みなさん 暑かった夏もようやく終わろうとしています。ごぶさたしています。野原燐です。
2023.10.7からのイスラエルのガザ侵攻はジェノサイドの域に達し、ガザ全市を更地にするばかりの破壊、飢餓が進行中です。兵庫県をはじめ、大きな組織の空気はよどみ、歪み、中のひとは苦しんでいるのかもしれません。
去年3月退職を数日後に控えた兵庫県西播磨県民局長に対する処分が発表されました。斎藤元彦知事のパワハラ・おねだり体質、また、2023年阪神・オリックス優勝パレードについて、県費を支出しないなら、民間で実行させればよいのに、実際は「信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで」寄付金を補ったのではないかなど、多くの疑惑を告発した元局局長に対して逆に処分したもの。これは公益通報に該当するものと、後に認められた(主管官庁消費者庁によって)。
公益通報の場合、告発者探しをしてはいけない。しかし斎藤氏はそれに反し告発者を探し(公平校正とはいえない)処分をした。
その後、二つの委員会報告によって文書の公益通報性は明らかになった。にもかかわらず、斎藤氏はそれを認めず、自己の認識の無びゅう性を主張し続けている。知事発言はトンチンカンなのだが、それを指摘しても知事は論理的能力がないふりをして、応答しない。民主主義の基盤は議論であり、議論の能力を欠いたものが知事である場合はマスコミなど万人に叩かれ辞任すべきだが、そうなっていない。
このような状況の中で4月10日に、3人の男性(うち二人は二十歳の学生)が知事室を訪問し、辞任を求めた。知事室への入室は拒まれ、2人は知事室前で2分ほど抗議したが、その後そのまま退去した。しかしその後約1時間後元町駅付近で現行犯逮捕された。結局、3人とも逮捕され、二人は22日間の勾留で略式起訴、Aさんは起訴され72日後にやっと保釈されました。
そもそも刑法に問うべき大きな違法性はまったく存在しておらず、不当な起訴です。そして、起訴さえすればいくらでも長期勾留できるという日本の制度のオカシサは糾弾されるべきです。現在、刑事裁判が神戸地裁で継続中なので、是非関心を持ってください。
(詳細は →4.10兵庫県庁弾圧救援会)
(関連記事 →3月の告発者はまだ死なない)