、上に書いたように、ぶっちゃけ私は別に議論を継続したいと望んでいる訳ではありませんので、このまま貴方がご自分の世界にお帰りになられても、一向に構いませんが。

>通行人さん

 貴重なご意見、有難う御座います。本当に色々と大変な状況ですねぇ。

>井上@Kojii.netさん

 適切なご指摘、有難う御座います。』 (2006/12/10 00:45)

# noharra 『settuさん、および公平な議論を愛するたくさんのみなさま。いつも応答が遅くすみません。またいくつかの質問を放置してしまいすみません。

今回もはなはだ不十分な発言になります。

>>○(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

 現状ではイラク駐留は最善の選択と思われます。

 これではご不満なのでしょうか。<<

(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けている。しかし

(1A)アメリカ軍の駐留なしのイラクはより多くの不正と災厄にみまわれることになろう。

settuさんの意見は、(1N)+(1A)ということでなのですね。

わたしは(1A)を否定するので、(1N)だけが際だつことになります。ところがsettuさんの場合、(1A)と切り離された(1N)をうまく思考できないようですね。

ところで、

>> いずれにせよ、私は、貴方がご自分の世界にお帰りになられる分には、一向に引き止める気は御座いません。いや本気で。

とのことなので、メインの議論はkojiiさんが拒否されなければkojiiさんのところでやらせていただくことにします。

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7f03.htmlのコメント欄 

一点だけ書いておきますが、「通行人」さん

>>国連がすべてを解決するという考えは妄想でしかないと思う。

「国連がすべてを解決」などと誰も主張していませんよ。

わたしが答えるべき思われる点が数週間後に漏れていれば、その旨私のブログにでもご連絡ください。

失礼しました。』 (2006/12/14 07:14)

# settu 『>noharraさん

 さて、そちらからの問い掛けに関しては、

 

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061217/p1

に書いた通りなので、ご覧頂ければと思います。

 さて、結局noharra氏はこちらからの問い掛けには一切お答えになることなくお帰りになるようですが、もしもまた気が変わってお答えになりたいと思われることもあるかも知れませんので、一応こちらからの問いかけを分かりやすいようにリストアップしておきますね。

 

 あと、どうやらnoharra氏はここでのやりとりを多少編集なさってご自分のブログ

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061128#p1

に掲載なさっているようですが、そちらでここのやりとりをご覧になる方への参考になれば、ということで、転載しやすいように、という意味も込めて。

Q1:繰り返しますが、結局、貴方は反論に耐え得るようなちゃんとした代案を提示出来ない、というお話で宜しいのですね。

 そして、井上@Kojii.netさんが仰った通り、貴方は「日本さえ平和っぽい状態でいられれば、後は知らん」と考えている、ということで宜しいのでしょうか。

Q2:貴方は、どうして私以外の方々、名無しさん、井上@Kojii.netさん、通行人さんからの問いかけを無視なさるのですか。(そして貴ブログ転載時には削除なさるのですか。)……いや、そもそも私からの問いかけも無視なさっておられますが(苦笑 

Q3:そして、これが最も重要な質問なのですが。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#1165619206

>悪への荷担を自覚できないばか?

 とは、どういう意味なのでしょうか?

 

 ちょっと説明をお願いしたい所ですね。

 というか、このQ3は今回のイラク問題や今回の議論とは関係無しに、お答え願いたい所ですね。』 (2006/12/17 16:44)

#

トラックバック – http://d.hatena.ne.jp/settu/20061122/p1

* 失敗と理想と現実と

* http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061128

* 世界の注意を引かずにイラクから撤退する難しさ

* http://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20061128

* [休眠モード][雑記]コメント欄の議論のこととか

* http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20061210

* [休眠モード][雑記]議論話の続き/まとめ+noharra氏への問いかけ

* http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061229

リンク元

* 453 http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/

* 372 http://obiekt.seesaa.net/

* 175 http://obiekt.seesaa.net/article/29501363.html

* 49 http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061128

* 45 http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20061210/p11

* 31 http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/

* 27 http://d.hatena.ne.jp/noharra/

* 23 http://www.masterkeyes.net/mishio/

* 17 http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/index.html

* 15 http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/cat6627214/index.html

摂津堂テクスト/日記のような、何か 12/17

2006-12-17 議論話の続き/メッセージ&web拍手コメント等

■[休眠モード][雑記]議論話の続き/まとめ+noharra氏への問いかけ

 どうもです。ここのところ、色々とあった例の議論話なのですが、折角ですのでとりあえず関連の話題になったURLとかでもまとめておきましょうか。適当なので記載していないものとかがあったら済みません。

 

・摂津堂テクスト(当ブログ)

イラク問題のこの頃/マブダチということ

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061122/p1

noharra氏の最初の突撃地であり、当ブログにおける論争?発生地。コメント欄にて。

コメント欄の議論のこととか。

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061210/p1

この件に関する12/10更新時での私的まとめ。

・Kojii.net ココログ別館

ちょっとぶちまけてみたくなった

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7f03.html

井上@Kojii.netさんの所に於ける、noharra氏の突撃地。

私が対案提示を求めた理由

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_dc41.html

なぜ、井上@Kojii.netさんが対話を試みたのかの述懐。

・Kojii.net

Opinion : “正しいこと” と論理飛躍の怪しい関係

http://kojii.net/opinion/col061211.html

井上@Kojii.netさんのブログの、noharra氏突撃コメント欄のやりとりを題材にした記事。「アジリテーター」について。

Opinion : 弱者は強者 ?

http://kojii.net/opinion/col061127.html

アメリカ政府に対する陰謀論その他の事例に関する考察。正確には今回の論争とは直接リンクしていないが、タイムリーに関連する話題。

・孤高

noharra氏の反米突撃

http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20061210/p11

ID:myhoney0079さんの、今回の論争に関するまとめ。分かりやすいです。(ちなみに、この件に関してhttp://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20061210/p10にnoharra氏突撃。)

週刊オブイェクトからリンクもろた

http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20061213/p3

watchネタとして取り上げた理由。

・週刊オブィエクト

焦土作戦~白燐弾で焼け野原!?~

http://obiekt.seesaa.net/article/29501363.html

まとめ+noharra氏の主張するリアリズムについての考察。おそらく、JSFさんのこの記事からまたぶわっと話題が広まった模様。姿勢制御あれ。オブイェークト。

・軍事板常見問題

【質問】軍事分野における「リアリズム」について教えてください.

http://mltr.e-city.tv/faq99a03.html#realism

ついに、軍板FAQに……。

って、<応用例>って、ちょwwwwwwww

 なんというか、ウチに突撃する程度で止めときゃ良かったのに……。

 ここまで派手に燃え上がる(あるいは、ネタになる)ともう処置無し、ですかねぇ……。

 しかも複数箇所で突撃なさってるようですし。

 

 二正面作戦は歴史の戒める所なのかも知れませんが、なんというか、こう、「二正面作戦ってレベルじゃねーぞ!」というか。

 

 

 それはそうと、ID:noharra氏より件のコメント欄に書き込みがありました。

 ……あったのですがー。(以下、しばらくコメント欄の話題なのでご興味の無い方はカッ飛ばしても構いません。というか、本題は下のほうにあります。「本題」とでも検索して下さい。)

 

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061122/p1#c1166048051

>>○(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けているのです。

 現状ではイラク駐留は最善の選択と思われます。

 これではご不満なのでしょうか。<<

(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けている。しかし

(1A)アメリカ軍の駐留なしのイラクはより多くの不正と災厄にみまわれることになろう。

settuさんの意見は、(1N)+(1A)ということでなのですね。

わたしは(1A)を否定するので、(1N)だけが際だつことになります。ところがsettuさんの場合、(1A)と切り離された(1N)をうまく思考できないようですね。

 ……何で余計な一言を付け加えるのかなー(苦笑

 いや、逃げ……もとい、撤退するんだったら、黙って逃げ……じゃなくて、撤退すれば良いと思うんですヨ。

 さもなくば、「意見の相違を見ることでしか無くて残念です、では失礼します」程度の、双方の顔を立てるような無難な、波風を立てないコメントで止めておくとか。

 別に、無理に「敗北宣言汁!」とは申しません。反論出来ませんすみませんでした対案も出さず皆様の質問にも答えずにひたすら余所様のコメント欄荒らして済みませんでした、と土下座せよとも申しません。先方にも意地がおありでしょうから。心の底では「自分の勝ち!」*1だとか「結局こいつ等はアメリカと自衛隊の不正義が理解できない愚民か」とか、そんなことをお考えになっていらっしゃるのかも知れませんが、別にその幸せな幻想を崩せとも申しません。しかし、だからこそ、撤退にも礼儀ってものがあると思うんですヨ。それが互いに顔を立てておく、ということですから。

 

 それではなく、こちらに対する非難コメントだけ残して撤退、しかも、「うまく思考できないようですね。」と相手を中傷するような捨て台詞を残して撤退ってのは、あまりカッコ良いことではないですな。というか、どう見ても最後まで議論から逃げまくった上での勝利宣言です、本当に有難う御座いました、と。

 ちなみに、何か最後にいちゃもんをつけられたまま、というのも微妙かも知れませんので、一応反論しておきますと、私はそもそも、noharra氏が強硬に主張する

 

>(1N)アメリカ軍のイラク駐留は不正と災厄を生産し続けている。

 に根拠が無い、と指摘しているのですね。ええ、何度も。

 ところが、noharra氏はそれには答えず、あるいは見ないふりをしたまま、同じ文言を繰り返している。

>settuさんの意見は、(1N)+(1A)ということでなのですね。

 ですから、違うと何度も言ってるんですけどね。貴方の意見には同意できません、貴方の主張にはそもそも論拠が無い、と。

 前回の記事でも引用しましたが、井上@Kojii.netさんの、

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/__6b76.html

わざわざ、意見を異にする人の日記に乗り込んできて対立意見のコメントを書き込むのなら、相手を説得できるような材料を持ってくるのが筋ってものなんじゃないのかなあ、と。

ただ単に「アメリカのイラク政策は間違ってる」「だから日本は関与するな」と連呼するだけでは、「じゃあ、どうすればいいと思ってるのさ」といわれればアウト。noharra 氏にはそういう自覚がなくて、「壊れたレコードみたいに自説を連呼すれば、それだけで相手が納得する」とでも思ってるのかしらん。

逆に、自説を連呼することに対して無条件に賛同のコメントが欲しいのなら、わざわざ “敵地” に乗り込むようなマネをしなくても、オルタナとか AML とか、もっと都合のいい場所はあるだろうに。

 にある通りなのであります。*2

 私にしてみれば、言わば、noharra氏が「アポロが月に行っていない!!!!!」*3といきなり当ブログのコメント欄で主張したのと大して変わらないのですね。アレは捏造だ! アメリカと世界人類の偉業なんてことはありえない! と。

 いや、別に「アポロが月に行っていない!!!!!」と主張する……もしくは、信仰するのは構わないんですよ。(まぁ、単に「同じアメリカの話題だから」ということで別の話を持ってこられてもそもそも困ることは困る訳ですが。今回の「同じイラクの話題だから」というのと同様に。)

 ただ、だったらちゃんと論拠とか説得材料とかを持ってこないと。

 まぁ、持って来られても当方は「アポロは月に行っていない!!!!!」という主張に真面目に付き合う気はあまり無い訳ですが、いずれにせよ、その段階にすら辿り付いていない訳です。

 「イラク駐留は不正と災厄を生産し続けている!!!!!」と主張したいなら、きちんとそれを示す客観的データ、しかも、「不正と災厄(つまり、駐留の無い状態よりも悪い状態)」を、現在「生産し続けている」データを示さないと。まぁ、そもそも「不正と災厄」が何を指しているのかすら不明なのですが*4。結局、そこの辺りから話を始めなければならない筈なんですな。本来は。

 ちなみに、言うまでも無く、特定の事例のURLでも適当にコピペされても困ります。つまり、

http://kojii.net/opinion/col061127.html

アメリカのように所帯が大きい相手になれば、叩けば埃の一つや二つは常に出てくる

 訳ですから。無論イラクは色々と大変な状況だから、イチャモンをつける材料には事欠かないことでしょう。というか、自分も5分10分漁ればすぐに見つけられると思います。でも、それは、「不正と災厄(つまり、全体として駐留の無い状態よりも悪い状態)」を、現在も「生産し続けている」という論拠にはならないのであります。いや、先方はそれで十分なのかも知れませんけど。

 という訳で、ひたすら「アポロは月に行っていない!!!!!」と材料も持ち込まずに主張されても私は困ってしまうだけなのであります。「俺に言われてもなぁ」(CV:ちよ父*5)という感じな訳です。

 

 つまるところ、noharra氏が「アポロは月に行っていない」といきなりこちらのブログのコメント欄で主張し出したから、いや、自分は行ったんじゃないかと思うんですヨ、と答えてあげた。ただ、それだけのやりとりなのであります。まぁ、当方としてはそもそもそこを突き詰めて議論する気も無い訳ですが。つまり、そこには論争するまでの「興味が無い」のであります。

 あんまし巧い喩えじゃない気もしますが、個人的な感想としては、つまりはそういう感じなのです。ええ、個人的な感想ですね。

 ついでに言えば、私は別にnoharra氏に「アポロは月に行ったんですよ?」と説得しようとも思ってもおりませぬ。noharra氏が、別にどのような信仰を持たれようと構いません。信仰の自由も思想の自由も日本国民に与えられた大事な自由なのであります。勿論、noharra氏が「そっちが間違っているんだ!」とお考えになっても構いません。noharra氏をオカルティストとして罵倒する意図は全く御座いません。おや、意見が異なりますね、と、それだけです。ただ、その信仰を(材料も無しに)こっちに持ち込まれても困るよね、と。

 そういうことな訳です。

 でもって。

(1A)アメリカ軍の駐留なしのイラクはより多くの不正と災厄にみまわれることになろう。

(中略)

わたしは(1A)を否定する

 だから、皆さんが、その論拠は? それを、否定できる、即ち米軍駐留に取って変わることの出来るような対案は? とnoharra氏に、繰り返し、繰り返し、聞いてる訳ですけれどもねぇ……。

 で、結局noharra氏はこちらの問いかけには答えることなく、

ところで、

>> いずれにせよ、私は、貴方がご自分の世界にお帰りになられる分には、一向に引き止める気は御座いません。いや本気で。

とのことなので、メインの議論はkojiiさんが拒否されなければkojiiさんのところでやらせていただくことにします。

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7f03.htmlのコメント欄

 ということで、こちらでの議論を切り上げ、井上@Kojii.netさんの所に向かわれるようです。

 こちらからの問いかけの一切には、ついに答えることなく。

 つまり、ここでは初めから議論は存在しなかった、という結論になってしまいそうです。

 何しろ、対話が初めから成立しなかったのですから。

 

 noharra氏は

今回もはなはだ不十分な発言になります。

 と仰っておりますが、不十分というか、殆ど無回答と同じようなものかと。

 結局noharra氏がウチのコメント欄でやったことは、ひたすら無意味な文字記号列長文を書き込むことだけだった、ということであり、私や井上 @Kojii.netさん、名無しさん、通行人さんはその無意味長文に対して、そもそも意味の無い応答していた、ということになってしまうのであります。私自身は前回書いたようにお帰りになって一向に構わないのですが、私はともかく、何度も誠実に回答し、問いかけていた井上@Kojii.netさんや他の方々に対して酷い話ではあります。*6

 

 最初の方で挙げたリンクと重複しますが、井上@Kojii.netさんはこう述べておられます。

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_dc41.html

どうして私が野原氏に「あなたはどう考えているのか」としつこく問い続けたのか。

それは、アメリカの対イラク政策について「やーいやーい失敗しやがって馬鹿野郎」となじって、あげつらって、罵倒しているだけなのか。それとも、「自分はこうして解決するのがよいと考えるわけだが、それに照らして現状はこうだから、かくかくしかじか」と、なにがしかの識見を持った上で物事を見ているのか。その違いにこだわったからです。別に、「あなたの考えを持って行って関係者を説得してこい」だなんて無茶はいいません。

失敗をあげつらうだけでは、「おまえの母ちゃん出ベソ」と囃すのと、大して変わらないじゃないですか。そして、「俺は正義の味方だぞ~」という自己満足で終わっちゃうんじゃないですか ? それでいいのでしょうか。ガキの喧嘩じゃないんですから。

 で、結局noharra氏は、この問いかけに答えることは無かった。

 井上@Kojii.netさんのところにへ向かうと仰ってますが、もしもまだはた迷惑な論争を続けようというのなら、出来れば、せめて、そこで井上 @Kojii.netさんや他の皆様の誠実な問いかけ、ここで問い掛けられたものを含めての誠実な問いかけにちゃんと答えて頂ければ、と思っております。自説の主張ではなくて。

 何にせよ、このままでは結局井上@Kojii.netさんやその他の皆様に対する応答の道義的義務をnoharra氏が放擲した、という動かし難い事実には変わりは無い、と。

 まぁ、私個人はこの件でこれ以上の追撃をかける気は無いのですが。

 ……さて、まぁ先方もコメント欄で言いたいことは言い切ったようなので、こちらの本題に入りますか。

 そんなこんなで、私はnoharra氏とこれ以上イラクネタ・反米ネタに関する無駄な論戦、というか無意味な文字記号列に対する応答をしたいとはカケラも思っていないのですが、先方に一点だけ「弁明」を求めたい部分はあるのですね。

 

 という訳で、前回http://d.hatena.ne.jp/settu/20061210/p1に書いたことですが、改めてお伺いします。

 

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#1165619206(noharra氏)

悪への荷担を自覚できないばか?

 この一文は、どういう意味なのでしょうか?

 

 恐らく、コメントのつけ方から判断するに、私のコメントに対しての、ご意見だと思われますが。

 そもそも、こちらの文章を「詐欺師の文章」呼ばわりしたり、「チャチなレトリック」呼ばわりしたり、「やれやれ。settuさんは自分の思考方法に自信をもっておられるようだ。うーん。」と仰ったり、「あなたはブログで議論する意思も能力もない! で良いのですね。」と仰ったり、その他色々と見下しモード、煽りモードの書き方をなさったり、他にもこちらでの議論に関して、「なんでも「対案を出せ」といっておけ!」「対案を出せ攻撃」「大笑い」などと品評なさったり(井上@Kojii.netさんの表現をお借りするなら、くだを巻いたり)と、色々とお忙しい方だ(今回の「うまく思考できないようですね。」も相当なものですなw)とは思っておりましたが、上記引用の一文だけは、流石に、ちょっと看過することは出来ませんw

 いわゆる、「侮辱罪」にも相当する可能性があったりするのかなぁ、とも。あれはあれで犯罪なんでしたっけか。いや、自分は法律に関して全くの素人ですので、そういう面はよく分かりませんが。

 

 という訳で、これはhttp://d.hatena.ne.jp/noharra/20061128#p1でnoharra氏がなさっている、井上@Kojii.netさんや名無しさん、通行人さんのコメント削除等の意図的編集を加えた上でのコメント転載等の話*7よりも遥かに気になるところです。いや、こっちはこっちで何とも微妙な印象、というか弁明を求めたい所ではありますけれどもねw

 まぁ、井上@Kojii.netさんに、

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061122/p1#c1165388909

# 井上@Kojii.net 『noharra 氏が自分の日記に、ここでのやりとりをコピペしているのだけれど、私の前回の発言×2 だけスルーしているのにワロタ。』 (2006/12/06 16:08)

 とか、

http://kojii.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_7f03.html

もうひとつ。

あなたが、私の主張に対して説得力がある反論をしていると考えておられるのであれば、御自身の日記にせっつさんのところのやりとりをコピペした際に私の発言をオミットしているのは、どういうわけです ?

 とか、突っ込まれたりしてから、

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#p9

以上はnoharra11/28の続きですが、論争の原本はsettuさん及び井上さんのコメント欄にあり、こちらは(百%ではない)コピーです。

 とか後から言い訳を書き加えたりする辺りもいかにも微妙な訳ですが。

 

 ……他にも、

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061128#c1166338231 

# anatanomakedesune 『野原様

>はいはい、遅れておりまして申し訳ありません。

休日を挟んでもアップされないと言うのは、実は遅れているのではなく、都合が悪いのでアップする気が無いのではありませんか?

 とか向こうでも突っ込みが入っていたりしておりますね。「http://d.hatena.ne.jp/noharra/20061209#p8に載せてるから良いんだ!!!」と主張なさるのかも知れませんが、妙なところで転載テキストを切り離して、また分けて転載ってのも微妙な話ですね。

 ……閑話休題。

 とかく、世間ではスルー力云々とかいう議論があるようですが*8、残念ながら上に挙げたこれはスルーテーマ全開でスルーするにはいささか厳しい。

 

 前回書いたように、これでも、これまではそれなりに丁寧な論議を心がけていたつもりでしたので。

 という訳で、少なくとも、最低でもこの件に関してのみは、是非とも弁明をお願いたい所ですね。ええ、是非に。

 

 これは、如何なる意味なのか。

 

 これはイラク云々、思想云々以前の、一文明人たる資格、あるいは一文明人として他者に認定されるに足りうる資格を備えた者か否か、としての最低限の礼儀(言い換えれば最低限の知性と教養)のお話なのであります。

 そこが問われているのであります。

 

関連:この辺りの件に関して頂いたメッセージやweb拍手コメント等

http://d.hatena.ne.jp/settu/20061217/p2

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