脱北できなかった脱北者

http://www.asiavoice.net/nkorea/bbs/wforum.cgi?no=406&reno=392&oya=392&mode=msgview&page=0

朝民研掲示板から貼ります。

「野口さんといっしょに拘束された二名の脱北者を中国当局が強制送還してしまったようです。迫害のおそれがある場合は強制送還してはならない、というノン・ルフールマン原則に反する措置です。

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200403/10/20040310k0000m040115000c.html 」

「2人は、60年代に帰還事業で北朝鮮に渡った50代の男性と40代の女性で、日本に帰ろうと昨年11月末に中国に脱出。東南アジアで保護を求めるために移動中の12月10日、南寧市で支援に当たっていた基金の野口孝行さん(32)=逮捕、こう留中=とともに拘束された。基金や日本の親族らは「送還されれば、生命の危険がある」と釈放を訴えていた。(上記毎日新聞より)」

 日本政府は「帰還事業で北朝鮮に渡った元在日朝鮮人」であれば、日本への受け入れを認める、やむを得ない場合はそうしても良い、という基準を持っているようです。ただし国際的にも国内的にも内緒にして行うことになっている、ようです。内密の内に帰ってきた方はすでに数十人いると言われています。何故内緒にするのか。国内において、受け入れろ!という声より受け入れるな!という声の方がずっと大きいから、というのも大きな理由の一つでしょう。脱北者の受け入れに日本はもっと積極的に成るべきだと思います。

ファルージャなどへの攻撃を中止せよ

パレスチナ・フォーラムというMLからの転送。転送歓迎。

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      占領監視センターからの緊急行動要請 訳文

イラクの人々と共に連帯するための緊急要求

国際占領監視センター代表エマン・アーメド・カマス

国際占領監視センター

2004年4月8日

バグダッド占領

世界の人々と代表者に、国際連合で米国主導の占領軍による攻撃に反対するよう、イラクの人々は国際的な連帯を要求します。

 これらの攻撃がイラクの都市とその周辺に住む全ての住民を恐怖に追いやることを意図しているのは明確です。

 報告によれば、4月4日に始まった攻撃により、ファルージャだけで300人以上(*)のイラク人が殺され、さらに何百人もの負傷者で溢れています。

 アダーミヤ、スーラ、ヤモク、ファルージャの市街とその近郊、、ラマディ、バスラ、ナシリーヤ、カルバラ、アマラ、クート、クファ、ナジャフ、ディワニヤ、バラドおよびバグダッドでは特にサドルで戦闘が続いています。 住宅、病院、モスクのみならず救急車が怪我人を搬送中にも占領軍兵士や戦車によって爆破され、銃撃されています。

 ファルージャとアダーミヤは、民間区域を包囲し長期間抑留下におくことを禁止するジュネーブ協定も違反して、現在占領軍によって包囲攻撃の下にあります。病院も十分な医療援助、不可欠な医薬品と装備、あるいは輸血用血液供給の手段も奪われています。ファルージャでは包囲されているために、病院は医者に自分の家で野戦病院を開設するしかない状況におかれています。献血者が入ることさえ許可されていません。従って、バグダッドとファルージャではモスクが怪我人のために血液を集めている状態です。水と電気がこれまでの数日の間断絶されたままです。

 サドルシティでは、米軍ヘリコプターが住宅地域をロケット弾で攻撃し、家を破壊しています。外出禁止令が公式には出されていないなかで、米国軍兵士は暗くなってから街路を動いている車輌を発見すると戦車砲で攻撃をしています。火曜日の夜だけで、少なくとも6人の人々がこのようにして殺されました。米軍はすべての警察署とサドル市役所を占領し、包囲し続けているのです。

 このような攻撃がこれまでの1週間にわたって急激に拡大したのですが、それは決して占領されているイラクで新しい現象ではありません。文民への無差別殺戮、人々への安全保障義務の提供や電気もまともな医療のための社会基盤整備も拒絶している現実は、占有当局がイラクにもたらした「自由」を特徴づけるものです。

 我々は諸国家、市民社会と反戦および反占領の運動に対して団結の具体的な表明として、この恐怖の米国主導の戦争に対し、そしてイラクの人々を支援するために、この身の毛がよだつ事実を直視することを求めます。

 どうか米国によって指揮された攻撃を直ちに中止するよう要求するために、街頭に出てください。

 世界中の米国領事館と大使館の前で抗議と要請行動を組織化してください:

 この大虐殺を直ちに止めろ;

 イラクの都市や近郊の包囲攻撃を直ちに止めろ;

 攻撃下に住んでいるイラクの人々への援助を提供しようと努めている、人道・医療

支援組織にの立ち入りを直ちに認めよ;

 そして、「我が国」による占領を止めろ

 デモがすでに組織化された都市は、ミラノ、モントリオール、東京、イスタンブー

ル、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントン D.C. とニューヨーク

です。

 バグダッドの国際占領監視センターと連絡を取るために、どうか001 914 360-9079

あるいは001 914 360-9080に電話をしてください。

 また、電子メールは eman@occupationwatch.org です。

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イスラエル断交の是非

イスラエルのシャロン首相は「アラファトを殺す」可能性を示唆したと伝えられています。だれが誰を殺しているのか、について小泉氏の認識は間違っている。テロリストではなく、シャロンが先に殺しているのです。イスラエルと団交することの、損と徳を 丁寧に考量したレポートを出すように外務省に命じて下さい。

日本は中国に負けた

「若し是が清朝末期又は軍閥時代の支那であったならば、恐らく南京脆落の後に、然らずぱ漢ロ・広東を失った時に、支那は早くも吾が軍門に降ったことであろう。然るに戦えば必ず敗れながら前後七年に亘りて抗戦を続け、殊に大東亜戦争半年の戦果を目ト*1して、日本の武力の絶対的優越を十二分に認識せるに拘らず、また其の最も頼みとせる米英の援助が殆ど期待し難くなれるに拘らず、尚且抗戦を止めんとせざるところに、吾等は此の四半世紀に於ける支那の非常なる変化を認めねぱならぬ。若し日本が現在の支那を以て、清朝末期又は軍閥時代の支那と同一視して居るならば、直ちに其の認識を更(あらた)めねばならぬ。」「日支両国は何時まで戦い続けなければならぬのか。これ実に国民総体の深き嘆きである。」(大川周明『大東亜秩序建設』一九四二年、第一書房) 

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20040414#p1に野原はこう書いた。

「1937年7月8日北京郊外の廬溝橋で銃撃戦があった。7月11日午後8時停戦協定が成った。ではなぜ、日本軍は8年間も中国大陸全体に兵を展開し続けたのだろう?」勝てると思ったのに勝てなかった。中国と日本との間には、今のアメリカとイラクの兵器格差ほどではないかもしれないが、絶対的な兵器の格差があった。だから、具体的な戦闘では(おおむね常に)勝利しつづけることができた。でも勝てなかった。戦争は難しい。今回のイラク戦争ほど短期間で明瞭な勝利をあげられた戦争はない。フセインと二人の息子も手に入れた。ところが勝利はアメリカの手から転げ落ちつつある。

ウィリアム・オドム(元中将、レーガン政権などで安全保障を担当)は言う。

(4月30日にNBCテレビに出演した)「アメリカは、すでにイラクで失

敗することが確定してしまった。今後は、失敗による損害をどれだけ減らせる

か、ということが重要になる。だから、なるべく早く米軍がイラクから撤退す

ることが必要だ。」

http://tanakanews.com/e0518hawk.htm

 オドムは正しい。だが彼は大川や石原莞爾と同じく、国家意志に影響を与えることは出来ずにイラクは泥沼化するだろう。

*1:目者 という字

在日朝鮮人とは

(突然ですが)朝鮮人でたまたま祖父や親の代に日本に来て今もいる人たち、というふうに在日朝鮮人を捉えていた(ような気がする)。だが、だいたい来た時期は1945年以前であり、朝鮮と日本の間には国境はなかった。したがって、いわゆる在日朝鮮人の現在の法的地位は1945年以来の日本政府の法的処置の結果以外の何物でもない。

http://www.han.org/a/half-moon/hm025.html#No.198 から

田中宏・一橋大教授の文章を引いておきます。

  「在日朝鮮人の国籍問題は、第一次大戦後のベルサイユ条約にある国籍選択方式を念頭に置きながら、やがては日本国籍の一斉喪失へ、そして、それ以降の日本国籍取得は『帰化』によって対処する、その際も、『日本国民であった者』とも『日本国籍を失った者』とも扱わないことによって完結した。

  それは、かって帝国臣民たることを強制した者を、一般外国人と全く同じ条件で帰化審査に付すことを意味し、みごとに『歴史の抹消』がなされたと言えよう。

  そもそも、帰化というのは、日本国家がまったく自己の好みによって相手を自由に『選択』できる制度なのである。前にみた西ドイツにおける国籍選択は、オーストリア人の選択に西ドイツが従う制度であり、日本とはまるで正反対である。(後略)」

泥としての子供の擁護

http://barairo.net/ のhippieさんの下記の文章に

http://barairo.net/UStour2004/archives/000031.html

次の通り、コメントを付けました。

hippieさま

 日比野さんのパレスチナ関係の講演とかを、1、2回聴きに行ったことのある野原燐(ハンドルネーム)(男性)と言います。関連したことを最近少し考えたので少し反応させていただきます。

>>日本の一定のフェミ業界では大きな危機感が抱かれ、「憲法の男女平等を守れ」と強く主張している人がいます。

   「危機感」というのはわたしも少しいぶかしい気がしました。わたしの感覚では男女平等というのは法のアプリオリに組み込まれていると感じており、戦前的パラダイムに本気で戻せるのか、え?え? と突っ込めば法的常識の範疇では答えられないと思うのですが。こういう動きは侮蔑してやるという感覚を広げていけばよいのではないでしょうか。

>>また第一章の天皇制の規定は全て削除して、君主制国家としての日本のあり方を共和制国家に変えるべきです。

   同意します。

>>「現在の私たちの生活」は、守るべきものなのではなく、変わるべきもの、変えるべきものです。

   同意します。

さて、24条改正論ですが、

>>「大人になれば結婚すること」を自明視する社会自体を変えるべきだし、結婚しない人が何の不自由なく生きることのできる社会をつくるべきです。

 まあいちゃもんつけになるかもしれませんが、「結婚しない人」というカテゴリーはちょっとあやしい、と感じる。とりあえずわたしは、未婚の母から生まれた子供が増加し幸福に暮らしていける社会を作っていくべきだと考えています。子供を作らない自由は認めます。人間存在とはその過半が泥のようなものではないでしょうか。仏教で言う「生老病死」とは泥のような対象化しにくいエリアです。そうしたエリアを敬遠し生きていく方向に流していこうとするベクトルがわたしたちの世界には流れているのではないでしょうか。そうであるとすれば子供を作らない自由を行使したとしても、同時に子供を育てる自由を行使した方が良いのではないでしょうか。

 日比野さんは子供について一言も触れていないので過剰反応になりますが。子供をどのようなイメージで見ているのかが問題です。子供は愛の結晶ではありません。不定形で不安定な他者です。

護憲派批判という文脈で書かれていたので、別の文脈でのちょっとした違和感について書いてみました。もちろん批判未満であることは自覚しております。

とりとめのない文章ですみませんでした。

関連表現が下記にあるので、よかったら併せて読んでください。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20040905#p1

はてなダイアリー – 彎曲していく日常

                   野原燐

戦争当事者の現実

そう考えると、歴史問題について、私たちが、アジア諸国との関係で戦争の加害者であることは疑う余地はないが、問題は直接の加害者ではなくなった私たちと戦争当事者たちとの関係性の問題だ。加害者である当事者たちのこころに思いをはせ、加害者のあゆんだ軌跡を追体験する機会をあまりにも喪失してしまった*2私たちが、先祖との連続性を回復し、先祖をステロタイプな殺人鬼にしないためには、自虐史観排斥みたいな運動傾向にならざるをえないのかもしれず、そうした動きが保守的な運動として、あるいはナショナリズム的な運動として広まるのは、それなりに理由があるように思われる。

http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20041020 はてなダイアリー – +   駝  鳥    +

スワンさんが良心的な方であることはよく分かるのだが、この文章には少し違和感がある。「先祖をステロタイプな殺人鬼にしないため」というが現実にそうだったという事実が存在するのではないかな。

「加害者である当事者たちのこころに思いをはせ、加害者のあゆんだ軌跡を追体験する機会をあまりにも喪失してしまった」というが、当事者=加害者という図式は誰が作ったのだろう。わたしも戦争の直接体験は皆無だが、当事者の体験談などは古本屋に行けばいくらも手に入る。多量にあっても偏向はしている、ことも事実だが。加害性を強調する中国帰還者連絡会系の本を取り入れれば少しはバランスが取れるかしれない。わたしはほんの数冊読んだだけだ。それでも分かることは当事者の持っている多様性である。当事者=加害者なんてものではない。ニューギニアやガダルカナルなど太平洋で死んだあるいは死に瀕した膨大な兵士たちは第一義的には被害者であるといえる。しかし誰のせいで死んだのかといえば敵のせいというよりも日本軍当局の責任である、と言わざるをえない。

(昭和50年という現在)『失われた兵士たち』を書くにあたって、あらためて戦史をひもといてみると、最前線から部下を見棄てて逃亡した高級軍人の多いことにまず驚かされたからである。最近、刊行された高木俊郎氏の『陸軍特別攻撃隊』上下 文芸春秋刊では、昭和二〇年初頭、フィリピンから台湾へ逃走した富永軍司令官の行状を執拗に追求している。戦争末期、ビルマにおいて敗亡の部下をおいてさっさと後方へ下がった某大将は英軍史家の物笑いとなった。壊滅寸前のレイテから独断でセブ島に渡った師団長もいる。逃走はせずともインパール戦の最中、戦線のはるか後方でぜいたくをしながら部下を叱咤督励してばかりいた牟田口中将の軍司令官としての責任は歴史によって早晩、裁かれるだろう。*1

「私たちと戦争当事者たちとの関係性の問題」を考えたいのなら、まず戦争当事者の多様性を学ぶ必要がある。被害者である当事者、加害者である当事者、人間である当事者、など当事者を一色のものとして語ろうとする言説のすべては、自分のイエオロギー的立場に誘導しようとするものためにそう語るのではないか。学ぼうとすれば自然に多様性は見えてくる。

「私たちが、先祖との連続性を回復し、先祖をステロタイプな殺人鬼にしないためには、自虐史観排斥みたいな運動傾向にならざるをえないのかもしれず」といった理路が存在してしまったというのは事実だろう。「戦争はいけなかった」「戦争は悪だ」という叫びは、実は当事者の現実を封印するという方向にも働いたのだ。加害者は「当事者の現実の封印」に加担した。ある意味では右も左も封印に加担したのだ。そのことにより、特別に学ぶ努力をしない人の場合、非常に薄っぺらな当事者像しか手に入らないことになった。そのような情勢を前提に上記のような理路が成立し得たのだ、ということを知らねばならない。

*1:p62『失われた兵士たち』野呂邦暢 芙蓉書房昭和52年

イラク国際戦犯民衆法廷第11回大阪南部(堺)公聴会の御案内

日時:11月14日 (日) 10時開場 10時半開会 16時半終了予定

場所:国際障害者交流 センター(ビッグ・アイ)

   南海高野線、地下鉄御堂筋線中百舌鳥駅乗り換え、泉北高速鉄道泉が丘駅下車すぐ    http://www.big-i.jp/access/index_access.html

内容、証言者紹介:

  テーマ「ジェノサイドの罪」からみたイラク戦争・占領

http://www.icti-e.com/osaka-south.html 大阪南部公聴会

テーマ別会議室・衆議院

 今朝なんとなくグーグルしていたら衆議院議事録というのに出会った。

http://kokkai.ndl.go.jp/ 国会会議録検索システム

「現在利用可能な会議録は1回国会(1947年5月開会)以降の本会議、全ての委員会等です。」

「会議終了後どれくらいで利用できますか。--データ作成のため、2、3週間ほど期間を要します。」とのことである。

検索語を複数指定して検索できるので面白い。

例えば「ライブドア アダルト」で一件検索できる。

「2ちゃんねる ひろゆき」ではゼロなので、「2ちゃんねる 名誉毀損」でやると1件。検索速度も速く快適。

○国務大臣(麻生太郎君) 指名権はあちらにあって、あなたにはありませんので。言われて。

 今、インターネット上について誹謗中傷が書かれている。2ちゃんねるの話ですか、これは。2ちゃんねるの話ですか。

○森ゆうこ君 ログを検索してみたら、まさか内閣官房に突き当たったなんということはないと思いますが、よくこういう書き込みは、ある一定の考えを持った人たちが意図して世論を誘導するために多く組織的に書き込んでいくというような話もあります。

衆議院、参議院がちょっと高級な掲示板・会議室感覚で楽しめる。政治好きの方はもちろんだが、それ以外の人も広く楽しめるサイトだと思う!!

遺体により感染症が蔓延する怖れは少ない

http://www.asyura2.com/0403/jisin11/msg/931.html

インド洋津波:「遺体で感染症まん延しない」 WHO(毎日新聞) ZUMA

 同事務局(WHO)の専門家によると、感染症の原因細菌やウイルスなどの病原体は、生きた人や動物の体内でよく増殖する。仮に風土病などに感染していても、死亡後は体温が急激に下がるため病原体の多くは死滅。遺体の血液などに直接触れない限り感染の恐れは小さく、感染症を広げる恐れは、非衛生的な環境に置かれた生存者の方がはるかに大きいという。

毎日新聞 2005年1月5日 18時40分

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050106k0000m030022000c.html