サラーヤ・アル=ムジャヒディーンのみなさんへ

昨日「日本人を誘拐したサラーヤ・アル=ムジャヒディーンのみなさんへ」という手紙の文案が回ってきたので、ちょっと文章を書いたけど、ここ「はてな」が引っ越し中で書き込めなかったので、下記にUPしました。http://bbs9.otd.co.jp/908725/bbs_plain?base=287&range=1

今朝のニュースでは解放されるらしいとのこと、良かったです。

自衛隊撤退については、当局側に挙証責任がある。果たせなければ撤退すべきだと要求していきたい。

現在のイラクの最大の問題は、下記のような「米軍の無差別攻撃」をどう評価するか、という点ですね。これを批判しなければイラクに安定はやってこない。テロリストを増やしているのは誰か。前にも書いたがすでにシャロン首相が遂行し結果がでている行為をなぜ模倣するのか!!

毎日インタラクティブより2004/04/10

米軍、ファルージャ攻撃を再開 英民間人、バグダッドで射殺される

 【バグダッド小倉孝保】イラク駐留米軍は9日夜、一時停戦を表明し武装勢力と対話の可能性を探っていた中部ファルージャで攻撃を再開した。AP通信によると、米軍は都市部を包囲する一方で、AC130などによる攻撃を繰り広げ、混乱は拡大している。AFP通信によると、イラク統治評議会は9日、ファルージャ中心部における米軍との武力衝突で、同日までの6日間で400人以上のイラク人が死亡、1000人が負傷したと発表した。

「 すくなくとも日本の民衆のうちの一人がイラクの民衆とともにイラクの民衆のためのボランティア活動を行ってきてそれを継続したいと(命がけで)やってきたという行為は強調されるべきだ。イラク/アメリカ・日本という国家あるいは戦争のカテゴライズに対し、市民連帯のかぼそいビジョンが叫ばれなければならない。」

犯人であるイスラム勢力は、「戦争のカテゴライズ」を一時中断する勇気を見せた。小泉首相も見習ってほしい。

ファルージャ空爆

米軍によるファルージャへの攻撃をどう評価するのか、がおおきな論点です。死者は450人にも上るという、現地医師の証言もあるらしい。

http://nekokabu.blogtribe.org/entry-9d288b7761d6c12aa1dca8353ace1f1c.html

パレスチナ・ナビからほんの少し引用したい。

「ファルージャ空爆 ゲルニカを想って」

テレビで米軍のヘリや戦闘機がイラクにミサイルを落としている映像を見た。この4日間でイラクでは400人くらいの人が殺されているという。「テロリストを掃討する」って米軍は言っているが、ミサイルは「テロリスト」だけを選んで殺さない。こんなことが世界中からの非難を浴びずに──もちろん、非難している人もいるけれど、国連などで問題になっているわけではない──行われていることが異様だと思う。

4/10に「3人を救うために自衛隊撤退を」というスローガンは短絡的ではないか、という考察もある。

ちなみに「米軍によるファルージャ包囲で犠牲となった子供たちの遺体の写真がアルジャジーラのホームページにあります。」とのこと。(にゃにゃにゃにゃにゃさん発言より)

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/8CB7C17E-F69E-48A2-8034-DEA425192815.htm

外務副大臣はファルージャへ

外務副大臣はファルージャへ行き、惨状をちゃんと見てくれ! ということが解放条件に付け加えられた。これはアルジャジーラで一時伝えられたが現在公式なものではないとされているらしい。どちらにしても、日本はイラク復興のために兵を出しているのだから、イラクの現在の悲惨を外務副大臣が自分の目で確認し打開策を考えることは必要なことであろう。人質に成る可能性が強いというのなら自衛隊員を数人連れて行けばよい。

 解放すると伝えられてから、「テロとの闘い」というスローガンがまったく空疎なものであることが明らかになりつつあることに危機感をいだき、「テロとの闘い」をヒステリックに叫ぶ当局者(及びマスコミなお)が急に増えている。彼らの発言は3人の命を危険にさらすものだ。

資料

下記を資料として貼ります。 

かならずしも野原の意見というわけではありません。

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緊急声明3(転送可) 

日本政府へ、そして反戦市民、団体すべてへ

アルジャジャーラにたいする川口外相の声明、外務省報道官の声明は、拉致グ

ループを激怒させるに充分です。

わたしたち、グローバル・ウオッチはバグダッド経由の警告を受け取りまし

た。(パリ時間正午12時15分)

これ以上、日本政府が自衛隊派兵の正当性を主張し、米軍と組んでイラク民衆

を攻撃しようとするなら、人質解放の扉は閉ざされる危険性があるだろう、と

の警告です。

私たちは、日本政府がいっさいの無意味なアジテーションをやめ、今回の人質

解放に繋がる道を開いたのは、政府の努力ではなく市民たちのネットワークで

あることを素直に認めるべきである。拉致グループを含め、イラク民衆が望ん

でいるのは、あらゆる外国の軍隊のプレザンスの退去であり、占領の早期終結

です。

以上のことが尊重されないなら、拉致された日本人の生命に万が一のことが起

こった場合のあらゆる責任は日本政府にあると判断されても仕方がないでしょ

う。

グローバル・ウォッチ/パリ

コリン・コバヤシ

PS:日本政府へ転送できる方は転送をお願いします。

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緊急声明4(転送可) 

様々な情報が飛び交っていますが、技術的な問題で解放が遅れているようです。

ただ攻撃的なことをせずに静かに待つことが解放に繋がるという信ずるに足る

情報を得ています。

拉致グループは解放することだけを欲しており(何の交換条件もないこと)、

彼らの意思は声明文に表現された通りです。

アルジャジーラで流された情報に登場したミュズヘール・アル・デライミなる

人物は信用にたる人物ではありません。

静かに待ちましょう。

グローバル・ウォッチ/パリ

コリン・コバヤシ

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ファルージャなどへの攻撃を中止せよ

パレスチナ・フォーラムというMLからの転送。転送歓迎。

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      占領監視センターからの緊急行動要請 訳文

イラクの人々と共に連帯するための緊急要求

国際占領監視センター代表エマン・アーメド・カマス

国際占領監視センター

2004年4月8日

バグダッド占領

世界の人々と代表者に、国際連合で米国主導の占領軍による攻撃に反対するよう、イラクの人々は国際的な連帯を要求します。

 これらの攻撃がイラクの都市とその周辺に住む全ての住民を恐怖に追いやることを意図しているのは明確です。

 報告によれば、4月4日に始まった攻撃により、ファルージャだけで300人以上(*)のイラク人が殺され、さらに何百人もの負傷者で溢れています。

 アダーミヤ、スーラ、ヤモク、ファルージャの市街とその近郊、、ラマディ、バスラ、ナシリーヤ、カルバラ、アマラ、クート、クファ、ナジャフ、ディワニヤ、バラドおよびバグダッドでは特にサドルで戦闘が続いています。 住宅、病院、モスクのみならず救急車が怪我人を搬送中にも占領軍兵士や戦車によって爆破され、銃撃されています。

 ファルージャとアダーミヤは、民間区域を包囲し長期間抑留下におくことを禁止するジュネーブ協定も違反して、現在占領軍によって包囲攻撃の下にあります。病院も十分な医療援助、不可欠な医薬品と装備、あるいは輸血用血液供給の手段も奪われています。ファルージャでは包囲されているために、病院は医者に自分の家で野戦病院を開設するしかない状況におかれています。献血者が入ることさえ許可されていません。従って、バグダッドとファルージャではモスクが怪我人のために血液を集めている状態です。水と電気がこれまでの数日の間断絶されたままです。

 サドルシティでは、米軍ヘリコプターが住宅地域をロケット弾で攻撃し、家を破壊しています。外出禁止令が公式には出されていないなかで、米国軍兵士は暗くなってから街路を動いている車輌を発見すると戦車砲で攻撃をしています。火曜日の夜だけで、少なくとも6人の人々がこのようにして殺されました。米軍はすべての警察署とサドル市役所を占領し、包囲し続けているのです。

 このような攻撃がこれまでの1週間にわたって急激に拡大したのですが、それは決して占領されているイラクで新しい現象ではありません。文民への無差別殺戮、人々への安全保障義務の提供や電気もまともな医療のための社会基盤整備も拒絶している現実は、占有当局がイラクにもたらした「自由」を特徴づけるものです。

 我々は諸国家、市民社会と反戦および反占領の運動に対して団結の具体的な表明として、この恐怖の米国主導の戦争に対し、そしてイラクの人々を支援するために、この身の毛がよだつ事実を直視することを求めます。

 どうか米国によって指揮された攻撃を直ちに中止するよう要求するために、街頭に出てください。

 世界中の米国領事館と大使館の前で抗議と要請行動を組織化してください:

 この大虐殺を直ちに止めろ;

 イラクの都市や近郊の包囲攻撃を直ちに止めろ;

 攻撃下に住んでいるイラクの人々への援助を提供しようと努めている、人道・医療

支援組織にの立ち入りを直ちに認めよ;

 そして、「我が国」による占領を止めろ

 デモがすでに組織化された都市は、ミラノ、モントリオール、東京、イスタンブー

ル、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントン D.C. とニューヨーク

です。

 バグダッドの国際占領監視センターと連絡を取るために、どうか001 914 360-9079

あるいは001 914 360-9080に電話をしてください。

 また、電子メールは eman@occupationwatch.org です。

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ファルージャの内側

世界とは、世界とアウシュヴィッツの内側から成る。

アウシュヴィッツの内側をわれわれは覗けない。

そこがあると語る者は詐欺師だけだ。

それがないと言う者たちを信じてはいけない。

誰が人質解放を遅らせているのか

を、考えてみると、すんなり人質解放が実現すれば、手柄は被害者の親たちと、アルジャジーラ、それに「いわゆるテロリスト」の三者である。これはアメリカから見ると<反米トリオ>である。しかも、現場はファルージャであり、惨状に世界中の注目が集まるとヒューマニストたちが大騒ぎする可能性が大きい。三人が英雄として帰還すれば、連日テレビに出ることになり、キャラ立ちした高遠さん、今井君などは古くさい左翼とは違う新しいスターとして日本の世論に大きく影響を与える可能性がある。したがってテロリストのヘゲモニーによる「すんなり」とは違うストーリーでの、「解放」が行われる必要がある。幸運にも現場には米軍が展開している。米軍はファルージャ攻撃を中断してまで、このことに熱中している。陰謀説みたいなことは言いたくないが、ありうることかもしれない。