(酔っぱらい)マンガ日記

 職場の新年会で酔っぱらってしまった。というかわたしは弱いのに別に酒嫌いでもないから自制しない限り酔っぱらいます。人と会うのが苦手なので、人がいるところでは。

 会合はすばやく終わり、わたしは一人で「マンガ喫茶」に行きました。マンガ喫茶とかもっと行っても良いのになぜかなかなか行けません。店の過半のマンガをざっと見渡したて、「やっぱり」の大友と(名前がどうしても出てこずにグーグルしてやっと分かった)岡崎京子を一冊づつ読んだ。岡崎は“Take it easy”というの、大友は王、仁、惨、吾、岩、なんていう名前の付いたボスたちが活躍するSFみたいなの。ググールしてもなかなかでてこずやっとわかった「ナンバーファイブ(吾)」という作品。(酔っているから記憶力がないのか。)ある方が「これが文字通りの傑作。」と書いてますがわたしも同意見です。粗筋と登場人物の異様さはワンピースに少し似てるが、でも比べられないほど大友の方が取っつきにくい。一方岡崎のは、(云々と昨日書いたが読み返すと嘘なので削除)やっぱり名作には違いない。

 TUTAYAに寄ってから帰ってテレビを見た。なぜか今頃ブッシュ再選をテーマにした番組で、藤原帰一氏が出てた。ブッシュとアメリカの大衆は、911とフセインが関係あると思っているが、プロから見ればなんだそりゃ、と言うしかないようなもんだ。ブッシュとアメリカの大衆は、世界の一般的感覚からどんどんずれて行ってるのに気付かずにこのまま行きそうだ。でも日本だけはアメリカに付いて行ってるのかも。という話で、ネクラな反米左翼にも受け入れやすい話だったが、視角がまったく違って新鮮だった。あの女性はなんというのだろう。切り込みが鋭く感心した。それでもそれでもブッシュ再選可能性は55%以上あるんだと・・・日本人なら小泉の心配をしろ、という意見が正しいが。

はてなダイアリーに圧力

http://d.hatena.ne.jp/yasulog/20040207 で見て面白いと思ったので貼っておきます。

○はてなダイアリーに圧力?

http://slashdot.jp/articles/04/02/02/095240.shtml?topic=19

ニュースソース:こせきの日記 2004-02-01

http://d.hatena.ne.jp/koseki/20040201#1075628304

情報操作といえば、アメリカの民主党大統領候補ディーン氏の凋落は、マスコミが一致してディーン排除に動いた結果だそうですね。

自衛隊撤退せよ

小泉首相さま

イラクから自衛隊を即時撤退してください。

「ヤシン師を暗殺したイスラエルを激しく非難しないブッシュ大統領」を批判してください。

イラク人の住宅地を空爆するアメリカ軍を非難してください。

Winny

もし47氏が「包丁」を作ったらどうなるのだろうか? 「人を傷つけることができることはわかっていた」と取り調べで答えたら? http://d.hatena.ne.jp/editech/20040511

笑えたので無断引用。

法を法的ルールから外れた感覚で濫用することを許してはならない!

両性平等規定の見直し

平成16年6月10日付けで、自由民主党政務調査会の 憲法調査会 憲法改正プロジェクトチームの出した「論点整理(案)」というものに、次のような文言がある。

「 ○婚姻・家族における両性平等の規定(現憲法24条)は、家族や共同体の価値を重視する観点から見直すべきである。」

ふむふむ。憲法第24条は2文からなる。

「 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」

「2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。」

どこを変えるだろう?「法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。」ということろが気に入らないのかな。家族の価値を重視するということは、離婚をしにくくするということだろうか。「 婚姻・家族における両性平等の規定」が気に入らないからと言って、不平等をうたうことなどできなかろう。家族重視というのが、生まれてきた子供重視という意味ならむしろ、育児手当を女性に支給するとか、婚外子の保護とかになるはずだがそうではない。

「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」が気に入らないのなら、戦前の家制度への回帰を目指すのか。賛成する女性はいそうにもないが。

「選挙直前にこんな案を公表するとは、女性有権者をナメきっているとしか思えません。」ということになるでしょうね。

資料としてアピール文を掲載します。

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【男女平等を憲法から消すな!憲法24条の改悪を許さない共同アピール】

自民党は6月10日に発表された「憲法改正プロジェクトチームの論点整理(案)」(http://www.kenpoukaigi.gr.jp/seitoutou/20040610jiminkaikenPTronten2.htm)において、「家族や共同体の価値を重視する観点から」、両性の平等を定めた憲法24条の修正を提言しました。男女平等へと確実に動いてきた国際社会の流れを正面から否定する時代錯誤の改憲案が、ほかならぬ政権党から示されたことに、私たちはたいへん驚き、つよい危機感を抱いています。

「子どもを生まない女性は年金を受け取る資格がない」「(生殖能力を失った)ババァは有害な存在」といった政治家の発言が強い批判を浴びたことを少しも反省せず、むしろ女性差別の現実に合わせて憲法のほうを改悪しようというのでしょうか。

女性は、男性と同じように、ひとりの人間として、平等に尊重されなければなりません。私たちは、家族や共同体の価値を口実にして、個人の人権と男女平等を否定する、この非常識で時代錯誤の改憲案につよく抗議し、女性の人権を否定するいかなる動きに対して妥協せずに闘うことを宣言します。

賛同される団体・個人は、お名前と肩書き(あれば)を下記までお知らせください。

STOP!憲法24条改悪キャンペーン

メール:savearticle24@yahoo.co.jp

FAX:03-3463-9752

ジェンダーフリー

今日の朝日新聞の書評欄に次のような文章が載っていた。

『人間の本性を考える』スティーブン・ピンカーに対する山形浩生氏の書評。

あるいは男女の性差。男と女は遺伝的にちがうし、それは嗜好にも出る。男女の職業的偏りは、社会の洗脳のせいだけでなく、遺伝的な部分も大きい。だから女の政治家や重役が少ない等の結果平等を求める悪しきフェミニズムはまちがいだし、「男の子/女の子らしい」遊びを弾圧し、性的役割分担をすべて否定する昨今のジェンダーフリー思想は、子供の本能的な感覚を混乱させるだけだ、と本書は述べる。

反論しなければならない。わたしがしなければならないこともなかろう?

次のようにコメントもらったが、リンクがつながるようこちらにコピペ。

山形浩生の自作自演ウザ過ぎ!!その2 『http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1094319459/203-

わたしたちとイラク戦争問題との関わり

(6-2)

わたしたちとイラク戦争問題との関わりといえば、もちろん自衛隊派兵である。自衛隊駐留期限は目前に迫っており、駐留延期は決まっていない。派兵は「イラク復興のため」に行われた。ところがアメリカと日本のもくろみに反し、1年間でイラク国内は無茶苦茶になった。

第一条 この法律は、イラク特別事態(国際連合安全保障理事会決議第六百七十八号、第六百八十七号及び第千四百四十一号並びにこれらに関連する同理事会決議に基づき国際連合加盟国によりイラクに対して行われた武力行使並びにこれに引き続く事態をいう。以下同じ。)を受けて、国家の速やかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする国際社会の取組に関し、我が国がこれに主体的かつ積極的に寄与するため、国際連合安全保障理事会決議第千四百八十三号を踏まえ、人道復興支援活動及び安全確保支援活動を行うこととし、もってイラクの国家の再建を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の確保に資することを目的とする。

http://www.kantei.go.jp/jp/houan/2003/iraq/030613iraq.html

イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法

<イラク国民の生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等>という二つの目的のために、自衛隊はそこにいる。そのために自衛隊はどうしたらいいのか。id:noharra:20041031#p1 で引いたイラク人ライードさんの判断によれば、答えは簡単だ。撤退がベストだという。

事態の解決は,ブッシュ政権(あるいはケリー政権)とイラク人に任せてください。これは彼らの為すべきことなのです。ブッシュ政権に,イラクに対する彼らの戦争を正当化するための「国際的」という隠れ蓑を与えないでください。イラクにあなたがたの国の武装集団(your military groups)がいることは,ただ単に,政治的なものなのです。米国政権の誤った対外政策を支持するためだけなのです。人種差別的な「アメリカ帝国のための戦争」を支持することは,あなたがた平和的な国民のしたいことではないでしょう。

小泉は少なくとも自衛隊員が何人か死ぬまで自衛隊を撤退させる気はない。だが(おそらく近い将来に大きな確率で予測できる)彼らは一体何の為に死ぬのか?イラク人に感謝されないのであれば。

わたしたちは民主主義国家に住んでいる。わたしたちが民主主義国家を形成しているのだ。*1イラクに現在自衛隊員が滞在しているのは「わたしたちの意志」である。国民の一人ひとりは、自衛隊員が命の危険を掛けてそこにいる以上、自分の意志を今再確認し公表すべきであると思う。

つまり、「自衛隊のイラク駐留」と<わたし>の間には二重の関係があります。民主主義の国家意志を形成した(する)国民としての関係と、「無意味かも知れない」死に(わたしたちの依頼により)追いやる(可能性)という情緒的関係。二重の関係において今、自分の意志を確認し表示することは<わたし>(あなた)の権利であり、義務である。

 これはすでに、http://d.hatena.ne.jp/noharra/20041030#p1 である方にお聞きした設問に近い。そのときの答えは「平和主義は非現実的且つ国際的孤立の道に他ならない」だったが、答えは、わたしの問題設定にとっては第一義的にはどうでも良いのである。国民の51%が「そうしろ」という断固たる意志を持っているのなら自衛隊員の死は(国内的論理では)やむを得なかろう。

 (わたしは悼まない。*2高額の年金などを払う事にも反対だ。)

*1:この「わたしたち」には「在日」も入るのか?在日も国家形成に参加している。だが国家意思形成には参加していない。・・・

*2:非国民と呼ばれて叩かれまわってもよい。そのためのハンドルネームですから。