松下昇~〈 〉闘争資料

2008-06-29

わたしのメインのブログは「彎曲していく日常」というタイトルで2003年11月に始めました。(長いことやっているわりには・・・)リンクがなかったのでいまサイドバーに追加。

最近は松下の「不確定な論文への予断」に対して一段ごとに注釈(とはいえない自由連想か)をつける作業を継続しています。http://d.hatena.ne.jp/noharra/20080606#p1以下6月29日に 「弯曲していく日常」にタイトルを変更しました。事情は下記のとおり。

彎曲か弯曲か?

 わたしは漢字制限論に反対なわけではない。

ただ、漢字についてはいくらでもやっかいな問題が発生してしまう。「弯曲」の弯 という字は制限漢字でもなくいわば「(勝手に作られた)制限漢字」というべき字である。たぶん。

それでもそれなりに何人もの人がそれを使った歴史はある。「弯曲」に変えようかとかなり考えた。いまでも考え中。

グーグルでは弯曲:彎曲=1400万:149万 で略字体の完勝。

ところが日本語のページを検索では、1.9万:8.7万 と逆に彎曲が圧勝。*1

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20080628#p4

「弯曲していく日常」

にタイトルを変更します。

弯曲か彎曲か。いまでは後者の方がけっこう優勢かもしれない。

しかし、わたしにとって「弯曲」とはこのブログのフッターに最初から載せているように、「  敵でも味方でもない、ある圧倒的な力によって問題提起の正しさが弯曲していくのではないかという一瞬おとずれる感覚のむこうに、はじめて、ほんとうの闘争がはじまっている。(松下昇)」というフレーズから取ったものです。でこの文章自体わたしがワープロで打ったものなので「彎曲」という字を使っていたのですが、元は手書きの落書き(張り紙)であり、1971年1月「あんかるわ 別号《深夜版》2」に転載され活字化されたとき、「弯曲」が選択された。この原本性の尊重という意味で遅ればせながら、「弯曲」に訂正することにした。

彎曲なんて字は書いたことがない。つまりパソコンなしには使用できない漢字である。そういうふうになってしまってはいけないというのもまた松下の注意していたところでした。

また、この問題は、全共闘か全共斗か? という問とパラレルだと捉えることができる。

今日たまたま検索したら次のサイトを発見!

日大 全 共 斗

日大全共闘による日大闘争

日本大学全学共闘会議1968年5月27日15:30経済学部前にて結成

http://www.geocities.jp/zenkyoutou2002/

このサイトでは「日大 全 共 斗」の「斗」の字をわざわざ赤字で強調している。

当時わたしもまた「全共斗」という表記の方を自然だと感じていた。

というわけで「訂正!」

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20080629#p2

(この日の記事は7/21に過去日付に遡ってUP。)

*1:ところでその差がすべて中国簡体字台湾繁体字かと思うとそうでもない