http://d.hatena.ne.jp/jinjinjin5/20041029 はてなダイアリー – フラグ、大地に起つ! で引用されていた、「mU8r3v D4 0i+cuD3R」様の日記から一部孫引きさせていただきます。
http://d.hatena.ne.jp/homoinsipiens/20041029#1099030289 はてなダイアリー – mU8r3v D4 0i+cuD3R
(最初書いた時点では、mU8r3v D4 0i+cuD3Rさんのサイトは見ずに書きました。失礼しました。)
「無能な政府が手をこまねいている間に、市民NGOの活躍と交渉で人質は救われた」「政府が余計なことをしたおかげで日本のイメージは悪くなったけど日本市民はイラクの味方のイイヒトだから助けてくれた」エトセトラ、セトモノヤ。それはいくらなんでも自分たちの力を買いかぶりすぎだし、政府の努力を過小評価しすぎだ。
上記の二つは私も信じています。したがって「人質救出に政府は努力せよ」とは主張しません。
今回でも(潜在的)論点になっているのは、
「米軍の力を借りた人質救出」路線に対する親族側の激しい危惧感です。ニュートラルに言って、万一成功しない場合は、人質の死の可能性を数倍化させる路線ですからね。前回の人質の親族は、その路線を拒否しようと、必死で、しました。それが叩かれた。路線の問題は議論に上がらなかった。今回も私は「米軍の力を借りた人質救出」路線には反対だ。
政府なんてなくてもいい、あるいはないほうがいいなんて考え方は、彼ら市民運動家たちが実は経済的に恵まれている…*2からこそじゃないのか。
そのとおりですね。ただまあ原則的には最低生活ギリギリで暮らしている人は政府批判活動をする余裕もないし、最初から批判能力を獲得する余裕もない。批判が必要なら(経済的に恵まれてい)ないこともない批判者も必要でしょう。
日本国家と自らを同一視する以外に確固たるアイデンティティを持てない人を精神的貧困と笑い飛ばし*4、
だってそれ悲惨でしょ。