クレームクレーム

またこちらのつけたクレームや質問は一切無視で批判だけするというnoharraさんのスタンスも私には冷静なものと思えません。

http://d.hatena.ne.jp/gkmond/20050817

クレームへの応答を求められたので書きます。

 申し訳ありませんがクレームからはじめさせていただきます。泥仕合をする気はないので、この応答が続くにせよ、ここで終わるにせよ、次に同じ事があれば、こちらとしてはすぐ打ち切らせていただくことを先に伝えさせていただきます。

http://d.hatena.ne.jp/gkmond/20050807/p1

 何を偉そうに言っているんだろう。

 私が「はじめに結論ありき」であるのは否定しません。「そうそう乗せられてたまるか」というスタンスが私の結論です。

 「はじめに結論ありき」なら対話を拒否していることになります。

私が林論文を参考に出来ないと言ったのは、「彼のスタンスには「はじめに結論ありき」というにおいが感じられるから」

根拠を問いつめられて「においが感じられる」と何度も言うというのは、如何なものか。

 となると、こちらとしては私がnoharraさんの意見に全面的な同意をしないことへの意趣返しだと判断せざるを得ません。

「意趣返し」って、また古風な言葉を。「うらみを返す」ことですか。何を言っているのですかね。

http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper20.htmを読まなきゃ話が出来ないというなら、せめて先に言っておいてくれませんか? 

何を言っているのでしょう。あなたが「におい」だけで林論文を否定するという暴挙を行ったから反論しているだけでしょう。

それと、8/07コメント欄に記入された煙さん(とわたし)の文章を復元してください。煙さんの文章はあなたの議論の欠点を丁寧に突いていたように記憶します。それを読みたくないとしても他人の表現(ここでしか読めない)を削除するのは勝手すぎます。議論に対する最低限の誠実を裏切る行為です。

江ノ島に行って来た

嘘神道研究家野原は江ノ島に一泊し朝日を見てきました。

江ノ島は、辺津宮(へつのみや) 中津宮(なかつのみや)奥津宮(おくつのみや)の三社からなる神社です。祭神は

田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)

市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)

多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)

この三神はもちろん、アマテラスとスサノヲの「うけひ」のとき、スサノヲの剣を取って噛むことによりアマテラスが誕生させた三神です。

この部分は、いつもコピーしている下記サイトの真福寺本古事記のテキストには省略(と考えられる部分)がかなりあります。西郷信綱『古事記註釈・2』により補って(いいかげんに)下記に引いておきます。

http://www.neonet.to/kojiki/seikai/sinkoji-set.html 『真福寺本古事記』影印

故(かれ)爾(ここに)各中置天安河、而宇氣布(うけふ)時、

天照大御神、先(まず)乞度*1建速須佐之男命(の)所佩(はける)十拳劔(を)打折三段而。奴那登母母由良邇此(ぬなとももゆらに)、振滌(ふりすすきて)天之眞名井而、佐賀美邇迦美而(さがみにかみて)、*2亦御名謂奧津嶋比賣(おきつしまひめ)命

次、市寸嶋比賣(いつきしまひめ)命、亦御名謂狹依毘賣(さよりびめ)命、*3多岐都比賣(たきつひめ)命。

たぎつひめ  =たきつひめ 邊津宮 たぎつ=水流が激し流れる  

いちきしまひめ=いつきしまひめ 中津宮  「神霊をいつき祭る島」

たぎりひめ  =たきりひめ 奧津宮   霧の神

とほぼ正確に一致している。

(続く)

*1:「乞取」乞ひ取りて:西郷信綱説

*2:「吹き棄(う)つる気吹(いぶき)の狭霧に成れる神の御名は、多紀理比賣(たきりびめ)命」が抜けている。:西郷説

*3:「次」が抜けている:西郷説

いざとなったらこれで死になさい

『カルチャー・レヴュー』54号(2005.10.01)に、

■特別連載「戦争責任/戦後責任を考える」(1)として

「いざとなったらこれで死になさい」を掲載してもらいました。

http://kujronekob.exblog.jp/i9 評論誌「カルチャー・レヴュー」Blog版

内容は、

0) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050724#p3

1) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050726

2) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050730#p2

3) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050803

4) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050807

5) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050816

6) http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050820#p1

 に書いたものの一部と、ほぼ同じです。

窮極のマゾヒズムすら否定しない馬鹿たち

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051009#p3

でヤスパースの文章を引用しました。要点は次の通り、

a.純粋に軍人的で同時に人間的な精神は、むしろ人生の本質的な意義の礎石となる。

b.ただし、「邪悪な行為や明らかに邪悪な命令の遂行などのために汚される」ことがなければ。

これは次の引用ではこう語られる。

a.祖国に対する義務は、遙かに根本的なものである。

b.その時々の支配権に対する盲目の服従よりも

つまり、a.愛国心の肯定と、b.盲従の否定 ですね。

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050910#p1

で、敗戦後天皇は退位すべきだった、と書きました。

天皇が退位しなかったことは、最高権力者は責任を取らなくて良いということであり、「その時々の支配権に対する盲目の服従」は正しい、少なくとも否定されるべきではない、ことを意味します。

日の丸・君が代に対する反対する人たち(私を含む)にとって、日の丸・君が代とは、日本の象徴であるというよりも、権威権力への盲従の肯定の象徴であると思われている。

「生きて俘虜の辱めを受けず」を掲げ、存在の最後の断片までを国家へ捧げることを正義とした戦争中の国家。わたしはこの間そのような日本を批判してきたが、論争相手になってくれた右派?の方のなかで、そうした「盲従」は断固批判しなければならない日本はもっと健全な国家になるのだ、と主張される方には出会わなかった。戦後の保守派に比べ、現在のプチウヨはその点で劣化している。美化された過去を前提として、愛国心を語るのだ。つまり盲従への批判がない。

東条なら「東条には66%*1責任があった」という命題を野原に主張させ、その命題の挙証責任を全面的にこちらに押しつけるという論法を多くのプチウヨは取る。皇国軍人百万人を餓死させた窮極の恥辱国家は、かっての日本ではないのだ。餓死者が20万人であればそれは、百パーセント私の命題の間違いを意味し、彼の恥辱感はゼロパーセントのままだ。

*1:例えば

終戦の詔勅

詔書

朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク

朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ

抑々帝國臣民ノ康寧ヲ圖リ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カサル所曩ニ米英二國ニ宣戰スル所以モ亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戰已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海將兵ノ勇戰朕カ百僚有司ノ勵精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ盡セルニ拘ラス戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之敵ハ新ニ残虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯クノ如クムハ朕何ヲ似テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムニ至レル所以ナリ

朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ開放ニ協力セル諸連邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内爲ニ裂ク且戰傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス

朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク擧國一家子孫相傳へ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ

御名御璽

昭和二十年八月十四日

http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/syuusenosyou.htm

道義観に悪影響

(裕仁退位問題の続き)

率直なところ、現在のように日本人に「道徳観念」が欠如し、「責任感や、けじめ」のない国になった大きな要因として、「国家のトップ」が敗戦後の自らの「出処進退」を回避して来た事が大きいと感じている。

「宣戦布告書」にご署名もされ、「そのお方の為」として、何百万人もの人が命を落としたと言うのに、生涯その地位から引退もされずに座り続けられた事が、その後、如何に日本人の「道義観」に悪影響を及ぼした事か。

http://d.hatena.ne.jp/okamakoto/20051118

okamakotoさんのブログから引用させていただく。

okamakotoさんはなんと70代の方のようだ。最近は高齢者の方が現在の社会情勢の歪みに敏感で、時代に危機感を持っておられる方が多いようだ。彼の平明で偏見のない文章は、わたしたち(戦争を知らない世代!)に強い灯りをおくっている。

「えふしそのルール」

かってニフティサーブのFSHISOというフォーラムで採用されていたルール。

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「えふしそのルール」(94/06/22制定、97/10/29改正、98/1/28改正)

(前文)

 現代思想フォーラム(FSHISO)は、会議室での議論・発言について、考え方は勿論、

発言のスタイルについても、予め規制することは致しません。

 自由に発言し、議論し、そしてその責任を個々の会員が自己責任として担う、この

原則を我々は何よりも大事なことと考えているからです。

 かつて、FSHISOでも、会議室での議論から争いになり、その争いがフォーラム運営

問題・ニフティの規約問題となりついには法律問題にまで「展開」してしまったこと

があります。この経験から我々が学んだのは、自己責任原則・論争の「当事者原則」

を徹底させること、これでした。

 ニフティのフォーラムでは、一般に発言の削除はSYSOPが行なっています。また、

メントの付いた発言は発言者の自己削除が不可能な仕様になっているため、その発言

を巡って争いが生じたときなどは特に、本来の争いが削除を巡る運営問題へとたやす

く変質してしまい、当事者はカヤの外に置かれがちです。これが争いをフォーラムの

外部へと「流出」させる契機となるのは見易いところです。

 発言の登録や掲載の継続については、現行のニフティの仕様で十分に自由であり、

また責任も発言者のID併記により明確になっていますが、削除については十分に自

己責任を保証し「当事者」原則を貫く仕様になっておりません。

 これを解消し、発言に関する責任と権利を完全に発言者本人へと明確に付与するル

ールが必要だと、我々は考え、ここに「えふしそのルール」を制定しました。

 この「ルール」は全てのFSHISO会員が同意し遵守を約するものです。

<ルール本文>

A 会議室に発言すること、また、掲載を継続すること、削除することは、会員の

権利である。その発言によって生じる事態に対しては、発言者自身が責任を負う。

A-1.(1997/10/29削除)

 A-2. 

 コメントがついた自分の発言を削除したい場合、発言者は、発言番号とそれに付け

られたコメント発言の番号を明示して、 削除したい旨を会議室で表明する。その際、

理由を記すことが望ましい。

 SYSOPは、その理由のいかんに拘らず、ただちにコメント・リンクを外す。

                               (1997/10/29追

加)

B ある発言内容について、自分に不利益になると考える会員は、原則として、会

議室で直接、発言者に向けて、抗議の意思を表明すること。

 B-1.

会議室での、発言者に向けての抗議・削除要求は、当然の反論権の行使であって、

これは完全に保証される。

 B-2.

会議室で表明があった場合、SYSOPはその理由のいかんにかかわらずコメント・リ

クをはずして当の発言を「削除可」とし、削除を発言者の手に委ねる。

 

 B-3

上記の抗議・削除要求は、止むを得ない場合はSYSOP宛てメールでも受け付けるも

のとする。SYSOP宛てメールでの抗議・削除要求に対しては、SYSOP及び運営陣は、直

ちにコメント・リンクを外すこととあわせて、抗議者・要求者に、会議室で論議する

ように説得するとともに、会議室に報告し議論を喚起することとする。

2015/06/13コメント欄

bogus-simotukare2015/06/13 13:45 id:noharra

でいつになったら野原君は

1)「河野談話否定論者・三浦小太郎が幹部を務める守る会を退会して、三浦への抗議意思を表明」

2)「退会しないが三浦のような歴史修正主義者のデマゴーグは守る会役員にふさわしくないとして三浦の役員解任、守る会除名を主張」するの?

 手前が三浦のような河野談話否定派のデマ屋を野放しにしてる時点でこんなお為ごかし文章を100回書こうと200回書こうと何の説得力もないと気づけよ、チンカス野郎。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2015/06/13 13:48 noharraくん

悪い、悪い、間違って二度投稿しちゃったけど二度目は削除してくれると助かるわ。

それと浅野については「ある理由」とかぼかさないではっきりと「浅野の米国人学者声明翻訳を誤訳だと小山エミ氏が批判してるから」てはっきり書いたらどうよ?

 「君と三浦小太郎の関係みたい」に浅野をかばわないといけないい、腐れ縁、しがらみでもあんの?。本当に君ってくだらないゴミ野郎だよね(毒)。

中道右派 『コメントには、後ほどお答えしますが、まず、下記をお読みください。

http://www.donga.com/fbin/output?f=f__&n=200703130324

韓国語がおできにならなくても、翻訳サイトを通せば、機械翻訳ではあるものの大意はつかめます。

残念なことに、私の予測は杞憂には終わらなかったようです。』

ノーモア 『読みました。感想を申し上げるとするならば「so what?」の一言です。』

ちょっと儒学入門です。

さて最初は、天です。(ちなみに仏教では下位の神さまのことになる。)

『儒学のかたち』関口順 東京大学出版会 によれば、

  1. 天とは、つねに人のあるべきあり方の理想態、根拠、本来態。 p15

人倫社会の根拠をなすもの、ということです。

  1. 知識人は常に、天人の一致を志向する。
  2. 天の命ずるこれを性と謂う。性に従うこれを道と謂う。 中庸。36

儒学は教育を重んじます。その目的は、性つまり<内面化された天>を完全に実現することです。そしてその修養は必ず他人とのつながりの中で行われるのが特徴です。+天子の務めは民の養であり教である。p32

民は天子にも国君にも責任がない。物みたいなもんである。p33

えーどうもそのなんだ日本という国は、根本原理というものがないのかね。

大東亜戦争に負けて、国土が焦土になったのだからヒロヒトは皇祖皇宗に詫びるべきだったのではないのですか。よーわからんくにじゃ。

(11月14日記)