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落書き noharra 08/08 00:00:00
概念集の一項目から「落書き」を引用する。 落書き 表現過程自体を表現する行為。私の場合の原初性を振り返ると六九年のバリケード感覚からである。八月八日の朝から神戸大学の封鎖解除が機動隊の警備下で予想されたので、私だけが前夜からバリケードに存在して、明け方に、人間の気配はないが、ある切迫した何かの息づかいに満ちている構内を歩きまわり、生命体としての空間に〈最後の〉あいさつをした。壁や天井や床には、墨汁やペンキなどで、さまざまな闘争スローガンが記されていたはずであるが、殆ど記憶にない。 ...
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国有財産管理権を侵害する noharra 01/19 00:00:00
前略。 貴殿は、昭和四十七年一月十日より土曜日、日曜日、祝日をのぞいて教養部構内に立ち入り連日午後一時前後から午後三時前後までB一〇六号教室西出入口付近で、無断で同教室のガスストーブ等を使用し、〈 〉焼きと称し、食品を販売しているが、かかる行為は、大学の国有財産管理権を侵害し、公秩序を乱す著しい違法行為といわざるを得ない。かかる行為を速やかに中止されるよう要求する。 以上 昭和四十七年一月十九日 神戸市灘区鶴甲一丁目二番一号 神戸大学教養部長 湯浅 光朝 ((住所省略)) 松下 昇 ...
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”事実も又成長する” noharra 11/29 00:00:00
松下昇は、神戸大学における全共闘運動に積極的に参加し、起訴され長い裁判闘争を闘った。 1980年にも {冒頭陳述}書というタイトルの文書を神戸地裁あて提出している。まず自らの事件についてこのように言っている。 α、本件の発生に関する基本的把握について。 本件は大学闘争の提起してきた、さまざまの問題を包括的に 内~外包しているから、たんに個々の事件の集積として扱ったり 法的にのみ評価するだけでは決定的に不十分である。 従って被告人側も、公訴自体が大学闘争の全過程と、どのよう に交差しているかを ...
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単なる評価客体としての学生 noharra 03/08 00:00:00
野原((仮名))から、O先生への手紙 O先生 お元気ですか ぼくはいわゆる自主ゼミの一参加者であると同時に、ドイツ語中級ゼミD102の一登録者でもあるわけです。 D102は「参加者の自由な討論ですべてを決定する」という原則をもっており、それは単位認定の問題にも適応されるということには先生も合意されていると思います。それについて先生は参加者の一人として、一律評価「合」を主張しておられたわけです。しかしその時認定される学生の意思or主体性というものはどうなるのでしょうか? 先生のような一律評価では、た ...
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時の楔通信<0>号→<15>号 noharra 08/09 00:00:00
三日前に、Yさんから <楔>のようなメールをもらった。 「インターネットで拝見しました。「刊行リスト」の47に「時の楔通信<0>号→<15>号」とありますが、全冊揃いで入手したいのですがどのような手続きをすればよろしい、のか御教示下さい。よろしくお願い致します。」というもの。 どう答えたらよいか? その前にKさんから分厚い「書簡集・3」パンフを送付いただいた。 20年以上前、<85.2.1>〜<86.3.24>といった時期に十数人の大人たちがなにやら必死に活動していたわけだが、なんだったのか。わたしは ...
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■ noharra 03/30 00:00:00
{時の楔}レジュメ 原本〜対 を 巡礼させるときは、 少なくとも 〜訴訟費用〜 を比喩として 問われているテーマに対して 具体的な提起を このメモの 表現主体に おこなうことを 条件に してください。 構成リストは 28ページまで作成されていますが、 12ページまでの 原本〜対を おきます。 13〜ページに出会いたい人は 自らの構成リストを作成する位相で このメモの表現主体に 連絡して下さい。 〜1 ...
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スタイルシートを導入 noharra 05/10 00:00:00
先日、表示スタイルを真っ赤なゴシックレッドから少しおとなしめのゴシックピンクに変更。 5/10 css スタイルシートを導入し、行間を180%にすることにした。 背景色は 薄い水色。 訂正したファイルは、ゲーム、医療 インターネット。まだ3つ。 この3つについても、医療は各行ごとに改行が入り等福フォントにしているが、ゲームは各行ごとに改行は入れていない、など、ファイルごとといって良いほど差異がある。どうもいいかげんな性格で申し訳ないが、当面は統一より、テキストを増やすことを重視してやっていきたい。その割に ...
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対話を打ち切るためには noharra 01/05 00:00:00
ある意味でブログの目的は対話である。また村尾によれば出版の目的も対話である。 にもかかわらず、対話はたった数度でつねに「抗告理由にあたらない」に類した言葉とともに打ち切られる。それは相手が打ち切るというより、私がすでに対話に倦怠を感じているのだ。 ・・・まあそれだけのことなら最初からブログなど始めるべきではなかったのだ。このアポリアをどう越えるかという問に何らかのヒントを与えてくれるだろうという期待でもって、概念集・3から「申し立ての極限」をUPしてみた。 却下等の不当性は、「抗告理由に当たらない。」、 ...
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逮捕状 noharra 09/01 00:00:00
第2527号 住所 職業 罪名 氏名 松下 昇 三四年 左記被疑事実により、右の被疑者を逮捕することを許可する。 (略) 昭和四五年五月四日 神戸地方裁判所 裁判官 小野貞夫 被疑事実の要旨 逮捕状請求書記載の通り 請求者の官公職氏名 請求者の官公職氏名 逮捕時の年月日時および場所 記名押印 引致の年月日時 記名押印 送致する手続きをした年月日時 記名押印 送致を受けた年月日時 記名押印((検察事務官)) 逮捕状請求書 被疑事実の要旨 被疑者松下 昇は 神戸市灘区鶴甲 ...