スピノザ・メモ 1

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目を閉じなさい。
何もないと考えなさい。
でも、何もないとは考えられないですよね。
何かあると考えてもよろしい。
それは、「それ自身のうちに在るか、それとも他のもののうちに在るか?(公理1)」
前者にしましょう。実体と名づけましょう。
後者であれば、様態と名づけましょう。
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「エチカ」は、実体と「様態」という二つの言葉からはじまる。
この実体ー様態間の存在論的な関係が本質ー特質間の認識論的、原因ー結果間の自然的・物質的な関係と同一視される、エチカでは。これがスピノザ哲学の最も重要なポイントだ。とドゥルーズは述べる。
p200 実践の哲学

「こうして、およそあるかぎりのものは、そのありようそのものはまったくちがっていても、(属性において)一義的に〈ある〉と言われるのである。存在の一犠牲が貫かれる。」p201実践の哲学

直接無限様態:思惟のそれは無現知性。延長のそれは運動と静止。
間接無限様態:延長のそれは、無限に多様に変化しながら全体としてはひとつの恒常性を保つ全宇宙の相。思惟のそれは「真理空間」?