1969-02-02情況への発言
情況への発言
〈神戸大学教養部〉の全ての構成員諸君! 二月一日の団交は評礒会が〈寮問題〉に関する解決能力を持っていないことを暴露した。
しかし、これだけをスト続行か中止かの基準にしてはならない。まして〈時間〉が切迫しているからといって、〈しけん〉のための秩序に復帰してはならない。
〈スト〉に入る契機自体よりも、一ケ月以上にわたるスト持続によって、一切の大学構成員と機構の真の姿がみえはじめ、同時に、自己と、その存在基盤を変革する可能性がうまれていることの方が、はるかに重大なのだ。
〈神戸大学教養部〉の全ての構成員諸君! このストを媒介にして何をどのように変革するのか、そして、持続、拡大する方法は何か、について一人一人表現せよ。
少なくとも、この実現の第一歩が、大衆的に確認されるまで、〈私〉は旧大学秩序の維持に役立つ一切の労働(授業、しけん等)を放棄する。
この問題提起に何らかの共有性を発見する諸君は、自己にとって最も必然的な方向を創り出して闘争に参加せよ。
一九六九年二月二日〈六甲空間〉にて
■ 註(eili252氏による)
eili252 『バリケード封鎖のまま<1969>年に突入したのは、東大、東京教育大、東京外大、電通大、日大、中央大、青山学院大、明治学院大、芝浦工大、山梨大、富山大、大阪大、神戸大、関西学院大、長崎大。さらに、静岡大、京大、横浜国大、東京工大~と拡大し、ほぼ全国の大学に及んだ。 1.18~19東大機動隊導入に示された権力側の圧力も厳しさを増す。
神戸大では、2月1日に「全学四項目要求」をめぐり当局との大衆団交が決裂。翌日、松下はこのマジック表現を大学掲示板に出現させる。複数の学生が連名の立て看「永続的自主ストライキ宣言」=<未知なるものへの祈り>で応じ、追加署名者も続出する。
<情況への発言>から1年後の2月2日が松下に関わる新しい命の誕生日であったことは何か象徴的だ。』(2006/01/19 15:14)
eili2522006/01/19 15:14バリケード封鎖のまま<1969>年に突入したのは、東大、東京教育大、東京外大、電通大、日大、中央大、青山学院大、明治学院大、芝浦工大、山梨大、富山大、大阪大、神戸大、関西学院大、長崎大。さらに、静岡大、京大、横浜国大、東京工大~と拡大し、ほぼ全国の大学に及んだ。1.18~19東大機動隊導入に示された権力側の圧力も厳しさを増す。
神戸大では、2月1日に「全学四項目要求」をめぐり当局との大衆団交が決裂。翌日、松下はこのマジック表現を大学掲示板に出現させる。複数の学生が連名の立て看「永続的自主ストライキ宣言」=<未知なるものへの祈り>で応じ、追加署名者も続出する。
転載メディアは権力やマスコミを含め多数。
<情況への発言>から1年後の2月2日が松下に関わる新しい命の誕生日であったことは何か象徴的だ。