2010-06-22
■ 1968年を論じた本リスト
★ここ五年以上、1968年を論じた本がコンスタントに刊行されてきました。たとえばここ約一年間に限っても、以下の書目が目につきます。
毎日新聞社編『1968年グラフィティ〔新装版〕』(毎日新聞社、10年1月)
加藤登紀子『登紀子1968を語る』(情況新書、09年12月)
アラン・バディウほか『1968年の世界史』(藤原書店、09年10月)
毎日新聞社編『1968年に日本と世界で起こったこと』(09年6月)
路上の全共闘1968
三橋俊明:著
河出ブックス 10年6月 本体1,300円 B6判並製カバー装248頁 ISBN978-4-309-62418-1
◆カバー紹介文より:バリケードは新しい世界への入口でありアジールだった。日大全共闘の当事者がその体験をあえて私的に想起しつつ「直接自治運動」としての全共闘を検証する、かつてない1968論。
◆帯文より:全共闘は学生運動ではなかった。もうひとつの1968論。
「私たちにとって現在とは、いまだ達成されざる1968なのだ」(244頁)。1968年に青年期を過ごした世代にとって、実感のこもった名言だと思います。
(同上)
補 絓秀実著作目録より
『1968年 ちくま新書』すが秀実(筑摩書房) 2006/10 ¥903
『Left alone 持続するニュ−レフトの「68年革命」』すが秀実、井土 紀州 松田 政男 西部 邁 柄谷 行人 津村 喬 花咲 政之輔 上野 昂志 丹生谷 貴志(明石書店) 2005/02 ¥2,310
『1968 思想読本 知の攻略』すが秀実(作品社) 2005/01 ¥2,100
*1:私が持っている本はこれだけ。ちゃんと読んでない。