2008-09-11
■ 誤植が3つも
この間、「不確定な論文への予断」を読んできたが、このごろ中断してしまっている。「とくに労働の場において、いや応なしに接触する不確定な表現を揺括することである。」という文(フレーズ)を引用しようとして気づいた。揺括するなんて言葉はない。総括するかなと思って(あんかるわ版を)見るとそうなっている。それだけでなくその直後にさらに二つの誤植を発見。
ここから何を開始するかは不確定であるにしても、その不確定さの発生する場所から尖端に至る過程で交差する問題は、極めて多岐にわたる。それは〈……〉のむこうの全てだといってもよい位である。その儀域に突入するのは、やりたいことであり、やらねばならないことでもある。そして、この二つが一致するのは、白星のように暗い季節には大変めずらしい現象である。
その儀域に突入、白星のように暗い季節
その領域に突入、白昼のように暗い季節 の間違いである。
わたしの編集〜刊行過程は、誤植を増殖させる過程であるとは、時の楔通信を電子化する過程で気づいたことだ。(ありふれた誤植は面白いとはいうものの) 許されない。この短い文でもさらに誤植は発見できるのではないかと思う。
そのつど直していきたい。