1969-12-03教授会(松下処分についての)
■ 逮捕状(被疑事実の要旨)(3)
三.
昭和四四年一二月三日、右大学教養部定例教授会において、自己の処分問題が議題となる予定を知り、これを威力をもって妨害阻止しようと企図し、ヘルメット姿の学生ら多数と共謀のうえ、
(一).同日午後四時ごろ、約一〇〇名の学生らとともに同大学教養部定例教授会開催中の教養部事務取扱湯浅光朝看守にかかる教養部会議室に故なく侵入し、
(二).同日同時刻ごろより同日午後八時ごろまでの間、多数の会場乱入により教授会の審議を不能ならしめたほか、議長として会議を主催する右湯浅光朝および教官約七〇名に対し、取り囲み、ば声を浴びせるなどしたうえ、「教授会を公開し、自己の処分問題を審議するよう」アジ演説して要求し、これを拒否されるや所持していたマイクを各教官に対して順次突きつけて、「教授会公開の是非」「自己の処分に対する意見」を述べるよう強く要求し、発言情況にあわせて、「人間失格」「教官失格」「不可」等の侮辱的言辞をあびせ、あるいは、机上に落書きし、要求に従わぬ場合は「報復措置がとられるであろう」等と発言し、もって多数の威力を示し、湯浅光朝および約七〇名の教官の業務を妨害するとともに、右大学の業務を妨害し
たものである。
(20060202追加)