松下昇~〈 〉闘争資料

2014-12-17

「文学と探求」より

ノート:松下昇の「松下昇の特筆性(2)」

次の通り書き込み。(現在まで応答なし)

クラウス・ブリークレープ『文学と探求』の一部を紹介する。


「抑圧されたものたちの表現はあまり知られていない。それらの抗議の声は、ある条件においては耳にとどくけれども多くは沈黙したままである。私たちの任務はここでも又、〈敵対者〉や〈古典〉に対して行うように、沈黙の核をとり出すことである。私はこの方法を単に真剣にやっているだけではない。私は沈黙の核をとり出す際に、人間のあらゆる感覚を開放する過程でやっていく、というのは、私は人間の本来的な晴れやかさを信じており、もっとも良く笑うものが最後に勝利すると考えているからである。どのような抑圧の下にあっても私たちは笑っている間は、笑うことができる限りは勝利している。」(訳、自主講座実行委員会)京都大学新聞第1826号

これはブリークレープ自身の文章ではなく、「反抗する教師に対する処分の論理」というアサヒ・ジャーナルの座談会の彼による翻訳(をまた日本語訳したもの)。 敵対者の沈黙の核を取り出すという松下の方法が、国境を越えて評価された例と考えることができる。 --Kakko matu(会話) 2014年12月20日 (土) 01:37 (UTC)