今朝友人から次のようなメールが来た。
もうすでにご存知かもしれないが、
『存在と言語』(「松下昇〈全〉表現集」(1969年以前)の収録を含む)
という本が刊行されていますよ。
↓
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/byakuya/index.htm
平積みされているのを目撃しました。
白夜通信のHPでは、次のように記されています。(詳しくはサイトを参照せよ)
『存在と言語』(「松下昇〈全〉表現集」(1969年以前)の収録を含む)
『存在と言語』の取り扱い書店は以下の通りです。
1冊 3,500円(税込)です。
(略)
本書はここに収録される「松下昇〈全〉表現集」と共に、〈未来からの記憶群〉にむかって差し出されようとしている。本書に出会う人々はしたがって、過去の時系列からではなく、未知を掠め去る異分野から出現してくれることを願っている。いま語りえていることがどれだけ未来の影に届こうとするのか、そのことだけが私たちにとっての最大の関心事である。「一九六八年」の〈祭り〉を味わってきた全共闘世代は、その〈祭り〉に参加したときのワクワク感を片時も忘れていないだろうが、本書刊行もまた、まだ誰も味わったことのない新たな〈祭り〉のワクワク感をつくりだすことに懸けている。「底が突き抜けた」ワクワク感をもう一度腹の底から味わってみたい、というのが本書刊行の本音である。
まだ本当には出会っていない「一九六八年」にむかってこちらから手を差し伸べていきたいし、まだ気づいていない多くの問題に出会うたびに、本書で報告し、問題の打開にむけての参加を繰り返し呼びかけるので、まだ見ぬ永遠の恋人である読者は、自らの人生を展開する必然性の度合いで、自らと本書にむかって姿を現してほしい。
「松下昇〈全〉表現集」(1969年以前)を収録。
(内容)
・なぜ、いま本書を刊行するのか
・松下昇〈全〉表現集(一九六九年以前)
山本元すゐとやくそく
ハイネにおける幻想の生起と崩壊
ゴットフリート・ベンとベルトールト・ブレヒトにおける表現主義
遠嵐
北海
ブレヒトの方法ハイネ『北海』における詩と散文の相関性ブレヒト『処置』の問題
循環
奇妙な夜の記憶
ハイネの序文に関する序論
包囲
不明確さを構想せよ―学内作品コンクール選評―
〈第n論文〉をめぐる諸註
ブロッホ『誘惑者』書評
情況への発言〈あるいは〉遠い夢
反権力の自立的拠点松下昇×清水正徳対談
松下昇×野口武彦対談―懸賞小説選評― 神戸大学文学賞・詩作部門選評
不確定な論文への予断
とりあえずお知らせ。
上記で引用した文章にはそれほど異和感はない。
「松下昇〈全〉表現集」:なぜわざわざ〈全〉という言葉をつけるのか?
というのがまず気になったところ。
とりあえず・・・